一時所得税の申告について

質問

民間保険会社の年金保険を途中解約したところ、解約返戻金が７００万になり、保険会社への支払いは５００万円でしたので、差額の２００万円の所得になりました。この場合、確定申告でどのくらいの税金を支払わなければないのでしょうか。また、現在サラリーマンで年収は１５０万未満の低所得者です。源泉徴収はありませんが、確定申告する必要があるのでしょうか。よろしくお願いします。

回答No.3

mukaiyama · ベストアンサー

＞社会保険等は天引きされていました…

それを確定申告書の「社会保険料控除」欄に書き込みます。
これが仮に 15万円だったとして、他の所得控除は該当しないともすれば、基礎控除と合わせて 53万円ですから、当年の所得税は
(160 - 53) × 5.105% = 53,600円
翌年の住民税 (の所得割) は
(160 - 58) × 10% = 102,000円
です。
(住民税の基礎控除は 33万円)
住民税はほかに「均等割」が 5千円ほど加わります。

お礼

ありがとうございました。たいへん参考になりました。

回答No.2

mukaiyama

＞差額の２００万円の所得になりました…

一時所得は特別控除額の 50万円を引いて、さらにその 1/2 が「総所得金額」に組み入れられます。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1490.htm

つまり、
(200 - 50) ÷ 2 = 75万円
が課税対象ということです。

＞現在サラリーマンで年収は１５０万未満…

150万ちょうどとして「給与所得」は 85万円。
【給与所得】
税金や社保などを引かれる前の支給総額　( = 収入) から、「給与所得控除」を引いた数字。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm

総所得金額は 75 + 85 = 160万円。

これより所得税の税率は復興特別税を含み 5.105%。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm

＞確定申告でどのくらいの税金を…

・確定申告で追加払いする当年分の所得税
75万 × 5.105% = 38,200円
・あとから請求される翌年分の住民税が前年より増える分
75万 × 10% = 75,000円

なお、もし給与の源泉徴収票で、「給与所得控除後の金額 (85万)」より「所得控除の額の合計額」のほうが大きい数字なら、納税額は上記試算より少なくなります。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/hotei/annai/pdf/23100051-7.pdf

また、年末調整で申告しなかった「所得控除」
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1100.htm
があるなら、これも確定申告書に記載すれば納税額が減ります。

＞源泉徴収はありませんが、確定申告する必要があるのでしょうか…

上記のとおり給与所得も一時所得もどちらも「総合課税」
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2220.htm
ですから一緒に書き込まないといけません。

税金について詳しくは、国税庁の『タックスアンサー』をどうぞ。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/index2.htm

お礼

詳しい説明ありがとうございました。ちなみに給与所得からの所得税はないのですが、社会保険等は天引きされていました。よろしくお願いします。

回答No.1

kamobedanjoh

確定申告の必要は無いと思います。
保険契約等には様々な形態がありますが、納入額が500万と言うことは、毎年50万宛掛け続けても10年を要します。払戻金額が200万円増えたからと云って、昨年度一年間での収入とは見なされません。
この場合には自動継続型定期預金同様、契約日から1年経過する毎に一定率の利息が元金に加算されること（複利計算）が繰り返され、結果的に10年ほどで受取金額が納入金額の4割増しになったに過ぎません。
利息相当分は収入に相当しますが、単年度の収入には相当しませんから、所得税法とは別の規程で、当該金融機関が源泉徴収しています。
定期預金解約の時にも、銀行で利息から税額を算定して源泉徴収されています。従って、確定申告の対象外となります。

お礼

ありがとうございました。参考になりました。

補足

保険金は最初に一括で500万円支払いました。そのため、今回一時所得200万となります。それと訂正ですが、給与所得からの所得税はないのですが、社会保険等は天引きされています。よろしくお願いします。