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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ベートヴェーン第九「合唱付き」って傑作なの?)

ベートヴェーン第九「合唱付き」の傑作とは?

Tastenkastenの回答

回答No.11

こんばんは。 肝心なことは大体お話ししたので、plapotaさんに続くおしゃべりです。 >私の(音楽的)感性は、他人(ひと)さまと大きく異なっているようで、世間の評判があまり高くない曲が好きだったりします。 モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲は、世間の評判が高くないのですか。名曲のはずですけれど。ファゴット協奏曲はちゃんと聞いたことはなかったのですが、流麗な旋律とはいきませんが、これはこれで面白いですね。まあ、モーツァルトにはあまりハズレはありませんから。知られていないのは、独奏楽器として一般的ではないので、上演の機会が少ないからではないでしょうか。ただ、華やかでない、というだけの理由のように思えます。 >フランツ・シュミットの交響曲なんて、また、変なものを聴き始めています。 少し前から気になっていて、録音はあるのですが、まだ取り組んでいません。少し聞いた限りでは、第4番がよいようです。『ノートルダム』の間奏曲は、カラヤンのオペラ名曲集にも収録されている有名な曲ですね。この時代の作曲家は、まだ日本では十分知られていないでしょう。フランツ・シュミットに魅かれるのであれば、フランツ・シュレーカー(Franz Schreker)、アルクサンダー・ツェムリンスキー(Aleksander Zemlinsky)、ハンス・プフィッツナー(Hans Pfitzner)、ヨーゼフ・マルクス(Joseph Marx)、エーリッヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(Erich Wolfgang Korngold)、テオドーア・ベルガー(Theodor Berger シュミットの弟子)などもお気にいるかもしれません。御存じのものもあるかもしれませんが、一曲ずつご紹介します。Youtubeで検索すれば、ほかにもたくさん出ます。 フランツ・シュレーカー『間奏曲』 https://www.youtube.com/watch?v=53zXP0A9hFA ツェムリンスキー『抒情交響曲』 https://www.youtube.com/watch?v=AvEKBsUFtSs プフィツナー『パレストリーナ』~三つの前奏曲 https://www.youtube.com/watch?v=G18ub59k6x0 ヨーゼフ・マルクス『春の音楽』 https://www.youtube.com/watch?v=PCtjXjy90_8 エーリッヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト『ヴァイオリン協奏曲』(第1楽章) https://www.youtube.com/watch?v=DkT_eRCkK08 テオドーア・ベルガー『ホメロス交響曲』 https://www.youtube.com/watch?v=U4JrfyMVbPs ベートーヴェンの第9について、二点補足します。 ベートーヴェンを「古典」という言葉に当てはめすぎると、解釈を誤ります。ベートーヴェンの作曲法には、マニエリスム的な側面があるのです。つまり、誇張です。モーツァルトなら8小節で済ませるであろうパッセージを16小節の長きにわたって書く、などです。第9の楽章のアンバランスも、そういう美学から見ないといけないんです。マニエリスムという語は、美術では使いますが、音楽にはあまり使わないので、わかりにくいかもしれませんが、原理は同じことです。ベートーヴェンは、「古典」の美学はもう卒業してしまったんですね。 もう一つは、疑うことには意味がある、ということ。私は、最終的には世評と同じ、第9は最高傑作という意見ですが、無反省に踏襲したわけではありません。No.3でも書きましたが、第9のみならず、交響曲すべてになんとなくなじめない期間があり、さらに言うと、ベートーヴェンという作曲家自体の価値を疑った時期も若いころにありました。ですから、ねこさんも、第9の良さがわからない、と思われるのでしたら、今はそれでよいのです。ベートーヴェンの作曲様式は、バッハやモーツアルトのように完結していませんし、本当にそのよさを理解するには、時間が必要です。作曲を学ぶとき、洋の東西を問わず、モーツァルトやベートーヴェンを偶像にするな、よくと言われます。彼らはライバルであり、同僚である、神聖化してはいけない、と言うのです。モーツァルトやベートーヴェンを崇拝するファンから見たら、とんでもない思い上がりに聞こえるかもしれませんが、偶像化してしまったら、この仕事をする意味がなくなりますから。いろいろな角度から疑ってみて、そのあとに再評価ができれば、それが本当の評価になります。 偶像は幻影でもあり得ます。ねこさんなら「イドラ」を御存じでしょう。 古典的な整った美学が一番すぐれているという個人的な立場のため、それからはみ出た別の美学を評価できず、第9は失敗作だと思ってしまう(洞窟のイドラ) 第4楽章はちぐはぐだ、第9の人気は日本だけのものだ、あるいは逆に、第9の価値を疑うなど音楽がわからない証拠だ、というようなウワサ、デマ、キメツケに振り回されてしまう(市場のイドラ) 音楽史の記述や、音楽界の権威の評価を鵜呑みにして、第9が最高傑作だということを一度でも疑ってみようとしない(劇場のイドラ) これらはみなよくないことなのです。 ねこさんに合わせて、ちょっとだけテツガク的にしてみましたが、見当違いかもしれません。 お送りしようと思ったら、plapotaさんの回答にコメントがついていました。別に、対位法を勉強したからと言って、ジュピターの第4楽章がいいと思うようになるとは限らないんですよ。それに私も、モーツァルトやベートーヴェンに関しては、交響曲よりも協奏曲の方が好きなのでした。今でこそ何でも聞けるようになりましたが、若いころはモーツァルトの交響曲は苦手でねえ・・・

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