• ベストアンサー

DMFの留去の方法を教えてください。

DMFの留去の方法を教えてください。 色素をDMF溶媒中で合成したのですが、色素が熱に弱いために壊れてしまったのか、80℃くらいでエバポすると、そもそも完全に飛び切らなかったのですが、目的物が得られていませんでした。 (色素が熱に弱いかも…と書きましたが反応自体は155℃で行っています。) できるだけ熱をかけずに効率的にDMFを飛ばすにはどうすべきでしょうか? 以前、ピリジンを飛ばす時にはトルエンと共沸させましたが、DMFでも同様にトルエンなどとの共沸で飛ばせますか? 有機合成がメインの研究室ではなく、そういう知識を持っている方がいないため質問させて頂きました。宜しくお願い致します。

noname#232336
noname#232336
  • 化学
  • 回答数1
  • ありがとう数0

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • akira0723
  • ベストアンサー率45% (10/22)
回答No.1

先ずは書かれているように反応温度よりかなり低い温度で分解することは通常は考えられませんので別の要因を当るべきでしょう。 目的物もDMFと一緒に除去してしまったことはないですか? もし目的物がDMFとストリッピング(沸点差を利用した低沸点成分の除去操作)で抜けるとしたら、減圧度を10mmHg以下にすれば恐らく50℃(30℃?)以下で問題無く抜けると思います。 また、熱/圧がギリギリの条件で、より完全に低沸点成分を除去したい場合は、N2等の不活性ガスを微量バブリング(液中に吹き込む操作)してやるとかなり厳密に抜けます。 但し、バブリングすると系の減圧が戻るので、ガスの吹き込み量と減圧度の最適点(真空ポンプの排気量)のバランスは勘です。やっているうちに分かります。 また、目的成分がDMFと溶解性が違うなら、分液という手段もありますが、これはかなり事前検討と経験が必要になります。 最後に共沸というのは、共沸組成という相性が決まっており(エタノール水や、トルエンと水等々。。。)DMF/トルエンはおそらく共沸組成ではないと思いますので無理だと思います。 トルエンはDMFよりかなり蒸気圧が高いので、一緒にストリップすると上記のキャリアガスとして働くので多少の効果は期待できるでしょうが、気体を直接吹き込んだ方がはるかに有利です。 ストリップの最後の方だけ、N2で膨らませた風船をコックに取り付けて少しずつ流すような簡便法も有ります。

関連するQ&A

  • 有機合成に使う有機溶媒に関して

    一般的に有機合成に使う有機溶媒に関してですが 無極性溶媒(例えばクロロホルムなど)よりも極性溶媒(DMF、アセトニトリルなど)の方が反応が進みにくいといった傾向はあるのでしょうか? もしそうなのであればその理屈まで教えてくださるとありがたいです。 お願いします。

  • クライゼン型連結管について

    有機合成で、反応によって生じた水をトルエンと共沸させて抜き取るということを行っています。 沸騰したトルエンと水の蒸気は、蒸留アダプターを通ってト字管に入り、その上のジムロート冷却器で冷却されてト字管の下にたまり、たまったトルエンと水は2層に分離し、トルエンがト字管から還流するようになっています。 これでもある程度水を抜くことはできるのですが、さらに効率を上げたいと思ってガラス器具を調べたところ、クライゼン型連結管というものがありました。 これを使えば効率が上がるような気がするのですが、本当に効率よくなるのでしょうか。また、2つある口のうちどちらに冷却器をつけ、もう片方には何をつければいいのでしょうか。 今まで見たことも聞いたこともなかったので、どなたか使ったことのある方がいらっしゃいましたら教えてください。

  • 有機合成で沸点還流する理由

     素朴な疑問なのですがお願いします。  有機合成の反応ではよく沸点還流をします。たとえば私は遷移金属触媒を使った反応で、トルエン溶媒で110℃で反応して生成物ができます。このような反応では溶媒がなくならないようにジムロートを使って還流しますよね。でも、110℃で反応するならキシレンとかもっと沸点の高い溶媒を使ったほうが、溶媒が枯れるリスクがなくていいと思ってしまいます。トルエンで110℃なのとキシレンで110℃なのでは違うのでしょうか?沸点で反応するメリットがあるのでしょうか?

  • エステル化

    卒業研究でシクロデキストリンの一級水酸基を酸クロライドでエステル化しようと思います。 ですが、英語文献を調べた結果、シクロデキストリンを使うのではなくアルコール類を使い、溶媒はトルエン溶媒(アセチルクロライドを溶かしたもの)で触媒として少量のピリジンを添加する論文が見つかりました。 上記の論文を元にシクロデキストリンのエステル化を行おうと思うのですが、実は経験がないせいかうまくいく自信がないのです。(指導教官や先輩は放任主義なので聞いても教えてくれません) 特に、シクロデキストリンはトルエン溶媒に対し0.6g/100mlの溶解度しかないのでうまくいくか不安です。(ピリジン溶媒にはよく溶けます) 御助言よろしくお願いします。

  • t-ブタノールの除去方法

    工業レベルで有機溶剤を取扱っていますが、含水系のTHF/t-ブタノール/トルエン中のt-ブタノールを効率よく除去(除外)できる方法はないでしょうか? 現在は、化学反応を利用して除去しています。しかし、効率が悪いです。また、精留分離も出来なくはないですが、共沸成分のため水が切れるまで除外する留分が多く、THF/トルエンのロスが多く困っています。 組成は、 水/THF/t-ブタノール/トルエン=約0.1~0.05/65/0.5/34% です。 アドバイスよろしくお願いします。

  • 分液操作におけるピリジンの除去

    有機化学の反応で溶媒にピリジンを使用しているのですが、一回の分液操作でなかなかピリジンを除去できません。 効率よく一回の分液操作でピリジンを除去できるいい方法はないでしょうか? (ちなみに自分は1規定の塩酸でピリジンを水層へ移しています)

  • 有機合成についての実験的な質問です。

    有機合成についての実験的な質問です。 ある論文で水、トルエンの2層系での反応があるのですが、条件温度が-20、-40、-60℃の3つでした。 これらの温度では溶媒は凍ってしまうと思うのですが、この温度条件を満たす実験方法はあるのでしょうか?

  • 炭酸カリウムについて

    ウィリアムソンのエーテル合成等でよく水素化ナトリウムとDMFを使ったりするのを目にしますが、 炭酸カリウムとDMFという組み合わせはあるのでしょうか? 炭酸カリウムを塩基として使用する場合、水が必ず必要で、炭酸カリウムは有機溶媒中では、塩基としての役割を果たせないのでしょうか?

  • 三級アミンとハロアルキルをもつ分子の反応ー合成ー

    こんにちは、お世話になります。 有機ケイ素化合物の機能について研究している大学生です。 その合成の際の質問なのですが… 最近、実験に必要な分子を合成するために 『トリエトキシシランを短いアルキル鎖を介して窒素原子に3つ結合させた三級アミン』と『ブロモヘキシル鎖をもつ分子』を求核置換反応で結合させようとしたところ、全くといっていいほど反応が進みません。 溶媒については、研究室にある非プロトン性溶媒をDMFやDMSOまで様々に検討し、反応温度についても分子に影響がでない範囲(~70℃)で様々な条件でふって検討してみました。 反応時間については最大1週間まで観察しました。 が、今のところ、NMRのピークに反応の進行を示す変化は全くありません。 普段、測定中心で有機合成はあまりしていませんが、この合成については、三級アミンと一級ハロアルカンの単純なSN2反応だと思っていたので正直困っています。 反応が進まない原因や改善すべき点もしくは他の合成経路等何かありましたらよろしくお願いします。

  • トルエンをとばす最適温度は?

     有機合成で、トルエンを溶媒に使う反応で、反応の後処理(分液)をして、40 ℃で減圧濃縮(ダイヤフラムポンプで約30 hPa)すると、低粘度の液体が得られ、温度が低くてトルエンが残っていると判断して、60 ℃に上げて再度減圧濃縮すると、93 gあった試料が82 gと、11 gも減りました。それでも、試料は低粘度の液体でした。一体、トルエンをとばすときの適正な水浴の温度って、何℃にすればいいのでしょうか。ちなみに、普段は分液時の溶媒は酢酸エチルで、温度は40 ℃でやっています。目的物が壊れなければ、80 ℃とか100 ℃でもいいのでしょうか。壊れるかどうかの判断は、どうすればいいのでしょうか。