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スライドの中にスライドは入れられないのでしょうか
- 樹脂部品の製品設計において、アンダーカットを抜くためにスライド機構を使用しますが、そのスライドの中にさらにスライド機構を設けることはできないのか疑問です。
- 今まで手がけたことのない形状の樹脂部品の製品設計において、抜けないアンダーカットに対応するために、現在の形状のまま成形できる方法を考えています。
- 製品のサイズは80×50×30程度で、材料はABSです。
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メカ設計者(エンジニア)です。樹脂等の金型設計者ではありません。 スライド機構の中に、更にスライド機構を設ける事は容易です。 但し、スライドの精度、耐荷重確認、等々に注意が必要です。 その中でも、 * 1段ストロークが出る、負荷荷重と停止精度(ストッパー有無)条件 * 2段ストロークが出る、負荷荷重と停止精度(ストッパー有無)条件 * 2段ストロークが戻る、負荷荷重と停止精度(ストッパー有無)条件 * 1段ストロークが戻る、負荷荷重と停止精度(ストッパー有無)条件 を洗い出し、取付条件(仕様)にて、バネ等を内蔵しなくてはいけないとか、 センサーで確認しないといけないとかが、『はまる』要因です。 具体的には、スペースが無い(だから2段ストロークにする)、ある時は弾性体(バネ) ある時は直(アクチュエータ)の力が必要とかで条件が(出ると戻りで)特定できない等。 金型設計者はカム機構が得意分野なので、以上を注意してTryして下さい。
スライドを多段にすることは、普通にできますよ。 段数を重ねるごと移動距離が減りますが、今回の1.5mmと数字であれば問題無いと思います。 2段くらいは普通に処理します。シリンダなどを使うとタイミングを間違えて金型を壊しますのでおすすめしません。(移動距離が1.5mmなので) グーグルか何かで「多段スライド」などで検索してはどうでしょうか。 自動車の部品でそういう製品がたくさんありますので、調べられたら良いと思いますよ。
お礼
アドバイスありがとうございました。 「普通にできますよ」の一言にとても気持ちが楽になりました。 お陰で打ち合わせには余裕を持って望めました。 お陰でわずかな形状変更のみで型起工に漕ぎ着けました。 ありがとうございました。
できないことはない。(設計した事はある) ただし、ハマるのは必死。
お礼
アドバイスありがとうございます。 スライドを追加する事に対して、個々人によりだいぶ認識が異なる事が分かり、 今までと違う収穫のある打ち合わせとなりました。
メインスライドの中のサブスライドの抜き方向はメインとどういった関係になりますか? スライドの可動動力源は何ですか? 型開きのみの場合スライドの可動タイミング制御が重要かと思います。 シリンダ等を使用すれば問題なく作れます。 信頼性、耐久性、コスト考慮して考えてみてください。 アイデア勝負ですね!!
お礼
アドバイスありがとうございます。 コアを下、キャビを上とした場合、最初のスライドは真横、2段目のスライドは上です。 最初のスライド量は25mm、2段目は1.5mmです。 2段目が完全にスライドを完了してからメインのスライドが可動を始める、といった感じです。 みなさんの「出来る」という言葉により打ち合わせは好転。 無事に現形状を維持したまま型起工にGoがでました。 ありがとうございました。
お礼
アドバイスありがとうございます。 とりあえず詳細な型仕様の決定は次行程に持ち越しましたが、 現在の製品形状に大きな変更を加えずに型起工する事でGoとなりました。 (まだ社内承認の段階でしたので) 今後型屋さん選定の後、金型打ち合わせになるのですが、 その時の型屋さんとの構造打ち合わせを楽しみにしています。 ありがとうございました。