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肺炎球菌ワクチン接種のタイミング
7年前にワクチンを接種しました。効果が切れたようで、先日、軽い肺炎と診断され、治療中です。今後の予防のために2回目の接種をしたいと思っております。治療直後に接種しても副作用などの問題はありませんか?
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この話は、結構複雑です。 まず、「肺炎」を起こすのは、肺炎球菌だけではありません。成人の肺炎で言えば、せいぜい20%の原因菌に過ぎません。残りの肺炎は、別の細菌・ウイルス・その他が原因です。 また、肺炎球菌には90種類以上の型があります。高齢者の定期接種に使うのは23価ワクチンで、肺炎球菌による肺炎の約70%がワクチンに含まれる型と報告されています。 ここまでの情報だけで、「ワクチンの効果が切れたから肺炎になった」とは言い切れないとお分かりでしょう。もっとも、ワクチンの効果は5年程度ってのが定説ですから、「切れてる」可能性は高いでしょう。 仮に、今回の肺炎が肺炎球菌によるものだとして、治癒すれば、当面は「その型」に対しては充分な免疫があります。つまり、「その型」へのワクチンは不要ってことです。他の型への免疫はできていません(不充分です)から、23価ワクチンを接種する意味は有ります。 でも、再接種の効果は、1回目よりも下がるってのも定説です。23価ワクチンの2回目以降の接種では、1回目ほどには抗体が上昇しないんです。この対策として、13価ワクチンと組み合わせて接種することが提唱されています。(詳細は省略します) 副反応の話ですが、23価ワクチンでは、再接種のほうが副反応が出やすいと言われています。主には、痛み、腫れ、硬結が注射部位に出る人が増え、程度も強くなると報告されています。 23価ワクチンに限らず、予防接種は体調の良い時に接種するものです。その意味で「治癒直後」の接種は普通ではありません。体調が落ち着いてから接種しましょう。当然、想定する副反応は、普通の人と同じです。 どうです、面倒な話でしょ。総合的に価値判断なさいませ(^_-)-☆
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- kurione
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肺炎を起こす微生物は細菌、ウイルス、カビなど数百種類あります。 全年齢において肺炎中、肺炎球菌による肺炎は約20%前後ですが65才以上の肺炎では肺炎球菌が約65(%で肺炎球菌による肺炎の死亡率も高いので肺炎球菌の予防注射が推奨されます。肺炎球菌は80種類ありそのうち主要を占める13・23種類への2種類(プレベナーとニューモバックス)の予防注射が施行されています。 7年前となるとプレベナーは2013年認可で、ニューモバックスは2006年なのでニューモバックスを受けていると思います。一応効果は5年ですので、接種すべきだと思います。ただし前述の様に肺炎球菌の肺炎なのかどうかは知っておくべきですし 治療直後のうんぬんではなく、体調がどの程度戻っているかを主治医に判断してもらう必要があります。病中、病後の体力低下中の予防注射は副作用の発現率はアップします。くれぐれも自分の判断でうちにいかないこと。主治医に相談すれば適切な接種日を決めてくれます。(ちなみに市町村の助成の案内が来ていても体調不良や医師が不適当とした場合には受ける事ができません。) プレベナーは13種類と狭く深くを中心に考えられているのでニューモバックスとの併用がより効果をあげてくれるので、いずれも自費ですがそういう打ち方もあります。いずれにしろ自己判断でうつのは危険です。
お礼
専門的で詳細かつ分かりやすいご回答をいただき、ありがとうございます。主治医の判断を聴いたうえで接種の時期などを決めたいと思います。
- maiko0333
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http://www.haien-yobou.jp/vaccinated.xhtml 5年あければ良いようですよ。 治療直後についてはわかりません。医師に相談してください。
お礼
ありがとうございます。 接種後5年経てば、次の接種可は承知しております。
お礼
複雑で専門的な話ですが、親切にかみ砕いて説明していただいたので、理解できました。体調回復を待って、接種をします。