ヒトは性を何故隠すようになったんですか？

質問

動物は性行為を隠しませんが、人間は隠しますよね。どの民族も例外ないように思います。
性行為ではありませんが、塩田丸男さんの著書にある部族の男の行為が書かれていました。
何かでワッカを作り、そこに自らの陰茎を日がな一日入れたり出したりして快感を楽しんでいると。
衆人の面前での行為です。
猿はマスターベーションも衆人の面前でやりますが、人間は一般にはどの民族も人前ではやらないと思います。しかし人間は、セックスもマスターベーションも隠れてやって楽しんでいると思います。
他の快楽（食べる事とか）は隠さず人前で楽しむのにｊ、セックスの快楽は何故人前で楽しまなくなったのでしょう？
動物にはない人間特有の文化があったからだと思います。しかし先の部族の例のように例外もあります。例外が何故起こったのか、これも説明が欲しいところです。
宜しくお願い致します。

回答No.2

eroero4649

#1です。

そういう性を恥ずかしがらない文化圏には共通点があって、それは非文明圏であるということですね。文明が進んでいるところは性を隠すんですよね。
ここに何かヒントがあるのかもしれませんね。

思えば日本も江戸時代には未亡人が妊娠すると「菩薩様のお恵みだ」といってあまり深くツッコまない文化を持っていました。各地に夜這いといった習慣があったこともご存知だと思います。
そういうのがなぜ廃れたのかというと、明治維新になって近代国家を作るにあたってそういうのはよろしくないと教育されていったわけです。乃木将軍の奥さんなんかは若い女性向けに「女は夫にされるときはひたすら大人しくするべきで、男にしがみついたりはしたない声を出してはいけない」なんて本を買いて啓蒙していました。永六輔氏なんて深夜番組でそれを若い女性タレントに音読させてたんだから、セクハラオヤジですよね・笑。少なくとも永六輔氏は不感症の女こそが正しい淑女だと信じていたわけです。

よく「獣のように・・・」って表現があるように、性的に旺盛であることは文明という点から見て野蛮でよろしくない、とされたんでしょうね。
なぜそうなったかはわかりません。これはあくまで私見ですが、文明によって富が生まれたからではないかなーと思います。文明とは富の独占であり、争いでもあると思います。人間に富がもたらされたとき、富を独占するように性も独占する（結婚）ことが認められたんじゃないかな、と。
これだけですべては説明できませんし、ほとんど思い付きなので私自身の中でも考えがまとまっていませんが、なんとなくニュアンスはくみ取って頂けるのではないかと勝手に思っています。

お礼

再度の回答ありがとうございます。
乃木将軍の奥方がそんな本を出していましたか！！
私の両親が明治の人間で、私の家庭ではその種の話は完全にタブーでしたね。
明治時代の雰囲気というものが分かるような気がします。

富の独占と共に、性の独占が起こった。自分が所有するお金や財宝は隠しますよね。そして自分が所有する妻との性行為も隠す。これは共通しますが、お金は他人に見られても「しまった、見られたか！」と思うだけですが、性行為を見られた時の恥ずかしい感情はどこから来るんでしょうね？単に、見られてまずいものを見られてしまった、という後悔の感情だけではないですね。

西欧人も勿論性行為は隠しますが、日本人とは違いますね。大分前のニュースですが、スウェーデン人の女性が素っ裸になってローマのトレビの泉に入って遊んでいたところを御用になったとか。私の経験でも、若い娘がビーチで胸を出して上向けに寝転がっている。私が直ぐそばを通っても隠そうともせず、西洋人はそれほど恥ずかしがりません。
私の知り合いの話ですが、スペインのホテルで夜、隣りの部屋から女性の性の快楽の声が大きく聞こえて来て眠れなかったとか。朝、その女性はケロッとして自分に挨拶したとか。特に南欧の西洋人は、それほど隠す努力をしないようですね。
同じ文明圏でも差があるようです。

自分に巣食う、この「恥じらいの感情」はどこから来ているのか、誰によって与えられたのか、興味がありますが答えは見つかりません。
取りあえずは、ありがとうございました。

回答No.1

eroero4649

ネイティブアメリカンなどの一部で、セックスを全く隠さない部族がいたことは明らかになっています。南の島なんかでは高床式の大きな一軒家を作ってそこにみんな暮らしているということがあるそうですが、そういうところだとあっちこっちでお構いなしにおっぱじまるそうです。
ところがユニークなことに、そういう部族ではこれまたなぜか「女性がものを食べているところ」を見るのが非常に恥ずかしい行為だったのだそうですよ。ある部族ではご飯を食べているところを見られた女性がまるでセックスを診られたかのように恥ずかしがったという記録が残っているそうです。

そういったあたりから性的な恥ずかしさというのは、元々我々人間の間に備わっているものではなく文化的に培われていったものであろうといわれています。つまり、「裸は恥ずかしい」「性に関することは恥ずかしい」と教育されるから恥ずかしくなるのだ、というわけです。
となると「じゃあなぜ性に関することは恥ずかしくなったんだ」となるわけですが、そこんところはわかっておりませんです、ハイ。

お礼

回答ありがとうございます。
私も過去に読んだことを思い出しました。
南のどこかの部族の例です。
夫婦がやっているのを目にしながら子どもが平然としている。いつもながらの日常の光景なんだろうと筆者が書いておりました。

しかし、それらは極めて例外的な文化で、大部分では性は隠すようになっています。何故そうなったのか？そこに焦点を当てて研究した学者はいないのでしょうかね？もしご存知でしたら教えて下さい。