水冷ヒートシンクの冷却能力計算について

このQ&Aのポイント
  • 水冷ヒートシンクの冷却能力計算方法を解説します。
  • ヒートシンク上のモジュールの温度上昇や接合部の温度についても詳しく説明します。
  • 参考になる文献もご紹介します。
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水冷ヒートシンクの冷却能力計算について

水冷のヒートシンクの冷却能力の計算をどうすればいいか 困っています。 例えば幅200mm、高さ300mm、厚み25mmの銅製のヒートシンクの内部に水路を作り、1分間に10リットルの水(水温30度)を 流すとします。周囲温度は80度と仮定します。 ヒートシンク上にはロスが500Wのモジュールが10個配置され モジュールの真下に水路がくるようにレイアウトします。 この時、モジュールの耐熱温度を120度とした時にモジュールの 温度はどこまで上がるのか?ヒートシンクとモジュールの接合部の 温度はどこまで上がるのか? その計算方法は?何もかも判らないことだらけで困っています。 参考になる文献があればご紹介いただければ、それでも結構です。 よろしくお願いいたします。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

大づかみな見当をつけるために,水の冷却能力を試算してみます。 水の比熱は約4.2J/K・g  1分間あたり10リットル流れるのですから,1秒あたり0.167リットル, リットルを水の質量に換算して167g/秒 167g/秒×4.2J/K・g≒700J/K・秒 これは,温度上昇1K,1秒あたり700Jの熱を奪う能力があることを示しています。 総発熱量は500W×10個=5000Wですから,ジュールJで表すと5000J/秒 水の温度は5000J/秒÷700J/K・秒≒7.1Kほど上昇します。 つまり,30℃の水が37℃少々まで温度上昇することで,5000Wの熱を放熱できるということです。(37℃は冷却水の出口温度ということです) 冷却水と銅のヒートシンクの界面に数Kの温度差※ができても,ヒートシンク自体の温度は40℃を少々超える程度の温度に保つことができると見当をつけることができます。(※パイプの内面にスケールが付着すると,この温度差が大きくなりますので要注意です) (なお,80℃の周囲環境(空気)から受ける熱量は,500Wの発熱体10個に比べれば十分小さいと思います) 残る課題は,モジュールと銅のヒートシンクの温度差がどの程度かと言うことです。ご呈示頂いた条件だけでは,定量的に見当をつけることはできませんが,120℃以下に保つことは十分に可能な放熱設計のように思えます。 各種熱の計算に関する情報を提供しているサイトがあります。 http://www.hakko.co.jp/qa/qakit/html/index2.htm ここの「ヒーターについて」の中から「ワット密度の設定」のデータを参照すると,水の場合,発熱量と冷却パイプ内表面積の関係は10W/cm2以下程度に設定する必要がありそうです。 5000Wの熱を処理するには,パイプの内表面積は,5000÷10=500cm2必要です。仮にφ10のパイプとすると,1cmあたり3.14cm2の内表面積がありますから,500÷3,14=159cmの総延長が必要です。200×300×25mmの銅ブロック中に,これだけの総延長を確保 するため,何回も折り返したような冷却水路を作ることになると思います。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

毎度JOです。 半導体の放熱設計には「熱抵抗」を計算する所から始めます、 500WのモジュールX10=5000W この発熱で、モジュールの耐熱温度を120度? ジャンクション温度(半導体の中心温度)は120℃を超えますが、これが計算出来るか? 仮定1)水の温度が30℃より上昇しないと仮定すると、熱抵抗は 絶縁物やシリコングリスの熱抵抗+銅製ヒートシンクの熱抵抗+水の熱抵抗+水と外部冷却機器との熱抵抗 となります、 仮定2)5000Wもの放熱で水の温度が30℃をキープできるか?? 熱抵抗のほとんどは、水と外部冷却機器との熱抵抗になると思われますが? 下記参照URL

参考URL:
http://as76.net/dai/emv/hounetu.htm http://www.picfun.com/heatsink.html

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