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自分を好きになるには良いところを上げていって自分が
自分を好きになるには良いところを上げていって自分が好きだと思い込むのがいいと聞きました。 でもその場合悪いところから目を背けることにはなってしまわないのでしょうか? もちろん、人の悪いところと言っても人から見れば大したことがなく、個性の範疇に収まり切るもの、また、本当に問題があって直さなければいけないものとがあると思います。 ぼくは後者のことについて聞きたいのです。自分を好きになる場合、家に帰ってきた時などに自分のことについて反省ばかりするのはやめて、その日の自分を褒めるのがいいらしいのですが、そうしたら後者の悪いところは原理的に直せない気がするのですがどうなのでしょうか。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家吉田 修(@osamucom0409) 産業カウンセラー
こんにちは。 読ませていただきました。 >でもその場合悪いところから目を背けることにはなってしまわないのでしょうか? >そうしたら後者の悪いところは原理的に直せない気がするのですがどうなのでしょうか。 その通りだと思います。 ご指摘のものはポジティブ心理学の問題点としてよくあげられるもので、よくいわれるポジティブシンキングの問題点は、ネガティブになる自分を切り捨てて見捨ててしまう事になりはしないかという点です。 ここがクリアになっていないと、折角自分を好きになりかけたとしても、後でリバウンドしてしまいます。 ポジティブシンキングで切り捨てられる自分だって自分であることには変わりないですからね。 そういうものを含めて好きになる、ということはどうすればいいか…。 反省もすると、落ち込むこともあると思いますし、自分を責めたりもすると思います。 これは自然と誰でもがやってしまうことですね。 だから、ここら辺はそのままにして、受け入れてしまう。 たまには不良したっていいし、自虐的にもなるさ、というわけです。 とはいえ、今の段階で最善は尽くしているし、今できることはやっているという事実を認める。 ここを自分でどう評価するか、これが出発点だと思います。 そのうえで、出来ていることはどんどんやる、出来なかったことは他の方法を試す、壊れていないものまでいっしょくたにして治そうとはしない、そして、ほかにやってみたいことをピックアップしていく。 基本はそんなところです。 コーチングは、夢を語ったり、理想の自分像を描いたりするので、現実的ではないと思われるかもしれませんが、カウンセリングでもそうですが、かなり具体的で現実に今起こっていることや感じていることが出発するので、セラピストはリアリストなんですね。 ところで、昨日ある経営者の方から聞いた話で面白かったのですが、我慢と辛抱は違うというのです。 我慢はあきらめることだと、辛抱は目的や目標を達成するためのプロセスだと。 我慢することは大切な美徳ですが、これをやりすぎると、必ずメンタルも身体もリバウンドします。 しかし、辛抱は確かにストレスですが、メンタルも身体も強くしますし、人とのつながりも広がってきます。 実際、ストレス反応で身体は細胞レベルで強化されますし、人とのつながりを広げ強化するホルモンが分泌されます。 人の身体というものは本当にうまくできているものです。 むりやりポジティブになって我慢するのは本当に身体にもメンタルにも悪いです。 目的や目標のために辛抱するのは、健全なことです。 この違いはとても大きい。 最善のポジティブシンキングというものがあるとすれば、それは人生の目的を見つけ、すべての体験や経験をこの中に統合する努力を惜しまないということかもしれないですね。 自分の考えをまとめるきっかけになりました。 ありがとうございました。
吉田 修(@osamucom0409) プロフィール
産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会) 吉田修(株式会社Dream・Giver) ■ご質問者・みなさまへ■ コーチング最新メソッドを使い、自分でできる、気持ちの切り替え方法をご提案しま...
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