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「士農工商」

こんばんは。 http://nandemo.fruitmail.net/qa9344094.html (「士農工商」は、無かった) これは、驚きました。(・・・自分は世界史選択だったんですんけど) すると、「四民平等」というのは、どういう扱いになっているのでしょうか? 【訊きたいポイント】・・・「四民平等」とは?やはり、現行の教科書には無いのでしょうか? 宜しくお願い致します。

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  • eroero4649
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回答No.4

はい、今の教科書には士農工商も四民平等もないそうです。特に歴史の教科書は最近どんどん書き換わっていますね。あの足利尊氏の絵も最近の教科書では載せないところが多いと聞きますし(どうも別人らしいです)、あの源頼朝の絵も別人説が有力になっているそうで。 ただ、明治政府が四民平等的な思想を前面に出したというのはあります。他の方も指摘しているように、江戸時代の身分制度は役割分担に近いものがありました。逆にいうと、自分が分担を命じられていないものはやる必要はないのです。 それで困ったのが「軍隊の創設」でした。明治政府は徴兵による国民軍を作ろうとしました。ところが江戸時代は「戦う役割」というのは武士の役割だったのです。武士側からすると、これは既得権益(偉い家柄に生まれたら自動的に軍隊の偉い立場に就く)を失うことになります。でも近代国家っつーのは家柄によるものじゃなくて能力主義に基づく官僚制度ですから、そういうわけにはいきません。 また一方、農民・町人側からしても「お前らも鉄砲を持って戦え」といわれても「そりゃ武士の仕事だろ。俺たちは嫌だよ」と猛反発だったのです。だから明治政府は徴兵制度の導入に漕ぎつけるまでに本当に苦労しているんです。反対の暴動があちこちで起きましたからね。その折衷案が「税金を納めれば徴兵回避を認める」だったのです。「罰金を納めるなら軍隊に行かなくていいよ」ってことです。良心的兵役拒否の解決法ってわけです。 ただ農民・町人側にも言い分はありまして、田舎の農家の純朴な青年が、軍隊に行って帰ってきたら博打や女遊びを覚えてきて無頼の徒になっちゃったなんてことがよく起きたので、軍隊に行かせることは多くの農民が反対したのです。 よく「日本兵は降伏せずに最後まで勇敢に戦った」なんて美化されますけれど、実際は「みんなが残業しているのに自分だけ帰ることができずに過労死するまで働いちゃう」に近いニュアンスなんですよ。

kurinal
質問者

お礼

eroero4649様、ご回答ありがとうございます。 ・・・なんだか「押し掛け」のような格好になってしまって、済みません。 (でも、これから「夏休み」なんで。タイムリーですね) >「良心的兵役拒否の解決法ってわけです。」 いえいえ、本当の「良心的兵役拒否」とは、「カネさえ払えば、免除される」というのとは、違うでしょう。 (・・・「金銭的兵役拒否」とでも、言って下さい) >「ただ農民・町人側にも言い分はありまして、 田舎の農家の純朴な青年が、軍隊に行って帰ってきたら博打や女遊びを覚えてきて 無頼の徒になっちゃったなんてことがよく起きたので、 軍隊に行かせることは多くの農民が反対したのです。」 ・・・なんというか、「旧き良き時代」というんですかね。 >「戦場に行く前に、まず「適応するための訓練」が必要である。 そして、戦場から戻る際にも、「適応するための訓練」が必要である」 >「よく「日本兵は降伏せずに最後まで勇敢に戦った」なんて美化されますけれど、 実際は「みんなが残業しているのに自分だけ帰ることができずに過労死するまで働いちゃう」に近いニュアンスなんですよ。」 なるほど。「老兵は死なず、ただ、消え去るのみ」、 (そもそも、「降伏」するくらいなら!・・・と、教えられていた、のでしょうから)

その他の回答 (3)

  • hekiyu
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回答No.3

「四民平等」とは?やはり、現行の教科書には無いのでしょうか?    ↑ ハイ、士農工商が末梢されたのと同じくして、 四民平等も教科書から末梢されました。 士農工商というのは、制度ではなく、思想です。 士とは武士のことではなく、科挙試験に合格した 官僚を指します。 社会に対する貢献度が高い順番に並べた もので、モノを動かしてあぶく銭を稼ぐ商人は最も 賤しい、としていました。 日本の場合は、役割分担、という意味合いが強かった のです。

kurinal
質問者

お礼

hekiyu様、こん○○は、ご回答ありがとうございます。 >「ハイ、士農工商が末梢されたのと同じくして、 四民平等も教科書から末梢されました。」 そうなんですか。これはちょっと、驚きました。 これまでのご回答に「だって、武士の身分て、カネで買えたんだもん」というのが、ありましたが、 まあ、「身分制」そのものを否定、ということでは、なさそうですね。 >「士農工商というのは、制度ではなく、思想です。」 いやいや、なかなか、その「枠」を抜けるというのは、大変だったのでは? (「藩がお取りつぶしで、傘張り浪人」というのは、ドラマで見ましたが) >「士とは武士のことではなく、科挙試験に合格した 官僚を指します。」 これは、日本のことではなく、中国のことですね。 「科挙制度」というのも・・・「合格すれば「地域の誉れ」」だったとか (そんな昔から「カンニング」というのも存在したとか) >「社会に対する貢献度が高い順番に並べた もので、モノを動かしてあぶく銭を稼ぐ商人は最も 賤しい、としていました。」 ああ、これは自分が習ったのと、同じ理屈であります。 >「日本の場合は、役割分担、という意味合いが強かった のです。」 それが、基本的には「生まれ」によっていた、ということでしょう。 「合理的」であるわけが、ありません。 (といえ、「数百年続く名家」からは「逸材」が輩出され易いとか。)

  • ithi
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回答No.2

kurinal さん、こんばんは。 むしろ「エタ・ヒニン」のほうが、クローズアップされているんですかね。江戸時代では専門に犯罪んの処刑や刑死した人の始末や、牛馬の皮を革製品にするのが、彼らの仕事でした。明治維新後、平民になったので新平民とさげすまれました。戦前からある身分差別のようですね。名字でどの部落からの出身者だかわかるというものらしいですよ。別名同和問題といい、戦後、たくさんの政治家が拘わったらしいですが未だに解決を見ないらしいです。 同和問題 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A8%E8%90%BD%E5%95%8F%E9%A1%8C

kurinal
質問者

お礼

ithi様、ありがとうございます。 いやはや。 「戦前からある身分差別」って、 「四民平等」という文脈なんですけど・・・ これが?、残りに残って、「同和」「部落」の問題になって、 「人権問題」ということに、されてしまってきた。 >「戦後、たくさんの政治家が拘わったらしいですが未だに解決を見ないらしいです。」 小生が学生の頃、図書館で「人権」コーナー行くと、「同和」「部落」でした。 最近では、そんなこともないでしょう・・・

  • ithi
  • ベストアンサー率20% (1972/9602)
回答No.1

kurinal さん、こんばんは。 形式上はカーストですけど、ヒエラルヒーになりました。身分ないだけの人生ではなく、身分から抜け出た人生もあったのです。江戸時代も後半に入ってくると裕福な農民や商人が食っていけない2,3男のために御家人株を100料とか200両で買って、侍身分になるなんてことは良くありました。 近代の御家人https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E5%AE%B6%E4%BA%BA

kurinal
質問者

お礼

ithi様、ご回答ありがとうございます。 どうも、自分が「義務教育」(あるいは、高校?社会科まで)で、習ったことと、 え、違うの!?、という感触が初めてでした。 ・・・習った当時も「カースト」みたいな印象は、無かったのですが。 むしろ「エタ・ヒニン」のほうが、クローズアップされているんですかね。

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