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「政教分離」
こんばんは。 「政教分離」は、ですね。 やはり、大変な問題ではないでしょうか。 「カリフ=スルタン制」なんて、学校の勉強では習っていましたが、 実際問題としては、「宗教の権威が、世俗も統治する」というのは、 ・・・ある意味、相当な無理ではないか、と思います。 (例えば、「オウム真理教」がですね、政権を取ったりしたら、 「政教分離」なんて認められるかどうか、判りません。) 【訊きたいポイント】・・・「「政教分離」という問題は、 「政治のほうが、まだしも、リーズナブル」ということではないでしょうか?」 宜しくお願い致します。
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- 雪中庵(@psytex)
- ベストアンサー率21% (1064/5003)
政治の主要な役割は、政府予算管理です。 そこには「費用対効果」が求められ、明白な 因果関係(有効性)の証明が必要です。 神に祈って何とかなる、というのでは論外です。
- ddtddtddt
- ベストアンサー率56% (180/320)
賛成します。 政治の方がコストパフォーマンスが圧倒的に良いと思います(リーズナブル)。なので政教分離した民主制を支持します。そこにいたる血生臭い歴史を考えれば、どうしてもそう思います。
お礼
ddtddtddt様、ご回答ありがとうございます。 >「そこにいたる血生臭い歴史を考えれば、どうしてもそう思います。」 ありがとうございます。 でも、これは現在進行形の話かもしれないです。 他にも、貧困や「難民」や、放射能などなど・・・問題が一杯ですね。
- koosaka
- ベストアンサー率43% (78/179)
西欧では、ローマ帝国の末期の313年にコンスタンティヌス帝の時、キリスト教が公認され、そしてテオドシウス帝の392年にローマ帝国の「国教」として認められてからは宗教と政治は、二人三脚でやってきましたが、1077年のいわゆる「叙任権闘争」で、神聖ローマ帝国のハインリッヒ帝が、ローマ教皇のグレゴリウス7世によって破門され、ハインリッヒが教皇の滞在するカノッサ城で、土下座をして許しを請うという「カノッサの屈辱」という事件があって以降、宗教の方が強くなり、しかも、全ヨーロッパの3分の1は、教皇庁の所有になり、絶大な権力を持つようになりました。 政治は、宗教の前に、屈服する、ということが、ずっと続いてきました。 その雲行きが怪しくなってきたのは、16世紀末の英国のヘンリー8世の時代で、カトリックだった妃のキャサリンの離婚をめぐる争いから、ヘンリー8世が法王庁から離脱し、英国国教会を作り、国内の法王の所有だった修道院を没収するようになったことと、それと1618年から、1648年までの「30年戦争」の結果、宗教と政治を分離してからでした。 西欧では、この「30年戦争後」を近代と言っています。 ところがイスラム帝国は、近世に至っても、相変らず、神権政治で、宗教と政治は一体のものでした。 そのために、イスラムは西欧に比べて近代化に遅れることになりました。 それは今の中東地域の紛争を見ても分かります。 宗派対立で、お互いに殺し合いをやっています。 今のイランを見ても、政治家よりも、宗教家のハメネイ師の方が上です。 政治家はハメネイ師にうかがってからでないと政治ができません。 それでは、ますます西欧から遅れて、近代化に取り残される、と思います。 どうしたらよいですかね? 「政教分離よりも、政治の方がリーズナブル」と言いますが、リーズナブルとは安上がり、という意味ですか? 確かに、宗教と政治と二つを抱えるよりは、一つの方が安上がりです。
お礼
koosaka様、こんばんは。ご回答ありがとうございます。 >「西欧では、ローマ帝国の末期の313年にコンスタンティヌス帝の時、キリスト教が公認され、そしてテオドシウス帝の392年にローマ帝国の「国教」として認められてからは宗教と政治は、二人三脚でやってきましたが、1077年のいわゆる「叙任権闘争」で、神聖ローマ帝国のハインリッヒ帝が、ローマ教皇のグレゴリウス7世によって破門され、ハインリッヒが教皇の滞在するカノッサ城で、土下座をして許しを請うという「カノッサの屈辱」という事件があって以降、宗教の方が強くなり、しかも、全ヨーロッパの3分の1は、教皇庁の所有になり、絶大な権力を持つようになりました。 政治は、宗教の前に、屈服する、ということが、ずっと続いてきました。」 ああー。ようやく、「高校世界史」レベルになってきました。 >「その雲行きが怪しくなってきたのは、16世紀末の英国のヘンリー8世の時代で、カトリックだった妃のキャサリンの離婚をめぐる争いから、ヘンリー8世が法王庁から離脱し、英国国教会を作り、国内の法王の所有だった修道院を没収するようになったことと、それと1618年から、1648年までの「30年戦争」の結果、宗教と政治を分離してからでした。 西欧では、この「30年戦争後」を近代と言っています。」 「「それ」と30年戦争」ですか。 >「ところがイスラム帝国は、近世に至っても、相変らず、神権政治で、宗教と政治は一体のものでした。 そのために、イスラムは西欧に比べて近代化に遅れることになりました。 それは今の中東地域の紛争を見ても分かります。 宗派対立で、お互いに殺し合いをやっています。」 イスラム教徒内でも、宗派があるんですよね・・・ >「今のイランを見ても、政治家よりも、宗教家のハメネイ師の方が上です。 政治家はハメネイ師にうかがってからでないと政治ができません。 それでは、ますます西欧から遅れて、近代化に取り残される、と思います。 どうしたらよいですかね?」 「「近代化」に取り残されないためには・・・」という、ご趣旨ですか? ・・・まあ、それについては、もうここで何度も取り上げて居ります。 >「「政教分離よりも、政治の方がリーズナブル」と言いますが、リーズナブルとは安上がり、という意味ですか? 確かに、宗教と政治と二つを抱えるよりは、一つの方が安上がりです。」 「リーズナブル」とは、ですね。 (・・・知らざあ、言って、聞かせやしょう!!) あ、間違えたかも。済みません。 「宗教のほうが「こちんこちん」だろう」というくらいの趣旨でした。
- FEX2053
- ベストアンサー率37% (7991/21373)
政教分離というのは、「宗教が生活のすべてを支配すると、 必ず”他の宗教”を攻撃する」という歴史的な事実があるから 発生した考え方です。 実際、どの宗教も、自らの宗教を信じない人を「異教徒」 として排斥した歴史がありますよね。 なので、それを止めるシステムが社会の中に存在しないと、 「異教徒」を壊滅させる=即ち他国と戦争になる、または 自国内の他宗教信者との内戦になるために、「政教分離」を しないと、国内が安定しない=経済が発展しないんです。 「政治の方がリーズナブル」ではなく、「宗教だけにすると 危険」と言うのが、歴史的には正しい見方だと思いますよ。
お礼
FEX2053様、ご回答ありがとうございます。 >「政教分離というのは、「宗教が生活のすべてを支配すると、 必ず”他の宗教”を攻撃する」という歴史的な事実があるから 発生した考え方です。」 んー、まあよく判りませんが、「ウチじゃなきゃダメ」というのは、あったんでしょうか。 >「実際、どの宗教も、自らの宗教を信じない人を「異教徒」 として排斥した歴史がありますよね。」 まあ、そういうことも、あったかもしれないです。 一神教徒同士、やってるわけですが。 >「なので、それを止めるシステムが社会の中に存在しないと、 「異教徒」を壊滅させる=即ち他国と戦争になる、または 自国内の他宗教信者との内戦になるために、「政教分離」を しないと、国内が安定しない=経済が発展しないんです。 「政治の方がリーズナブル」ではなく、「宗教だけにすると 危険」と言うのが、歴史的には正しい見方だと思いますよ。」 ・・・「(ある)宗教だけでは立ち行かない」ということかなと、思いますけど。
お礼
psytex様、ご回答ありがとうございます。 民主政府においては、そういうことかもしれないですが、 「政教分離」がなされていない国家においては、 所属する人間にとって、信教の自由が認められない・・・ それが、大変な問題です。 「全てが「原理主義」で決済され、反することは許されない」 「単一宗教国家」は、21世紀に可能か?というのは、 前々から思っていた疑問では、ありました。 →「人権を侵害しない」なら、可能でしょうかね。