電着レジストとは?一体どのように塗布されるのか
- 電着レジストは、めっきやエッチングの際に使用されるレジストの一種です。凸凹した面にも均一に塗布できる特徴があります。このレジストは、電気めっきのような方法で塗布されます。
- 具体的な塗布方法としては、基板を電着レジスト液に浸し、電圧をかけながら基板からレジストが均一に付着するようにします。その後、基板を乾燥させることでレジストの固着を図ります。
- 電着レジストのメリットとしては、凸凹した面にも均一に塗布できるため、回路パターンの形成において高い精度が求められる場合に適しています。一方で、デメリットとしては、塗布に時間や手間がかかること、コストが高いことが挙げられます。
- 締切済み
電着レジストについて教えてください
めっきやエッチングにて回路パターンを形成する際、レジストを使用しますが、電着レジストというものがあると聞きました。凸凹している面などでも均一にレジストが塗布できるということで、電気めっきみたいな感じで塗布できるとのことですが、もう少しその塗布方法を具体的にご教示願いませんでしょうか?また、メリット/デメリットなどもお伺いしたいです。参考になるURLなどもあればよろしくお願いします。
- 電子部品・基板部品
- 回答数2
- ありがとう数2
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
電着レジストで、検索しますと以下の特徴を記した内容が出てきます。 また、参考になる書籍名も出てきます。 そして、他のレジスト(フォトリソプロセスの内容から) ? 液状レジスト :スピンコート/ロールコート/スプレーコート ? ドライフィルムレジスト :ラミネート ? 高粘度レジスト:ディスペンサー/カーテンコーター/Dipコート でも検索すると、詳細な違いが判ると思います。
添付URLを参照して下さい。簡単にイメージが書かれています。 単純に言えば、感光性皮膜をめっき後の基板表面及びT/H内全てに均一に薄くめっきするもので、設備もめっき装置とほぼ同じです。 メリットは、皮膜が薄いので高密度回路形成に有利なこと、いわゆるランドレス基板(片側ランド残り50μm以下のような)製造に有利なことです。ランドレス基板製造には穴埋め法やパターンめっき工法がありますが、コスト的に高くなるので電着レジストの方が安価となります。 デメリットは、液管理が大変なこと(よほどの技術力のある会社でないと難しい。)、ランドレス基板以外に対してはドライフィルムよりコスト高になることと思います。 この技術そのものは20年ぐらい前からありますが、液管理の大変さが災いして、国内では数社しか実用化していないのが現状と思います。
お礼
メリット/デメリットもわかりやすく教えていただきありがとうございます。液管理の大変さについては実感がわきませんが、まずは添付いただいたURLにアクセスして内容なども確認させていただきます。
関連するQ&A
- プリント基板のスルーホールはレジストで埋めていい?
多層基板において、裏~表でパターンをつなぐためのスルーホール、表面でグランドベタなどを内層グランドと接続するビアですが、ソルダーレジストで穴を埋めてしまってもいいものなのでしょうか? レジスト液は腐食を防止するものですから、穴に入ってもいいとは思いますが、基板によってレジストせずめっきしているものや、レジストで埋めているものも見かけます。 埋める、埋めないでメリット、デメリットがありますか? ご存知でしたらご教示ください。 よろしくお願いします。
- 締切済み
- 電気・電子工学
- 銅メッキ後基板を長期保管することの品質影響について
納期管理上の問題から、硫酸銅メッキ後、1ヶ月程度、常温にて倉庫保管しています。表面に黒、赤茶けたシミが発生していますが、この品質に与える影響が気になります。工程はこの後、表面研磨し、レジスト塗布を行い回路形成に進みます。お判りの方、アドバイス頂ければ幸いです。
- ベストアンサー
- 電子部品・基板部品
- 半導体製造工程で500℃近い熱がかかる工程とは?
半導体製造工程で500℃近い熱がかかる工程とは? 半導体素子を作る際、500℃近い熱がかかる工程があると聞いたのですが、 どの工程でしょうか? 私の知っている限り、半導体製造工程は、 レジスト塗布→露光→エッチング→イオン注入→平坦化→電極形成 です。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 物理学
- 電着塗装の膜厚均一性
塗装初心者です。 現在、ある金属部品の塗装方法を検討(調査)中です。 ワークは□200程度で、突起や穴があり、塗膜は歩留りの観点から可能な限り均一に塗れることが望ましいです。 インターネットで調べたところ、静電(粉体)塗装は電場の強さが大きい凸部に塗料が多く引きつけられ、塗膜が厚くなるということを知りました。 電着塗装は静電塗装と異なり、水の電気分解による中和反応を用いてワーク表面に塗膜を形成させるようですが、この場合も静電塗装同様に、形状による電界の強弱の影響を受け凹凸部で膜厚が不均一になるのでしょうか? インターネットでは膜厚均一性は静電塗装より良いとのコメントもあります。 どなたか御教示願います。
- ベストアンサー
- 塗装
- 42アロイ材へのメッキ
・42アロイ材にレジスト(厚み50um)で穴パターン(サイズは□80um)を形成し、その中へNi-Coメッキをしていますが、板材とメッキの密着性が悪くメッキはがれが生じます。 ・メッキ前には脱脂、硝酸洗浄、Cuメッキの前処理を行っています。 ・前処理上のポイント及び効果的な前処理法はありますか。
- 締切済み
- メッキ
- DC100Vの沿面距離について
DC100Vの回路が基板内にあります。DC100Vのパターン間のの沿面距離は、1.5mmでよろしいでしょうか? 電安法では、50V超150V以下で一次側異電圧極間の場合は「レジスト有り 沿面距離 1.5mm レジスト無し 沿面距離 2.5mm」 となっているようです。 色々な文献を探しておりますが、具体的に書かれておりません。
- ベストアンサー
- 電気設計
- ばね(バネ・スプリング)の防錆(錆び止め)処理
タイトルの通りですが、ばねの防錆のために使われる処理についてです。 電着塗装や粉体塗装等の塗装系以外に何かあるでしょうか? メッキだと水素脆性もあるのかなと思いますが。 無電解のメッキ(水素脆性の観点から)を施しているばね等あるものなのでしょうか? 一般的なばねの防錆処理になるとやはり塗装系なのでしょうか? そうだとすれば、メリットは? また、ばねに無電解のメッキを施すことは可能なのでしょうか? 一般的でないならデメリットは?
- ベストアンサー
- 金属
お礼
情報、ありがとうございました。参考にさせていただきます。