油圧配管の酸洗いとは?施工手順や意味について解説
- 油圧配管の施工手順は、仮組み、解体、酸洗い、本組み、フラッシングの順に行われます。
- 酸洗いは溶接後に行われる作業で、フラッシングでは取り除けない汚れやゴミを取り除く役割があります。
- 酸洗いを行うことで、配管の内部に付着した酸化物や油膜を効果的に除去することができます。
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油圧配管の酸洗い
油圧配管の施工手順は ?仮組み ?解体 ?酸洗い ?本組み ?フラッシング と認識してますが、?の酸洗いとはどのような意味があるのでしょうか? 溶接後に酸洗いを行う意味がよく分かりません。 最初から酸洗いしておけば、仮組みや解体をしなくて良くなる気がするのですが、いつも上記の手順で決まり事の様に実施しています。 フラッシングでは取れなくて、酸洗いで取れるゴミのような物があるのでしょうか? 質問の内容が不明確であれば、追記しますので回答宜しくお願い致します。
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1.油配管では錆び(=鉄粉)の存在を極端に嫌います。 2.錆びの発生主原因は、湿気と高温です。 溶接は鉄を溶かすのですから高温で、酸化鉄(=錆び)の製造 過程のようなものです。だから溶接後に酸洗いをします。 ステンレス板だって、高温のステンレス鋼から作りますので 酸洗い工程を必ず入れています。 3.酸洗いを先に行い、それから溶接などせずに短時間で組み立てる ことができるならそれでもよいでしょう。 しかし、現実には組み立てに時間がかかるので錆びが発生して しまいます。 4.酸洗いは配管内部の錆びを酸で溶かして取除くものです。酸洗い 後の配管内部は鉄の地肌となっています。 フラッシングでは錆びを除去して鉄の地肌とすることはできません。 5.フラッシングは最後の掃除です。
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規模によると思うが、発電所なんかはこんな具合 三菱重工 特許『油圧配管のフラッシング方法』タービン(潤滑)の油圧配管 オイルのみを用いるフラッシング方法では、洗浄完了までには通常約2~4ヶ月程度要す → 水および中性除錆剤での錆止めフラッシング工程および乾燥工程の後、オイルフラッシング → 溶接部の配管について外部からハンマーで叩いて、配管内部の異物を、効果的に取り除く → 期間短縮の効果がある ------- 溶接部のスラグも取除かねばならないから、溶接後になる。 酸洗いは僅かでも液が残れば逆効果なので、組上げ状態では不可。分解後で洗浄、中和、錆止が必要。 ---こういうストーリーではないかという個人見解--- 4ヶ月って、、、合理的に手抜きするのも技術・・・しかし発注者の指針もあるだろうしその逸脱は不可。改善も慎重に評価しないとトンデモが起きる。 油圧配管にステンは特殊ケースでは?
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お礼が遅れました。 分かり易いご回答ありがとうございます。
回答(2)さんと同じですが、酸洗いは溶接焼けやスケールを取り除く意味で 確実な方法の一つです。錆を除き耐久性の向上にも役立ちます。
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お礼が遅れました。 アドバイスありがとうございます。
配管の材質がSUSかSTPG等かでも差はありますが、酸洗では黒皮、錆、酸化スケールの除去を行います。 溶接が無いものであれば事前に酸洗しておけばよいのですが、溶接があれば酸洗は必要と考えられます。 酸化スケール、錆はフラッシングだけでは完全に除去出来ません。 フラッシングの洗浄精度にもよりますが、配管制作(溶接)後、酸洗→フラッシング→本組みでも可能だと思います。 配管のボリュームにもよりますが、取り付け時にゴミが混入する恐れがありますので、本組み→フラッシングが理想です。
お礼
分かり易いご回答ありがとうございます。 お礼が遅れて申し訳ありません。
目的が違うので間違ってない ?酸洗い 腐食による錆等の除去 ?フラッシング すすぎ洗い
お礼
回答ありがとうございます。 お礼が遅れて申し訳ありません。
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