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数万の平家軍が水鳥に驚いて逃げ帰ったのは本当?

cse_ri2の回答

  • cse_ri2
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回答No.3

当時の状況の認識が不十分なのではないでしょうか。 >仮にも軍人たるもの、水鳥の羽音に逃げ出すだろうかと >いう疑問です。 >敵の襲来と見誤ったのはわかりますが、少し退けば事態 >が飲み込めるはずです。 他の方の回答にあるように、総指揮官の平維盛が素人指揮官 だったので、軍を独力で立て直す力量がなかったと考えられ ます。 軍隊というのは、一匹の狼に率いられた千匹の羊の軍隊の 方が、一匹の羊に率いられた千匹の狼の軍隊より強いもの で、システム化されていない古代の軍隊においてはなおさら その傾向があります。 >それに京都に帰ってなんと報告しらたいいでしょうか? >弱虫とそしられるだけです。 指揮官の平維盛は、上記のような評価を受けることとなりました。 >しかし冷静に考えれば、仮にも武士団が水鳥でパニック >を起こし、敵前逃亡するかなと思います。 >一戦も交えず逃げ帰っては言い訳も面子も立たないです >ね。 >たしか軍勢は7万騎もあったと思います。7万もの人を >同時に驚かす水鳥の大群はありえないのではと。 >驚いてもすぐに引き返すはずですが。 後世の私たちは、当時の状況をほぼ正確に知っています。 しかし当事者の平家軍は、そうではなかったのです。 No.1の方の回答にあるように、現地の事情に詳しい「大庭 影親・伊東祐親」の軍は、富士川の合戦以前に敗退しており、 正確な状況がわかりません。 他の関東武士は、先を争って頼朝の側に馳せ参じており、 おそらく山川草木までもが、自分たちの敵に回っているかの ような錯覚に陥っているということは、容易に想像できます。 また指揮官の平維盛はド素人で、後の合戦にも度々負けて いることから、指揮官としての質は極めて低かったと考えられます。 情報が入手できず正確な状況がわからない、指揮官に敗退 した軍を再編成するほどの力量がないとすれば、逃げ帰る ことしかできなかったのは、必然と言えましょう。 >仮にも軍人たるもの、水鳥の羽音に逃げ出すだろうか >という疑問です。 平家物語は文学ですから、水鳥の羽音に驚いて逃げたという 文学的な表現にしていますが、実態は圧倒的な数を誇る頼朝 の軍を、平家側が戦う前から恐れており、夜襲を恐れて ヘッピリ腰になっていたところを、水鳥の羽音に驚いて 逃げ出したというところでしょう。 実際、甲斐源氏の軍は、夜襲目的で平家の陣に近づいていた わけですから、間違ってはいないわけです。 また当時の戦では、夜襲をかければ必ずといいほど勝って いますから、夜襲を恐れていたのは当然でしょう。 後の時代では、夜襲対策として陣の回りにかがり火を盛大 に焚くという工夫が出てきますが、この時代にはそういった 知恵が、まだ一般的ではなかったかもしれません。

yoshinobu_09
質問者

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