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板金直角曲げのR寸法を予測する方法と加工指定について
- 板金加工において、四角いビンを作成する際に、コーナーに逃げを作れない場合、R寸法を予測する方法を教えてください。
- また、R寸法を指定することは加工屋さんにとって問題ないでしょうか?
- 質問内容について、板金加工に造詣の深い方々のご意見をお聞かせください。
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Sus材の場合 曲率半径が同じでも最小Rは大きくなります。 (素材強度、スプリングバックの関係でしかたない) ブレーキベンダーで 90度曲げを行う場合、 最近では もう一般的な工法ですが、2度押しをしてなるべく最小曲げ半径を小さくする工夫をしてます。 (本当の狙いは 逆反りを少なくするためなんですけどね) 以上を踏まえて 曲げRは 素材により違いますし、板金加工屋さんによっても違いがあります。 但し、必ず同じ状態の部分もありまして、それは 外Rと内Rの関係です。 ブレーキで曲げる場合、曲率半径が 内Rに隣接する位置に来ますから 内Rは小さく、外Rはやや大きくなります。 ものすごく簡単に書けば 内R=板厚以内(1.2tであればR1.2以内←たぶん0.6R付近) 外R=内R+板厚以上(内Rを0.6とした場合、外Rは1.8以上) ですので 角パイプのような板金構造体に 角パイプのようなビンを隙間無くはめ入れたと仮定すると 外側にくる角パイプのような板金構造体は 内Rが大事となり 中に入れるビンは外Rが大事となります。 上に書いた通り、外側の構造体は内R(小さいR)中のビンは外R(大きいR) となりますので 同じ板厚で 双方製作した場合、角が干渉する懸念は ほぼ無いと考えてよいと思います。 ついでに この事以外にも 曲げ部には 色々と能書きがあります。 書き出すとキリがないので やめときます(笑) ただ、角パイプ形状に板金を曲げると 最低1辺は溶接になるのではないですか? その部分は 曲げRどころではないかも・・・ それと 4面を合わせて(はめあいに近い状態だとしたら)加工するのは至難の業だと思いますよ 他の方が おっしゃってるように 角パイプで どうにかならないか検討されたほうが無難ではと思います。
板金の曲部は大体基本的に内R0.2の金型で曲げますので外Rは1~1.4ぐらいにはなると思いますよ。 □25~30ぐらいの物ならば角パイプの方がコスト的に安いですよ。 t=1.2だと□25、25.4、28.6、30の角パイプがあります。
お礼
ご回答 ありがとうございます。 ご指摘の通り最初は角パイプを使用する方向でがんばっていたんですが、 仕様の容量やスペースの問題で泣く泣くボツしました。 曲部Rはやっぱり計算じゃ出せないですかね・・・・・
お礼
詳しい解説 ありがとうございます。 新規の設計であれば迷わず角パイプをセレクトするんですが 今回は既存の物の改造ということで規制が多くこういうコトに なっています。まぁ消耗品ではないのでプライマリーコストは 泣いておこうってカンジで・・・ やはり 寸法てきにはゆとりをもって設計するしかなさそうですね。 当社には加工部門が無く部品製作は100%外注(しかも遠い><) ですので親しく加工屋さんとの意見交換や情報収集が難しく 加工に関するノウハウが身に付きにくいので今回のような質問 をさせて頂きました。 >色々と能書きがあります。 ぜひお聞かせ願いたい! お暇な時にでもお気が向いたら お願いします。