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金めっきの筋状の外観不良
- 金めっきを施した接点用の部品に、金めっき表層に筋状のものが出ている。
- 目視で見ると傷かクラックのように見え、結晶のように筋が発生している。
- 鉄上のニッケルめっきのみ塩水噴霧試験を行ったが、他の部品では同様の不良は出なかった。
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鉄素地上のめっきで、いつも問題になることは、素地の状態がよくない ことです。 引き抜き材の場合は、油や錆びなどの巻き込みがあり、表面にわずかな 筋または亀裂がある。 ひきもの場合は、バイトが切れないと表面が不連続状態になる。などがあり 以上の理由から、鍍金の前処理と鍍金の厚みが重要になります。 お話のニッケル鍍金3ミクロンでは、鉄素材の欠陥を埋めることはできません。 一般に理想的な金属表面に、5ミクロン以上の鍍金をつけないとピンホール は無くならないと言われてろいます。 私の見解は、鍍金仕様に無理があり、すじ状のものは鉄素地の欠陥から出た 錆びのようなものと考えます。
- 参考URL:
- http://www.hikifune.com
ウイスカまたはホイスカ(whisker)と呼ばれるもの? 詳細はネット検索してください。
お礼
お返事ありがとうございます。SEMでの外観写真を見る限りスズや亜鉛の ウイスカとは違うような感覚を持っておりますが、参考とさせて頂きます。
始めにはっきりさせないといけないのは、「そのキズらしきもの」は どこの工程で発生するか(発見される工程ではありませんよ)を 確認する事が先決ではないでしょうか。 文面から察するに、はんだ付前の部品単品から出ているという事は、めっき工程(脱脂,洗浄,酸洗い,洗浄,Niスト,Niめっき,洗浄,Auスト,Auめっき,洗浄・・)のどこかで付いていて、各工程ごとで抜き取って確認してみる必要があります。(後ろから見ていった方が早そうですね) 同じような形状部品を同じラインで流しても、籠に入れる投入数やめっき条件が異なれば、出来栄え(特に厚み)も違います。 ちなみに、Auめっきピンホール部から雪の結晶のようなNiを検出した経験があります。Auめっき厚は1μm以上ないとピンホールを無くす事は不可能です。 0.1~1.0μmと、厚くなる程ピンホール数は比例して減ります。 ただ、はんだ付前品といっても、部品製造からは3ヶ月くらい経っていたもの出なければ見受けられませんでしたが・・。 この季節は、湿度も高いので、短期間に局部電池作用でピンホール部の腐食が発生するかもしれません。
お礼
お返事ありがとうございます。ご指摘の通り、工程を順に辿っていこうと 思います。
お礼
お返事ありがとうございます。ご指摘頂いた内容の検証方法は、めっきを 剥離しても素材に同様の筋や欠陥が有るかどうかだと思いますので、 確認させて頂きたいと思います。