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ピーターパン
ピーターパンのネバーランドは大人にならない人が住む世界と言われていますが、そこに住むフック船長やスミーやインディアンの族長は明らかに大人です。 彼らはあの外見でも年齢は子供なのでしょうか。
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オーソドックスな回答が無いので、しかたなくまた書きますが。 文学のJ.M.バリー(James Matthew Barrie)原作のピーターパンの主な翻訳は 新潮文庫の『ピーターパン』=(原題:Peter Pan in Kensington Gardens『ケンジントン公園のピーター・パン』) と 福音館書店、福音館文庫『ピーターパンとウェンディ』(原題:Peter and Wendy) の2種類があります。 (他の出版社からいろいろ出てますが、題名は少しずつ違っても内容はこの2種類の翻訳です) その他にはバリーの原作を元に翻案したディズニーアニメのシナリオのノベライズであるとか、いろいろな翻案物がたくさんあります。(いろいろありすぎて把握しきれません) 『ケンジントン公園のピーターパン』のほうにはフックやインディアンは出てこないので、石井桃子訳の福音館書店の物を読み返してみましたが、ネバーランドが「大人にならない人が住む世界」という説明はありませんでした。 ですので後世の人が勝手に原作を再解釈してそういう原作に無い設定を持ち込んでいるのです。だから指摘なさっているような無理・矛盾点が生じているのだと思います。 『ケンジントン公園のピーターパン』(新潮文庫の『ピーターパン』)は作者の思い描いているピーターパンがどういう物かという原型がわかりやすいと思いますので、短いお話でもありますから、もしまだお読みでなかったらご一読をお勧めいたします。既にお読みでしたら失礼をおわび申し上げます。 原作者バリーの思うピーター・パンが本当はどういう境遇の子供なのかは、読んだ人がそれぞれに解釈するのが良いと思いますし、ネタばらしにもなりますから言いませんが、自分の意思で大人になれなかったわけではないようだと私は読みました。 読み返してみてわかりましたが、バリーのピーターパンは児童文学の古典である『熊のプーさん=ウィニー・ザ・プー』であるとか『星の王子様』井上ひさしの『ひょっこりヒョウタン島』であるとかにかなり影響を与えているとわかりましたし、子供の時読んだのとは違う深い物を受けました。
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- Postizos
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たぶんですがそのキャラクターの人たちは職員でランドの外から通って来るのでしょう。 場所は千葉県辺りではないかと思います。
お礼
「大人にならない世界」というのは後付け設定だったのですね。 大変納得がいきました。丁寧に御解説下さりありがとうございました。