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丸棒の高周波焼入について
会社で重機関係の部品を作っています。 その工程の中に高周波焼入があり、弊社ではS43CHB-CRという機械構造用炭素鋼を使用しています。 焼入条件は 表面硬度HRC57以上 硬化層深さは6mmで硬度HRC50以上。10mmで硬度HRC30以上。 焼入終わり部分が縮みます。 どうしてこのような現象が起こるのでしょうか? 初心者の質問のため、詳しく教えて頂けたらと思います。 宜しくお願いします。

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1)さんの回答に、少し追加です。 表面だけ加熱されるのは、コイルに流す交流電流が「高周波」であるからです(表皮効果といいます)。 コイルに電流が流れると、ワークにそれを打ち消そうとする方向(逆方向)の誘導電流が発生します。交流ですから、コイルに流れる電流の向きと逆向きにかわるがわる誘導電流が発生しますが、コイルの交流の周波数が上がると、ワーク表面が多く電流が流れ、ワーク中央はあまり電流が流れなくなるため、表面がジュール熱で高温に加熱されて、表面が主に焼きが入るのです。 余談ですが、テレビのアンテナが、中実軸ではなく中空棒で作れるのも、テレビの電波が高周波で、受信に中実軸である必要がないためです。 焼入すると体積は膨張し、焼戻をすると体積が縮みます。 両端部は、他の部分よりよく放熱されてよく焼戻されるので、体積がより縮んだのだと思います。 <参考> http://www.ics-21.com/heat/kouka.htm
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高周波焼き入れは電磁誘導とゆう現象を使って部品に電気を流しその抵抗で 加熱します。IHコンロの強力なものだと思ってください。 その時電気は表面付近に流れます。 その為、表面がよく焼きがはいります。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。
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