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SKDの歪率 変数の目安
- SKD材で加工した部品は焼入れ処理をすることで寸法が変化する可能性があります。
- 焼入れ処理後の部品の寸法変化は元の寸法距離に対して最大で何パーセント位と見込んでいるべきか知りたいです。
- 板厚は12ミリが一番薄いです。変寸する距離は百分代で示されることが一般的ですが、元の寸法距離によって具体的な変化量を教えていただけると助かります。
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詳細データが出てます。 双葉プレシジョンプレート カタログ http://www.futaba.co.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/005/291/redbook_all.pdf P.98 SKD11 の熱処理変寸率 改良鋼種 SLD-MAGIC などもあり 材料の切出し方向(圧延方向)によって傾向が違う。 それと 焼戻温度=硬さ により変わり、高温二次硬化をさせるなら <元の寸法距離に対してマックスで何パーセント位変寸する可能性があると見込んでいるべきか? が一つの数字で言えないほど傾向が変わる。 おとなしいのは200℃の低温戻し。厚み方向なら0.05%+αでも見込めば外れない。 穴ピッチなど長さ方向は寸法に%を掛けるが、金型ダイのひとくちヨーカン程度なら一律に穴径0.2の仕上シロにしてしまったりする。 大物ならソリ変形分も加味する。これは示しにくいが、SKD は少ない。
鋼材のメーカーは、熱処理した際の寸法変化に対する特性例を公表して いますので参照して下さい。 (焼き戻し温度に対する変寸率のグラフを見つけられると思います) ◆SKD11の特性 http://www.amistar.co.jp/on-line/quality/p271-skd11.html ◆SKD61の特性 http://www.amistar.co.jp/on-line/quality/p288-skd61.html 上記の材料は、熱処理歪が小さいことを特徴としている材質ですので 他の材質と比較してみると興味深いでしょう。 ◆SKS3の特性 http://www.amistar.co.jp/on-line/quality/p276-sks3.html なお、このデータは代表特性であって、保証値ではないこと。 バルクの寸法変化を表すものであって、曲がりによる寸法変化は、この データよりも遙かに大きな値になる可能性があることなど、注意して ご覧下さい。