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FC300加工の切削時間短縮について
- 現在、FC300部品の加工合理化に取り組んでいます。切削条件の向上などによる切削時間の短縮を考えています。
- 部品はFC300一般機械部品で、加工機械は門型5面加工MC(2500rpm)を使用しています。主な加工方法はフライス、エンドミル、ドリル、タップです。
- 加工時間は約15時間です。具体的な事例や斬新な工法など、どのような工具や条件で加工しているか教えていただけると幸いです。
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こんにちは。#4です。 切削動力の計算方法をお教えします。 切削動力Pc(kW)は Pc=ap×ae×Vf×kc/60000000/η ap:軸方向切り込み(mm) ae:径方向切り込み(mm) Vf:テーブル送り速度(m/min) kc:比切削抵抗(N/mm^2) η:機械効率 です。 kcはFC300ですと、1100ぐらいでしょうか。 ηは新しい機械で0.8、古い機械ですと0.7ぐらいで計算してください。 また、エンドミルによる溝加工や、肩削り加工もあるようでしたら、サンドビックのコロミル390を使うのも良いかと思います。 鋳物用のグレード(3040)もありますし、チップ式エンドミルで通常見られる段差もほとんど出ません。 もちろんソリッドのエンドミルのような完璧な直角度は望めませんが、荒から中仕上げ程度でしたら加工能率はかなり上がると思います。 チップシートは焼き入れ後に加工されているそうなので、チップ式にしては振れも良いようです。 過去に住友、京セラ、OSGの同型品でテストしたことがありますが、かなり良かったですね。 それではまた。
こんばんは 現状の加工条件でもいいとおもうのですが、もし >仕上げはセラミックまたはサーメット をさらに上げるようでしたら、スミボロン(BN250)にすれば、1刃当たりセラミックス並の送りで、切削速度を300400m/min位に出来ると思います。以前FC25(250)の面仕上げで使っていました(乾式)。セラミックスより寿命も長いはずです(やった事有りませんけど、湿式の場合は縮まると思います)。 タップ下穴は、短めのハイスドリルを面取りをつけるように研削して、送りを上げ気味にして一度に面取りもしていました(湿式)。それから位置精度がゆるいドリル穴は、センタ無しでもいいかも知れませんよ。 あと鋳物で大きめですから、削り代5ミリ位(以上?)あると思いますので、荒→中→仕上げの中を省けないか、精度によっては一度で寸法迄加工できないか。カッターパスを工夫して全体の切削長さ、あるいはカッター径を変更してトータル的にフライス時間が縮まらないか等を計算してみたらどうでしょうか。案外小さいカッターでやった方が加工時間が短い場合があると思います。 ただし加工時間短縮が優先してしまうとコバ欠けがおきる場合もありますので、使うカッターの形状とか、パスを作る場合は注意が必要ですね。 がんばってください。
お礼
回答ありがとうございます CBNについてはチップ単価を見極めトライしてみます。確かに中仕上げは省けそうなのでカッターパスを含め一度見直してみます。
こんにちは、初めて投稿いたします。 加工ワークがよくわかりませんが、一般的なことで回答します。 鋳物ということで、鋼の切削に比べて切りくずによるトラブルは少ないと思います。 従って、カッターを使用する場合には刃数の多いカッターを使用することができます。 刃数の多さを活かし、テーブル送りを高くすることで加工時間の短縮を図ります。 また、鋳物専用カッターというのも各工具メーカーから発売されていますが、それを使うのはいかがでしょうか。 特に縦置きチップを使うものは、強度もあるため切り込みを大きくすることができます。 この場合、かなり刃数が増えますので、使用する前に動力計算をすることをおすすめします。 こんなもんでよろしいでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 一応鋼の切削より多刃のカッターを使用するようにしていますが 縦置きチップの工具は使ったことがないので早速トライしてみます。 機械の動力は結構ある(45kw)ので大丈夫だとおもいますが 動力の計算方法が良く分かりません。すみませんが教えていただけないでしょうか? 宜しくお願いします。
毎度。 加工時間を短縮するのであれば、まず、ハイス等の工具から超硬もしくはセラミックスに変更をする。 ハイス等では切削速度500mやその時に発生する加工熱に絶えられないから。 後は、工具を高速で使用できるものか、もしくは高送りできるものに変更をする。 現時点ではこれ位しか返事ができません。 もう少し内容を教えて頂ければ更に細かく回答を致します。 では。。。
お礼
失礼しました確かにあまりにも漠然としすぎた質問でしたので 代表的な工具の切削条件を上げますので再度アドバイス願います。 フライス:S○CO HEXAMILL V170 f0.4 フライス仕上げ:京○ラ TN60 V200 f0.18 ドリル:O○G FSGDN V80 f0.25 タップ:O○G ホモ処理でV710m程 荒引きはアルミナ系のコーティング 仕上げはセラミックまたはサーメット ドリルは超鋼 ワークの剛性は中くらいです どんなことでも構いませんのでヒントになるような情報がありましたらお願いします。
こんばんは >できればどのような工具でどれくらいの条件で加工しているなど具体的な事例や斬新な工法等教えて頂けると幸いです。 申し訳有りません、現在の加工条件例を教えていただけないと皆さん回答し難いと思いますが。
加工内容が正確には解りませんが、コンタ-マシンによる切断というのはどうでしょうう。
お礼
ありがとうございます。 早速動力計算してみましたがなかなかいい数字がでたと思います。あとは工具形状等による係数などもあると思いますのでメーカーに確認してみます。参考になりました。 肩削りについては実は私も結構テストしていましてコロミル390や住友、京セラ、OSG、イスカル等のテストを行いましたがこのときはイスカルを採用しました。やっぱり微妙な加工条件や方法によって結果が変わってくるのが加工の難しいところなんですよねえ。 また、アドバイス等ありましたらお願いします。