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亜鉛6価クロメートメッキの変色
- SPCC鋼板プレス成形後に亜鉛6価クロメートメッキを行った部品において、数ヶ月経過後にランダム個所で変色が発生しました。
- 変色はまちまちですが主にグレーっぽいです。また、はっきりと指紋の形をしたものもありました。
- 変色ない部分では塩水噴霧試験192Hr(JIS準拠)、恒温高湿試験でも変色はありません。弊社工程では、薬品の取扱いはありません。
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油がつけば変色します。 メッキ後の輝きはなくなります。 確かにメッキ表面に油で皮膜を作れば耐食性は向上するでしょう。 実験しながら探さないとわかりません。
一概にプレス屋さんとは限らないのですが・・・ 工程(業者)ごとに、抜き取りOR全数検査が入っていることが多いく、こういった複雑な不良には、一人一人が我かんせずって人が多いようです。 私はメッキ屋で、運搬をメーカに頼んでいるのですが、運搬する人、検査する人、組み立てする人、全員に通達しているのですが、他に触っている汚れた軍手やら、素手で触るやら、メッキ屋とすれば綺麗に仕上げても素手で触るだけで手垢や手油で変色します。 プレスオイルでも機械油でもさび止め油でもさまざまにあります。 ちなみにモリブデン入りの油では分光器で比較していないのでされてはどうでしょう。なにか変わったスペクトルが出てくるかも
お礼
たびたびありがとう御座います。 そうですね。 わたしも各工程を現地で確認したのですけれど、これといったものが見つからなくて。 ところで正常メッキ後の表面に、特殊な成分入りの油が付くと 変色するのでしょうか? イメージ的には、油が付着すればメッキ面と外気との接触が遮断されて 逆に防錆効果が上がるように思えますが? 具体的にメッキ面へアタック性が強い油があれば 教えていただきたいのですが・・・
追記 脱脂がうまくいかないと、メッキ後に目で見てわかります。着きません。 メッキ後にオイル等つくことはないのでしょうか? 例えば、品物が入っていた箱にまた入れるとか、その箱を触った後でメッキ後の品物を触るような事とか。。。 亜鉛メッキそのものは、腐食性が強く酸化されやすいのです。(簡単になくなります) そのため、ユニクロや、クロメートなど強制的に酸化皮膜を作る訳ですが、その皮膜もまた酸化されやすい状態でいるとすぐにその箇所だけクロメート皮膜→亜鉛→地金が簡単に出てきます。 多分、メッキ後にどこかでオイルが着いたと思われます。 オイルにも色々あり、酸化作用が早いものの原因だと・・・オイルも予告なしで添加物を変えてくるので、原因特定は難しい。 あと、一つ、クロメート皮膜は、酸、アルカリに弱いです。金属には有効のアルカリ性のさび止めオイルにも弱いです。
お礼
待ってました!!追記本当にありがとうございます。 相談できる人が少なくさびしい思いをしておりました。 酸、アルカリに弱いことは今回調査の聞取りでメッキメーカーの方から教わりました。 トイレ洗浄剤で有名なサン○ールを塗りたくり、恒温高湿試験した結果 若干ではありますが変色がみられました。 ただし、今回不具合品の変色とは顔色がだいぶ異なりますが・・・ また、メッキメーカーの脱脂工程において、強アルカリ性の洗浄剤を使用していることを確認しましたがメッキメーカー曰く、クロメート面に洗浄剤がついたら1~2日で 変色するので、今回の数ヶ月に変色発生は当てはまらないのではないか? とのことでした。 当該製品の工程としては プレス屋→メッキ屋→プレス屋→弊社(組立て工場)→顧客(保管数ヶ月後変色発見) です。メッキ後にどこかでオイルが着いたとすれば、弊社では特殊なオイルや薬剤(強アルカリとか)は使用無いので、プレス屋の可能性が高いのでしょうか? ところでプレスオイルは強アルカリの物もあるのでしょうか?
弊社も同じような経験あり。 その時は、有色クロメートではなくユニクロでした。 研究所に調べた結果、原因確定にはいたらずでしたが、可能性とすると、 1.水酸化物の付着。 2.オイルなどの中の添加物により、酸化された。(ビニール表面にもオイルは着いています) 3.界面活性剤が付着。 弊社は、2の可能性がありました。指紋ではなくゴム手や拭いたようなあとがありました。
お礼
ご回答ありがとう御座います。 tomiさんのところでも原因確定できませんでしたか。 私の方も、とある工学博士に現品を見てもらったところ ?板金プレスオイルがメッキ前処理のアルカリ脱脂で落としきれなかった。 また、プレスオイルが付着した板金を素手で触り指紋状の油汚れが付いた可能性あり。 (プレスオイルと洗浄剤には相性があるとのこと。ただし弊社外注メッキラインでは アルカリ脱脂→酸洗→中和→電解脱脂→亜鉛メッキの工程です。これだけやっているので油は落ちると思うのですが・・・) ?プレスオイルが付着した部分ではメッキが薄く(または全く乗らず)正常個所と比較 して耐食性が極端に悪かった。 ?プレスオイル付着によるメッキ不良個所が、湿気や取扱い時の汗等の付着で変色に至ったもの。 概ねこんなストーリーでしたが、いまいち納得できない部分があります。 専門家でも原因確定皆は難しいのでしょうか?他質問でもメッキに関する質問では未回答かうやむやのままですね。
経験からの推測ですので、あらかじめご了承願います。 >指紋の形をしたものもありました 汗をかいた素手で触れ、適当な条件で放置すれば、同様な状態になるかと。 その製品は、密封梱包してある物でしょうか?梱包してあり、かつ、手の接触が原因であれば、梱包前の工程に絞り込む事が出来ます。逆に、梱包していない状況で、手の接触が原因だとすれば、発生工程を絞り込むのは難しいと思います。 6価クロメートメッキ=有色クロメート(金色~黄色虹色)でしょうか?有色クロメートの被膜が痛むと、白色~グレーになる場合が多いです。 >有色クロメートは指先の汗を付着させたことで、数ヶ月程度で変色するものなのか します。自社工程の設備で、半年に一度の保守をしている物がありますが、半年ぶりに開いたところ、指先の後の形でしっかり錆びていたことがあります。手先の汗かどうかはともかく、薬品などは付いていませんので、可能性は十分あると思います。 >製品をエアパッキンで包み、ダンボールに入れております 梱包としては普通だと思います。通常は、密閉する必要もないでしょう? 問題は、梱包前の作業で、素手で触れる機会を無くすことではないでしょうか? めっき工程の最終で乾燥した後、製品は熱くなっていないでしょうか? 熱い物を大量に扱えば、手先の汗ぐらいかくと思います。 もっとも、有色クロメートの後の乾燥は、あまり高温にしてはいけないのですが..
お礼
ご回答ありがとう御座います。 Q:その製品は、密封梱包してある物でしょうか? 製品をエアパッキンで包み、ダンボールに入れております。 A:厳密に密封はされてはおりません。 Q:6価クロメートメッキ=有色クロメート(金色~黄色虹色)でしょうか? A:その通りです。 当初はご回答のとおりと考えておりましたが 1)製造当初からメッキ部品の取扱い方法に変更は無く、ここ1年で発生し始めた。 2)有色クロメートは指先の汗を付着させたことで、数ヶ月程度で変色するものなのか? 等考えると、どうも納得がいかないのです。 また、メッキ部品をわざと触り恒温高湿試験しましたがその部分での変色は発生しておりません。
お礼
お礼遅くなり申しわけございません。 そうですね、たしかにメッキ後の輝きはなくなりますね。 いろいろな油を塗ってのテストを検討します。 ありがとうございました。