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整腸剤で胃炎が治ること
実際にあるんでしょうか?
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消化器の専門として言わせていただきますが、改善するのは【軽度例】のみです。 胃炎は様々な原因がありますが、根本的な病理は ・胃酸分泌が過多 ・防御因子が不足 の2点に集約されます。ここで注意しなければならないのは、整腸剤というものの分類です。臨床経験が浅いと一概に【整腸剤=乳酸菌、酪酸菌製剤】と思い込む傾向にあります。しかし、患者さんの言う整腸剤とは ・菌製剤(生菌ではないことが多い点に注意。ほぼ胃酸で死滅します) ・酵素製剤(ジアスターゼなど) ・消泡剤(シロキサン系) ・漢方 が挙げられます。このうち菌製剤は極めて軽度の胃炎なら改善効果があります。乳酸菌などには防御因子の増強効果があることが論文で報告されています。しかし、効果は微弱でありセルフメディケーションの域を出ません。 酵素系の場合は比較的効果がありますが、H2ブロッカーやPPIほどの効果はありません。 消泡剤は治療効果はありません。腹部膨満感の改善には役立つことがありますが、潰瘍を憎悪する可能性があるため安易な使用は控えるべきです。 漢方の場合は中程度の胃炎に対処できることがあります。ただし、漢方専門医、専門薬剤師の判断・指導の下でなければ難しいと言わざるを得ません。
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- kurione
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胃の症状を軽くするということならあると思います。腸は第2の脳と呼ばれるぐらい敏感で特に胃より分泌される物質で過敏に反応したりします。だから腸だけの症状でも胃に問題があることが多いと言われています。 整腸剤は生菌剤が中心ですが、中にはこう言った胃からの分泌を抑える物も含まれていることもあり、結果胃の症状が緩和される事はありうります。 胃炎は出血性胃炎や萎縮性胃炎などで慢性胃炎というのは日本でのみ通用する病名です。 実際かなり痛いのに出血性胃炎や胃潰瘍などがない人の方がほとんどです。 今は機能性胃腸症という粘膜に病気(炎症)がなく胃の収縮力などが衰えたりすることで症状を起こしているのがほとんどだと言われています。だから胃炎が治ることはないが 症状をなくする可能性は大いにあります。