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銀杏(イチョウ)の繁殖力

街路樹や銀杏(ギンナン)でお馴染みのイチョウの木 実は生きた化石で、中国の山奥でひっそりと棲息していた絶滅危惧種を、植林で今日の様に身近になったとのこと では、イチョウ自身の自力での繁殖力はどの程度なのでしょうか? 植林され根付いた後はたくましく育って樹齢数百年以上もありますが、自生している姿は見たことがありません 種(ギンナン)を野鳥とかが食っている様子も見ませんし イチョウは自生出来るほどの繁殖力はあるのでしょうか?

みんなの回答

  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.5

イチョウの繁殖力は決して低いものではなくむしろ繁殖力は高いと思います。イチョウの古木の下には実生が沢山生えていまして,父が盆栽にするからと取りに行かされた記憶があります。挿し木でも取り木でも,どんな形でも繁殖が可能です。 しかし,繁殖力が高く自生できても,種子散布力は低いですから世界に広く分布することはなく,あくまでも現在の分布は人の手によってであると思います。なにしろイチョウの種皮外層が肉質化しますが,これは被食用ではなく,むしろ食べられないための防御用のようです。銀杏だけが種子が散布されることを拒んでいる変わった樹木です。 イチョウは南京に近い中国の安徽省(あんきしょう)が原産地と言われていますが,日本に薬用や食用として伝来しましたのも鎌倉時代か室町時代にはあったようですからそれ以前と思います。イチョウと言った読み方自体が,呉語の南京方言ですから原産地からその頃の南宋人が持ち込んだのかも知れません。 イチョウを学術的に世界に紹介しましたのは日本です。東大の理学部銀杏並木で平瀬五郎がイチョウの精虫(精子)を発見して一躍有名になりました。私はてっきり学者と思いましたが,平瀬五郎は東大理学部の生物模写の画工です。 知人がアメリカのある大学に行った際に銀杏の葉のプラスチック封入標本をお土産に買ってきてくれました。「生きた化石…東大のイチョウ…」等の説明文が貼ってありまして笑ったことがあります。

galaxy5459
質問者

お礼

その後の後輩連中と比べて劣っているのは、種子拡散能力だけで繁殖力は旺盛なんですね イチョウが栄えた時代は、種子を拡散してくれる動物がいなかったのか、食われても消化できない種子の皮をまだ持たなかったのか?! いずれにしても、あの実の臭いは防御目的ですよね ご回答ありがとうございました

  • fujic-1990
  • ベストアンサー率55% (4505/8062)
回答No.4

 なんの本だったか覚えていないので真偽に責任はもてませんが、私は、「銀杏の登場は被子植物よりも古く、世界中にあった」「氷河期の厚い氷に埋もれて、ヨーロッパなどでは絶滅。日本など一部にしか残らなかった」「氷河期が終わり、日本の銀杏が世界に広まったころには被子植物が繁茂しだしていて競争に負け、古代のようには増えない」と書いた本を読んだことがあります。  ヨーロッパの森林に広葉樹が少なく、寒さに強い針葉樹林がほとんどなのは氷河期で広葉樹が絶滅したせい。日本猿が青森にいるのは、氷河期の後退によって本州南部や関東などところどころに残っていた広葉樹(猿の餌)が北上し、それにつられて猿が移動したもの・・・ などの(別な本やテレビ番組で得た)知識で、「なるほど、今の世界の銀杏は日本ルーツか」と思ったのでした。  中国原産というのは定説というか多数説というか、桜でもなんでも、一応「中国原産」と言っておけば炎上しない感じで、異論はありませんが、今現在、中国の奥地にひっそりと生息しているかどうかについては疑っています。日本に一番多くはえているんじゃないかと、思っています。  当然、自生はできます。自生できていなければ、人類が登場する以前に絶滅してしまっているはずです(雌雄があるし、被子植物と競争させると負けますが)。  実が強烈なニオイを出すのは、鳥や虫、特に獣を呼ぶため以外に理由は考えられません。  住宅地ではともかく、山では鳥がつついて落下したのをイノシシとかタヌキとか何かが食べて糞と一緒に種を排泄しているのではないでしょうか。  リスなど頑丈な歯を持っているものが種自体をかじっているなんてことも想像できます。リスは積雪期の食料にするため木の実を土の中に埋めて貯蔵しています(そして時々忘れる)ので。

galaxy5459
質問者

お礼

動物が食べているのは、観察例があるのでしょうか? 想像と事実は一致するとは限りません

noname#230414
noname#230414
回答No.3

街路樹の去年10月枝落とし1年で綺麗に枝が出てきてきています、2年から3年くらいで枝落とします。 東京都の都章は銀杏になつています。 銀杏の臭いのは子孫を残すためといわれています。 鳥や動物に食べられよに臭いで身を守っているそうです。 東京都に自生銀杏。 王子神社   樹高20m   樹周6.4m 600年 日枝神社   樹高20m  樹周6.6m  首かけイチョ 樹高20m  樹周6.5m 日比谷公園 400年」 芝東照宮   樹高25.5m 樹周6.45m 360年 善福寺    樹高20m  樹周10.4m 750年 法善寺    樹高3.4m  樹周25m 800年 品川宿 品川寺    樹高5.35m 樹周5.35m 600年 品川宿 興福寺    樹高30m  樹周6.4m 600年 幸国寺    樹高16m  樹周5m  500年 鬼申神    樹高30m  樹周8m  600年 熊野神社   樹高33m  樹周5m  400年 大塚神社   樹高30m  樹周7m  500年 平均600年生きています。

  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.2

>自生出来るほどの繁殖力はある のだったら、そもそも >山奥でひっそりと棲息していた絶滅危惧種 にはなっていないと思います。  イチョウの樹には雄花しか咲かない雄の樹と、雌花しか咲かない雌の樹に分かれています。  花を咲かせる植物の中には、遺伝子の多様性を確保するために同じ株の花粉では受粉し難く、なるべく他の株の花粉によって受粉する様になる仕組みを備えているものも多いのですが、イチョウの場合はその様な植物と比べて2倍の個体数が無ければ同じ確率で受粉できないという事になりますから、その点だけでも繁殖力が強いとは言えないと思います。 (注:イチョウは風媒花ですから、上記の「2倍」という話は、あくまで風に乗り易さが同じ花粉を同じ数だけ飛ばした場合の話であって、もしイチョウが他の種類の風媒花の植物と比べて1本の樹が飛ばす花粉の量が多かったり、花粉の形状や重さがより風に乗り易いものである場合には、2倍よりも少ない個体数であっても同等の確率で受粉する事が可能になります)  花の付き方の問題よりも、あの実が酪酸やヘプタン酸の様な強い悪臭を持つ物質を高濃度で含んでいる事と、ギンコール酸等の皮膚に付くとかぶれを引き起こす原因物質を含んでいる事の方が繁殖する際に不利に働いていると思います。  一応、果肉があるという事は、イチョウもまた動物に実を食べてもらう事で種を散布するという方法を採用しているものと考えられていますが、イチョウが繁栄していた1億5千万年前の時代であれば兎も角、少なくとも現代にはあの悪臭を持ち、触れるとかぶれてしまう様な実を好んで食べる動物は、ハクビシンやアライグマなどの極一部の動物に限られますから、受粉して種を作っても、種を効率よく散布する事が出来ないという事です。  ですからイチョウはあまり繁殖力が強いとは言えないと思います。

  • show1968
  • ベストアンサー率32% (533/1617)
回答No.1

残念なことに、写真が無いのですが 銀杏は自生するみたいです。 以前、ウチのお向かい家の塀の角ギリギリに銀杏が生えてまして、 落ち葉が路上に散乱、いわゆる空き家で苦情を言う事も出来きませんでした。 引っ越してきてすぐの自治会のあつまりで、ちょっと愚痴を言いましたところ、 「植えられたものじゃないからねぇ」とおっしゃる方がいたので、 聞くといつの間にやら生えてきて、こうなったと説明されました。 その時点でだいたい2メートルです。 経験上、銀杏の木を切り倒し、そのわきから目が出て大きくなったなんてのは、 知っていたので、後日根っこを探してみましたが、そんな形跡もありませんでした。 (後日、家と塀も取り壊したので、そのときに見ました) 鳥が運んだのか、何なのかわかりません。 植えるはずのない位置に、生えていた事だけは間違いありません。

galaxy5459
質問者

お礼

自生したとしか考えられない事例を見たのですね 参考になりました ご回答ありがとうございました

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    • 締切済み