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国際金本位制 調整機能のロジック
- 国際金本位制の為替レート調整機能についてのロジックとは何でしょうか?
- 金とドルの為替レートが135円を超えている場合、円を売って金を買い、金を売ってドルを買う取引が行われます。
- この取引によって、日本円のドルに対する為替レートは上昇しますが、一定の金額に達すると利益は得られなくなり、取引量が減少します。
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金というのは、税金などの違いもあって国毎に価格が違うので、為替レートだけで儲かるか損するかが決まるわけではありません。アメリカでは金1グラムはいくらなのか、設定してほしいと思います。 > ドル売りの動きに応じて日本円のドルに対する為替レートは > 交換の為の元手となる135円に達するまで増価し、 ここの説明が不十分・・・ というか、『為替レートは・・・ 増価する』という主語・述語の意味が分かるような分からないような。「日本円のドルに対する『価値』は・・・ 増価し」ですか? 為替「レート」は「下落」か「上昇」ではないでしょうか。 それでも、「円高ドル安傾向に歯止めがかかる」という結論は正しいように思います。 ----- 仮に金1グラムが、アメリカでは1ドルだったとしますか。そして、開始時における邦貨建為替レートが、1ドル=(135円を上回る)150円だとすると、 日本で買った金1グラムをアメリカで売った場合の原価は135円、売った値段が1ドルとなる。 1ドルを持って日本に帰国。1ドルを円に交換すると150円となるので、1グラムあたり「15円利益を得ることができた」ことになる。 すると、同じ商いが繰り返し行われる。 結果、日本国内でドルが増える。 しかし円は減らない。円は日本国内の「金」を買うことに使われるので、日本国内全体で見ると、増減はない。 よって、通貨としてはドルだけが一方的に増えるので、ドルの価値が下がる。言い換えると、円が高くなる。当初は1ドル150円だったものが、例えば1ドル140円になる。 ※この時点で5円しか儲からない状態になっているので、135円になると取引量が減少するのではなく、さらに利益が減ると予想されるこの時点で、取引量は取引開始時より減少すると思われる。 そして、さらに円高傾向が続いて1ドル=135円になった時、日米で金売買をしても利益がまったく出なくなるので、金取引は完全停止する。 取引が停止すると、それ以上ドルは増えないので、ドルの価値は下落せず、円高にもならない。 ので、質問者さんの書かれた結論『135円に達した段階で・・・ 円高ドル安傾向に歯止めがかかる』は正しいと思います。 ---- アメリカで1ドルを150円に交換しても、アメリカでの円の需要が高まるので円高になる。つまり、日本にドルを持ち込んでも、持ち込まずアメリカで円に交換しても、結果は同じですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「アメリカでは1グラム1ドル」と設定してみました。 為替レート増価=円高=下落のようです。(講義で習ったばかりで自信がないので、レポートでは「日本円は~増価」としてみました。) なるほど、ここで起きる円高ドル安はあくまでドル売りによって起きるのであって、円の総供給量は変わらないのですね。目からウロコです。 135円になった時点で取引が「停止」としてみました。 アメリカでドルを円に交換しても、確かに円高ドル安になるんですね!!! 為替市場とはなんと舞台の大きなことでしょう。 アドバイスに従って、下記の通り書き直してみました。 ************************************ 1グラムの金が130円、アメリカの銀行までの輸送費を5円、アメリカでの金売価は1グラム1ドルだとすると、1ドルの為替レートが135円を上回っていれば、日本円で購入した金をアメリカの銀行まで輸送しドルと交換、さらにドルを日本円に交換することで利益を得ることが出来るため、円を売って金を買い、金を売ってドルを買う取引を行う動きが大きくなる。最終的にこのドルは日本国内で売られ、ドル売りの動きに応じてドルは減価、相対して日本円は交換の為の元手となる135円に達するまで増価し、135円に達した段階で日本円・金とドル交換による利益は得られなくなるため金取引が停止、円高ドル安傾向に歯止めがかかる。 **************************************** 丁寧なアドバイス、誠にありがとうございました。