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ピーターパンの原作について
今までディズニーのピーターパンしか知らなかったのですが、最近それが原作の内容と異なると知って原作ピーターパンに興味を持ちました。 ウィキの概要(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ピーター・パン&oldid=6302373)を読みフック船長の 「丸腰の者を蹴ってとどめを刺すとはどこまでも人間としておとる奴。勝負ではおまえに負けたが、人間として俺は勝ったのだ」と笑ってワニに食われていく。 というシーンがあるようで、それを楽しみに福音館書店出版のピーター・パンとウェンディ(石井桃子訳)[http://www.amazon.co.jp/gp/product/4834003094/249-0500140-7426767?v=glance&n=465392]を購入したのですがピーターパンがフックを足で蹴り落とした後フックは「無作法だぞ!」の一言だけ書かれていて、例の長いセリフはありませんでした。 このセリフの載っている本が読みたいので、どこの出版社のピーターパンに載っているのか知っていらっしゃる方教えていただけませんか。
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プロジェクト・グーテンベルクなどで検索しましたが、小説 (1911) でも戯曲 (1928) でも、ウィキペディア日本語版に出てくる台詞がみつかりません。 http://hw001.gate01.com/katokt/peter001.htm http://www.gutenberg.org/dirs/etext91/peter16.txt http://www.gutenberg.net.au/ebooks03/0300081h.html 『ケンジントン公園のピーターパン』 (1906) はフック船長もウェンディも出てこないべつの小説で、戯曲と書かれているウィキペディアの記載は誤りです。 http://hw001.gate01.com/katokt/peter_kensington100.htm 「フックは負けを悟ると意図的に武器を置き」 というと箇所も、原作の小説、戯曲にははっきり書かれていません。戯曲では、負けを悟ったフックは "Floreat Etona" いう意味深長な台詞をつぶやいて、鰐が口を開けて待つ海に自ら身をおどらせます。 ウィキペディアの執筆者は 「バリがパンよりもフックに肩入れしているのが顕著である」 と明言しているので、問題の台詞はもしかすると執筆者の脚色なのかもしれません。
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- chevette
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岩波少年文庫(厨川圭子訳)でも「行儀が悪いぞ」となっていますね。 その長いほうのセリフはもしかしたらジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ケンシントン公園のピーター・パン』のほうにあるのではないでしょうか。戯曲が先で、あとから本になったと聞いたことがあります。
お礼
アドバイスありがとうございます。 岩波の方でも翻訳は「行儀が悪いぞ」でしたか。 この際いろんな出版社の本を読んでみるしか無いのかなと思っていたので大変参考になりました。 戯曲の方もいつか手を出したいと思っています! ありがとうございました!
- danke3
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講談社の英語文庫はどうでしょう http://www.7andy.jp/books/detail?accd=19938379&introd_id=Xmo46Wk2oo659899i819iAX46kG5316i&pg_from=u ピーターパン関連資料について http://www.labo-party.jp/hiroba/top.php?PAGE=kimparty&MENU=BOOKMARK
お礼
アドバイスありがとうございます! 英語文庫は、英語が苦手なのでもうすこし勉強してから読んでみたいと思います。 そしてピーターパン関連資料のサイトを教えて下さってありがとうございます! 参考にさせていただきます。
お礼
とても詳しい情報を教えて下さりありがとうございます。 『ケンジントン公園のピーターパン』 はフックもウェンディも出てこない別の小説だったんですね。 執筆者の脚色...たしかにそうかもしれません。 心に残ったセリフだっただけにちょっと肩すかし感がありますが、本当の事を知れてよかったです。 大変参考になりました。本当にありがとうございました!