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高校と大学の違い
apple-manの回答
- apple-man
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>例えて言うならば、数学の微分・積分や無理関数など…。 今後生きていく上で必ずしも必要となる学問ではないような気がします。 必要な人だけ知っていればいいじゃないかという ことですね。 今は仮にもその勉強をしているので、実感が わかないと思いますが、自分が全く知らない、或いは 理解できない他人の知識は、価値がわからないばかりか、 ときに脅威になるんです。 歴史を考えると、大きな図書館が襲われたり、 数学や哲学書が焼き捨てられるといた事件が いくつかありますが、これらは人々の無知に よるものです。 幾何学の本を悪魔の呪いの呪文が書かれた 本として、キリスト教徒が聖書の言葉を 重ね書きして悪魔ばらいしたという話も あります。 皆昔のこととは言え、十分に人生経験を積んだ 大人がやったことです。 >ではそれなのに一体何のために勉強をしているのか? 数学という科目は、定義や式を覚えて 問題を解くという理解だと、これを学ぶ ことに疑問がわいて当然です。生きていくのに 必要ありません。無理やり実生活に結び付けて 数学を説明される方もいますが。 他の科目もそうなのですが、高校や大学まで の勉強は、知識を身に付けていく学習をしながら それが本来の目的ではありません。 知識を身に付けていくのが目的だと思っていると、 実際に使わない知識も多く、即必要ないものを 今覚えても忘れてしまうし、無意味な努力を しているように感じると思います。 実際大学程度までの勉強では、今となっては 無意味で間違っているとはっきりわかっている ものも少なくありません。 大学までの基礎的な課程では、いろいろな 学問の勉強を通じて、人間の失敗の歴史を 学ぶと共に、知識ではなく、勉強の方法論を 総合的に学んでいるのです。 これまでの方法では問題が生じる、考え方の 基礎が間違っているから問題を解決できない。 だから人間の知識は進歩し続けているので、 学校でやるような人間の過去の知識は、簡単に 言うと全て間違った考え方、不完全な考え方 なんです。 不完全な知識を学んでいるので、それが そのまま現実には応用しきれないのは当然です。 まずは過ちを知り、その先を学ぶための力を 養うのが、高校、大学までの勉強です。 >そして高校と大学での勉強の違いを教えてください。 勉強は服に似ていると思います。多少個性が出せる 余地があっても、高校の勉強は基本的には制服を着せられているのと同じです。 つまり高校の勉強はあまり選択の余地がない。選択科目といっても非常に限られた科目の中から選ぶだけです。 大学に入ると、着ている服と同じで、 選べる科目の幅が広がります。でもまだ完全 オーダーメイドとはいかない。出来合いの ものから組み合わせで選んでいるだけです。 >今勉強していることの存在意義が解らないのに、大学にいって更に訳の解らない勉強をすることに、一体何の意味があるというのでしょうか? 全てが無意味に感じるなら、そこが意味あるものを探す 出発点です。高校でやっているような事は自分に 必要なことじゃないと思うなら、必要で意味のある ものがあるはずです。それを探すチャンスを与えて くれるのが大学です。あくまでチャンスで、入学すれば 無条件で与えてくれるものではないので、自ら 捜し求める行動が必要になります。そして、そこは 始まりであって、即答えが出る場とは限りません。 しばらくたってから、あれがそのチャンスだったと 感じるときがくるかもしれないということです。 こうすればいいという決定打はありませんが、 自分が本当に何がしたいのか、何が知りたいのか 常に考えて行動することが基本だと思います。 そして何かきっかけがつかめそうだったら、 大学院まで進むことをお勧めします。上の段階に進む と、それまで自分がやってきたことにまとまりがついて 理解が深まるからです。
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