メッキの液だれについて

このQ&Aのポイント
  • メッキ工程で液体が乾燥工程でにじみ出てきてしまい、板金表面に白い垂れた物質が付着することがあります。見た目は悪いですが、機能上の問題はないとされています。
  • メッキ工程には脱脂・湯洗・酸洗・メッキなど多数の工程があります。液体が流れ切れずに残留し、乾燥工程で垂れてきてしまったものと考えられます。
  • 板金表面に付着する物質は、メッキ工程で使用される溶液や脱脂剤、酸洗剤などの残留物である可能性があります。これは見た目の問題であり、機能上の影響はないと言われています。
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メッキの液だれについて

メッキのことについて詳しい情報がいただきたく書き込みさせていただきます。当方、工業製品を取り扱うメーカーで勤務しております。 製品の構造的にNCもしくは金型で切った曲げたした板金をよく使用しております。その構造の一部に板金同士のスポット溶接をよく使用しております。 板金同士を溶接し、その後六価クロムメッキを施した場合、溶接部の隙間に残ったメッキ工程での液体が乾燥工程でにじみ出てきてしまい見た目が非常に悪くなることがあります。 取引している板金屋さんに問い合わせたところ、見た目は良くないが下地にメッキは乗っており、あとで悪さをすることはないので機能上の問題はないと言われています。 そこで教えていただきたいのですが、板金表面についた白い垂れた物質は何なのでしょうか? ホントに見た目だけの問題なのでしょうか? メッキ工程があまり詳しくわかってませんが、脱脂・湯洗・酸洗・メッキなど多数工程があると聞いており、各工程で流れ切れずに残留した液体が乾燥工程で垂れてきて乾燥してしまったもの、というのは聞いております。 ではその物質は果たして何のなのか?がわかりません・・・ また本当に経時変化で影響がないのかも。 恐れ入りますがご存知の方、お教えいただけますようお願い致します。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

類似の問題解決を多数してきましたので参考に解答させていただきます 私も回答(1)の方と同様に「脱脂・湯洗・酸洗・メッキの全工程の薬液が残留してる」と考えます 対象となる部品(物)に対して適切な洗浄・リンスを行うことは 大変難しく、安易に取り組むとこの問題はいつまでも解決できません (経験として、多くの場合、薬液などの経時変化での影響はありますが  プロセスの考え方から影響を単純化してなしと考えているメーカが多いとおもいます) ある程度、勉強して洗浄メーカに相談されることを提案させていただきます (洗浄メーカの技術も幅広いので、ある程度の洗浄知識を持って相談してください)

参考URL:
http://www.green.dti.ne.jp/aabccdx/
noname#230359
noname#230359
回答No.2

他の回答者さんも述べていますが、抜本的な見直しをした方が良いでしょう。 理由は、有害な“六価クロム”を使用しているため。 <RoHS規制の対象物質である>以下が、その資料です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/RoHS 六価クロムも検索確認してみて下さい。 見直し内容は、メッキ材を使用して、加工&スポット溶接する。 カット面やトリム面、溶接の打点等は、後で“塗装”等をして、 カバーする。 <将来、六価クロムメッキは、フロンの様に廃止される方向で…です。>

noname#230358
質問者

お礼

ご連絡ありがとうございます。 当社ではORG品は全てRoHS対応品に切り替えを完了しましたが、一部のカスタム品にて顧客の指定により現在でも六価クロムを使用しております。 この方向性を顧客に対しても調整をかけていきたいと思っております。 ありがとうございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

脱脂・湯洗・酸洗・メッキの全工程の薬液が残留してる可能性があります。 スポット溶接したような狭い隙間があると、液が入らなくてめっきが乗らない、中途半端に入るとどんなに洗浄しても抜けない。 特にめっき浴が残ると結晶になって目立つことが多いようです。これが乾燥している間はまだしも、吸湿すると錆を誘発します。後で塗装するなら吸湿は大丈夫です。 対策としては ・狭い空間を作らない。わざと隙間を広くする。 ・めっき後にスポット溶接する(自動車) ・めっき鋼板を使う(抜き面はめっきが無いが、この使い方も多い) 用途によります。残ったら全てダメとは言えないです。その悪さの許容範囲をどう見るかは非常に難しいです。 程度は違いますが、タップなどの止まり穴も同じことが起き、その防止策として貫通穴、不可能なら側面からそれ用の穴を明けたこともあります。 ネット上で調べただけです。めっき浴によって異なるが、塩化アンモニウム、水酸化ナトリウム、硫酸亜鉛、、、極端な腐蝕性は無いでしょうが、吸湿性があることは確かでしょう。もし酸洗い液が残れば、、、、 これが漏れだした直上はあまり目立たないが、境目あたりはめっきが溶けたようになり特に錆が早いですね。 蛇足ですが、回答2.は酷い。。。確かに亜鉛めっきとクロメート処理は付き物のように扱われてきたが、輸出向けは対策を完了し国内向けも堂々と使う状況ではありません。それと液残りの問題は関係しません。

noname#230358
質問者

お礼

早速ご投稿誠にありがとうございます。 板金同士が重なっているところはおっしゃる通りメッキが乗っていない可能性があることは想像が付くのですが、正味の液がたれた跡の部分は下地にはメッキが乗っており、その上に白い粉のようなものが付着したようになっています。拭いても取れません。 この物質はどんな組成のものかご存知ないでしょうか? これが、下地についてるメッキに悪さをしないかを懸念しております。 ご存知のようでしたらお知らせください。 よろしくお願い致します。 ご連絡誠にありがとうございます。 大変参考になりました。ありがとうございました。

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