SUS321の磁化について
- ステンレス材に加工を加えると磁化することがあるが、SUS321とSUS304では異なる現象が起きる
- SUS321は磁化しやすく、SUS304は磁化しにくい要因がある
- SUS321の磁化の要因について詳しく調査が必要
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SUS321の磁化について
ステンレスの丸棒にネジ穴を開けて、ある寸法に切断し、鉄板に溶接を行った所、磁石がステンレス材にくっつく現象が出ました。 文献を調べた所、ステンレス材を曲げたり、絞ったり熱したりの加工を加えると残留応力により磁化する事が有ると書かれていたました。 しかし、使用している材質がSUS304で同じ加工をしても同じ現象にはなりません。SUS321では磁化しやすくて、SUS304では磁化しにくい、何らかの要因が有るのでしょうか?
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SUS304・SUS321はどちらもオーステナイト系で通常の状態では磁性をもちませんが、曲げ加工や深絞り加工等の加工が加えられると、オーステナイトの一部がマルテンサイトに代わり磁性をもつようです。 加工の量や組成で異なる様です。 詳しくは 日新製鋼のホームページに技術資料として記載されていますので参考にして下さい。 http://www.nisshin-steel.co.jp/nisshin-steel/product/market/32stainless/index.htm
始めまして。 その昔私が聞いた話ではSUSのオースティナイト系を加工すると内部組織変体を起こして強弱は別にして磁性を帯びると指導されたことがありますよ。 321と304の組成の違いによって磁化の強弱が出ているのではないでしょうか? 工程内に溶接が有るようですのでこの工程で組織変体して磁化していると思われますよ。あんまり参考にならなくてすみません。 対策は無いと思いますよ。スペックに磁気0とか磁気が気になるのであれば溶接後に脱磁するしか無いですね。
お礼
有り難う御座います。やはり、対策は脱磁しかないのですね
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お礼
有り難う御座います。 非常に、参考になる資料でした