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超硬の種類と特徴について
- 超硬には「超硬(通常品)」「微粒子超硬」「超微粒子超硬」「超々微粒子超硬」の種類がありますが、それぞれの特徴がわかりません。
- 材質SUS303で内径φ5の部品の手研磨ボーリングバイトとして超硬を使用したいですが、どの種類を選べば良いのか教えてください。
- 超硬の使い分けについて教えてください。
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まず、超硬,超微粒子、超超微粒子と順に構成する粒子が小さくなってゆきます。 JISでいうと、P.M.K種が普通に言う超硬といわれています。 最近のメーカーの種別では、三菱を例に取りますと、適用分類記号で K種超微粒超硬合金.... K01=MF10 K10=MF20、またUF20 K20=TF15、またUF30ナドデス。他社ノメーカーモ類似品が有り ます。これは、超硬にくらべてタングステンカーバイドが極めて微細で 靭性、耐摩耗性に優れているといわれています。 私は、使用したことがありません。チタンコート切削材を使用しています。 三菱でいうと、US7020.東芝でT5010.T5020です。 工具屋とメーカーに聴いて参考とされればいいと思います。
毎度。それぞれの特徴ですが超硬と超微粒子に分けてお答えします。(微粒子も・超々微粒子も内容は超微粒子と同じ)まず超硬ですが、一番一般的であり価格も安い。材料面では、現在では低速加工に主に使用されます。(vc=80m/min以下)あとは小径部品の旋削や小径工具の転削加工です。(高速回転を与えても速度が増さない時)また、難削材の加工もです。では超微粒子ですがこれは現在でもあまり一般的ではないです。(標準で色々なバリエーションが少ない事)材料面では、超硬よりも格段に粒子は小さく靭性が増します。従ってPCBドリルやエンドミルに多用されています。これも低速加工や高速回転用に使用されます。特に最近では難削材加工に使用されます。 使い分けですが、超硬で摩耗や欠損が早く発生する時に使用します。また、切れ刃稜線部をシャープにする必要がある時に使用します。 今回の加工では手で形状を作られますので、どちらを使用しても大丈夫でしょう。超硬であればマテリアル製のUTi20Tがいいでしょう。超微粒子はJIS丸バイト等は手に入りにくいと思います。 では。。。
はじめまして、SUS303などは 超硬の粒子が細かいほうが仕上げ寸法精度及び面粗度は良くなると思いますが,超硬の粒子が細かくなるほど手研磨でボーリングバイトを作るには、研磨砥石の粒度の選定が第一だと思います。超硬の粒子よりも細かい番手の砥石を選定し仕上げ研磨を行うべきだと思います。(また仕上げまでの研磨ステップの検討も)
お礼
取りあえず慎重に研磨してみます。アドバイスありがとうございます。
はじめまして、当社でも金型で超微粒子超硬を使いました。通常の 超硬と比べると、鏡面が尚一層よくなります。ボーリングバイトに使用 した場合でも同様ですが、磨きが重要です。出来合いのバイトがあるかは 知りませんが、磨き具合で見比べて下さい。確かに、違いは出るはずです 。
- 参考URL:
- www.furuichi-tec.co.jp
お礼
後日、比較してみます。楽しみです。
お礼
具体的な説明ありがとうございます。今後、経済性も含め検討してみます。