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人工知能は放射線科医の職をいつ頃奪うと思いますか
医学生です。放射線科医の画像診断専門医になるかどうか迷っています。 画像診断は医療分野の中で一番人工知能が得意とする分野らしく、人工知能が画像診断を可能になる日は遅かれ早かれ必ず来てしまいます。 そこで私のように画像診断専門医を目指す人にとって問題なのは、第一に、人工知能が医師と同レベルもしくはそれ以上の画像診断能力をもつようになるのはいつ頃か、ということです。私が退職する以降にそれが成されるなら、私が画像診断専門医になっても何の問題もないです。しかしそんな未来がすぐそこにあるのなら大変な問題です。なので第一にそれがいつ頃なのか皆さんの予想をうかがいたいです(未来のことなので確実な答えは不可能ですが、皆さんの意見を一つの参考材料にしたいです)。 そして第二に問題なのは(この問題はさらに重要)人工知能が画像診断専門医並の画像診断を可能になるとして、それによって画像診断専門医の職そのものを奪うのがいつかということです。人工知能が、画像診断専門医なみに優秀になっても、画像診断専門医の仕事を、完全に人工知能に任せる病院が出てくるのはさらに先だと思います。まずは画像診断専門医の業務軽減として用いられるだけで、いきなり職そのものを奪う訳ではないと思います。遠い未来にはいずれ職そのものが奪われるでしょうが、それは私が70歳ぐらいになるまで(2065年くらい)に起こってしまうのかどうかが知りたいです。 この二つについて皆さんのお考えをどうかご教授ください 私の未来がかかっているのでかなり真剣に悩んでいます
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- foomufoomu
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どんなシステムでも、最終的には、人間が判断して、全責任をその人が負います。 たとえば、かな→漢字変換 は今ではあたり前のものですが、 1970年ごろ、コンピュータが漢字を扱えるようになった当初は「漢字をひとつづつ選ぶ」状態で、今のような漢字を自動的に変換するものができるのは、はるか先の事と思われていました。 しかし、1978年には、J-Wordが登場して、さらに10年ぐらいの間に、かな→漢字変換は各社が競争して開発する状態になりました。(有名な一太郎+ATOKは1985年) この時点で、漢字変換はほとんど今と変わらないぐらいの精度を持つようになりました。 ところが、その後さらに30年たちますが、あいかわらず、かな→漢字変換には誤変換がつきもので、人間のチェックが欠かせません。 ここからは私の想像ですが。。。 画像診断も、おそらく、これと似たような経緯をたどるのではないかと思います。それほど遠くない将来、コンピュータの画像診断は当たり前のものになるが、人間のチェックが欠かせない状態は、長い間つづくのではないかと。 ここでは、簡単なレベルの診断はコンピュータが行うので、人間はさらに高度な診断を専門に行うような状態になるでしょう。 それに伴い、要求される診断レベルは年々高まり、患者にとっては、ごく初期のガンなども見つかってうれしい状態になるのですが、誤診に対する批判は今よりずっと厳しいものになるのではないかと。 「画像診断」の世界がどのようなものか、さっぱり知りませんが、 ほとんどの分野で、機械によって基礎的な技術が必要なくなった時、要求されるのは狭い専門知識でなく、その分野全般(さらには他分野も含む)についての広い知識になってきています。 そういった意味で、「画像診断専門医」が適切な進路なのか、よく考えるべきでしょう。
お礼
最終的な人間のチェックが不可欠というのは、なるほどなと思いました。かな→漢字変換の歴史の例とてもわかりやすかったです。画像診断とは別の分野の話ですが、逆にそれが新鮮で興味深かったです。 また、人工知能が簡単な診断を可能になることで、質の低い画像診断専門医は淘汰されやすくなる、という予想も納得です。 広い知識を持つ者が最後まで生き残るというのは、画像診断専門医を考えている私にとっては耳が痛い意見ですねwまさしくその通りだと思います。画像診断専門医を目指すならそこは見て見ぬ振りをせず、きちんと承知しておく必要があると改めて思いました。 回答ありがとうございました。参考になりました。