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金本位制から固定相場制へ

金本位制から固定相場制への経済の変遷を勉強していたのですが、 よくわからいことがあり質問させて頂きます。 まず、1点目は、 金本位制は、国内外の決済を「金」により行うことで、各国の通貨は予め定められた比率で金と交換できる、 と理解していますが、そもそも各国の通貨の比率はどのように決まっているのでしょうか。 例えば、1円=金0.75グラム、1ドル=金1.5グラムのように 固定相場制なのでしょうか??? 次に、2点目は、 ブレトンウッズ協定について参考書に、 「IMFは戦前のような為替切り下げ競争を回避するため、固定相場制を維持することを決めた」 と書いてあったのですが、 ここで、為替切り下げ競争とは何か?? また、固定相場制を維持するとはどういうことか?? (1ドル=360円、というように「決めた」ものを維持する、という意味が良くわからないのです。。。) どうぞよろしくお願いします。

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  • hirosi3
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回答No.1

 日本政府は明治4年5月、「新貨条例」を公布して近代国家に要請される幣制の統一を進めることにした。同条例では純金1,500mgを1円とし、これを基準として、その100分の1を銭、銭の10分の1を厘とすること、新貨幣1円と旧貨幣1両を等価とすること── などが定められた。もし、アメリカ政府が純金1,500mgを1ドルとしたなら、1円=1ドル、の交換比率になったでしょう。そして、もし日本で金保有量以上に円紙幣を多く発行したなら、円の価値が下がり、1円で純金750mgとなったかも知れない。そうすると2円=1ドル、との交換比率になる。「固定相場」とはこうならないように、日本政府は円紙幣を多く発行しないようにすることが決められています。  「固定相場」を維持するためには、政府が金融・財政政策で景気対策を無視したムリな政策を選択せざるを得ないこともあり得ます。つまり、固定相場制を維持するためには、金融・財政政策で選択肢が狭められてしまいます。また、経済が成長すれば、「成長通貨」が必要になり、金保有量以上に通貨を多く発行さざるを得なくなります。こうして「固定相場制」は成長する経済システムには対応できない、不自由なシステムなのですが、管理通貨制度が良いと理解されたのは、1971年8月15日のニクソン・ショック以後のことです。戦後のブレトンウッズ体制では、アメリカのドルを、金1オンス35ドルで交換する、との制度で間接的に金本位制度を保とうと、1971年8月15日までこの制度を続けた。  固定相場制が維持できなくなったことに関しては、「グローバリゼーションによって社会は進化する」をキーワードに検索してください。参考になるサイトがあります。  取り敢えず、質問の前半のみで。後半まで説明するにはスペース不足なのでこの辺で。

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