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神社とお寺、どっちがご利益ありそう?

Michael-M-Peterの回答

回答No.9

神社におけるご利益は「大難を小難に、小難を無難に」というものです。 例えて言えば、船が進むとき舳先に波が立ちますね。この波は船の推進力を阻害する(造波抵抗)だけではなく、無理に進むと小船をへし折ってしまうくらいの力があります。大型でも壊れる可能性があります。しかしこの造波抵抗は船が前に進むときには必ず生まれるものです。 そこでこの波を小さくするためにできたのが舳先にある丸い頭です。バルパスバウというそうです。 神社におけるご利益はこれと同じで、人が前に進むときに発生する障害を小さくして乗り越えやすくするためのものです。従って神社で祈願しても自分が努力し前に進まなければご利益は得られません。そして、生けるもの全ては障害を乗り越える事によってのみ進化、進歩してきました。ですから障害を無にはしないのです。 一方寺、特に密教では現世利益を主にしています。つまり仏徳によって障害を取り除くことを旨としています。ですから障害を取り除くためには密教が有利と言えます。 ご利益というものとどうとらえるかで「どっち」かは変わると思います。

dzeko
質問者

お礼

神社の祈願は前に進む努力が必要なのですね。

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