物理 熱の質問:圧力の変化とピストンの動きについて

このQ&Aのポイント
  • ヒーターでゆっくりと図の体積が倍になった場合、圧力の変化について知りたいです。
  • ピストンAとピストンBの上下の動きにはどのような関係があるのでしょうか?
  • また、ピストンの上下の動きと気体の圧力の変化の関係についても教えてください。
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物理 熱

この図の体積がV[1]の所にあるヒーターをゆっくり暖めるとピストンがゆっくりと移動して体積が倍になったのですが、この時の圧力と言うのはどうなるんですか?A,Bはピストンで質量は両方m[kg]とします V[2]の所のピストンAにかかる力は上から大気圧とAの重力で大気圧をp[0],Aにかかる気体の圧力をp[a]とするとp[0]+mg=p[a]が成り立ちますよね、Bも暖める前はBに掛かる気体の圧力をp[b]とするとmg=p[b]が成り立ちますよね、ヒーターでゆっくりと暖めると圧力は一定とあったのですが、これはBに掛かる気体の圧力が一定の状態でBが上に上がっていくと言う事ですか?ピストンBが上がるとV[1]が倍になるのでV[1]にあった気体の圧力は小さくなりますよね?これをp[B]とするとp[b]>p[B]となるので上がったピストンは又下がり始めると言うことですか?Aに掛かる圧力もBが上がってくるとV[2]が小さくなってAに掛かる気体の圧力は上がるのでAは上に上がっていくという事ですか?

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  • htms42
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回答No.14

>じゃあ移動中の圧力とかは考えないんですか? ある平衡状態と別の平衡状態の間の関係を問題にしているので途中は考えなくてもいいということです。 >考えたとして高校物理ではそれは一定なんですよね? 途中を考えなくてもいいということと一定であることとは別のことです。 初めの状態の圧力と変化の後で実現した圧力が等しいので途中が一定だとしても矛盾しないというだけです。 もし初めの状態の圧力と変化の後の状態の圧力とが異なっているような問題であれば途中の圧力は一定ではありませんね。どういう風に変化したかわからなくても一定ではないということだけはたしかです。 途中を問題にするのは途中が関係するような量を考えているときです。 例えば「ヒーターで与えた熱量はいくらか」というような場合です。 これは加熱の途中の状態によって変化します。詳しい条件設定がなければ決まりません。気体の種類も関係します。容器の材料にも関係します。ピストンが2つあるというような余計な設定になっていますので相対的な動きも問題になります。準静的過程というのはこういう問題を考えるときの条件の1つですが、準静的過程という条件だけでは不十分です。「ゆっくり加熱する」としか書かれていないのですからこういう風な問題を考えることは想定外であることがわかります。 あなたが問題にしているのは 「熱を加える→温度が上がる→圧力が大きくなる→体積が大きくなる」 という流れの中の「途中」ですね。「圧力一定」がどうして実現するのかに疑問を持ったようです。でもこれは問題がよくないです。「一定時間加熱してスイッチを切り、ピストンが落ち着くのを待って調べたら体積が初めの2倍になっていた」という表現であれば途中に疑問を持つことはなかったのではありませんか。 ピストンが動いているときは当然内部の圧力は初めの圧力よりも大きいです。したがってどこでスイッチを切るかがむつかしいのです。どういう加熱が「ゆっくりした加熱」であるのかはわかりません。ピストンがゆっくり動くということを見て加熱がゆっくりであるという判断が可能になります。

arutemawepon
質問者

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arutemawepon
質問者

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>初めの状態の圧力と変化の後で実現した圧力が等しいので途中が一定だとしても矛盾しない>というだけです 何で前後で一定だと途中も一定になるのが矛盾しないのですか?前後で変化しなくても途中で違うという事は大いにありえることだと思いますよ >「一定時間加熱してスイッチを切り、ピストンが落ち着くのを待って調べたら体積が初め>の2倍になっていた」という表現であれば途中に疑問を持つことはなかったのではありま>せんか。 その場合は前後の圧力が一定になるのが納得できたとしても途中が同じと言われたらやはり何故同じになるのか分かりません

その他の回答 (13)

  • htms42
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回答No.13

いろんなことがごちゃごちゃになっているようです。 圧力について考えているようですね。 そうであれば変化の途中を持ち込んではいけません。気体の状態方程式が前提にしているのは平衡状態です。初めの平衡状態E1と新たに実現した平衡状態E2との間の関係を教えてくれるものです。また状態を考えている系をはっきりとさせておく必要もあります。ヒーターの入っているところにある気体の状態を問題にしていますね。温度も、圧力も、体積もこの部分のものです。熱を加えて状態を変化させ、体積が2倍になったところで新しい平衡状態を実現させたのです。 平衡状態については混乱なく考えることができるということがまず必要です。 平衡状態であれば当然つり合いは実現しています。状態E1での圧力と状態E2の圧力が等しいというのは当然のことなのです。上に載っているものが同じなのですから圧力は変わりません。体積が増えたのは温度を上げたからです。その温度がいくらになるかは平衡状態が実現していれば状態方程式から求めることができます。これは途中がどうであるかには関係しません。途中が準静的でなければいけないということもありません。「体積が2倍になったから圧力は小さくなっているはずだ」というような考えが出てくる余地はないのです。ゆっくり加熱というのは、そうでなければ体積が2倍のところでうまく加熱をストップするのがむつかしくなるからです。内部に生じた温度勾配が残ってしまうのを防ぐ意味もあります。平衡状態では系を記述する温度が1つになっているはずだからです。 もし途中を問題にしたいのであれば、ひとまず打ち切るほうがいいです。 元の問題がどういうものであるかがわかりませんが平衡状態についてしか問いにすることはできないはずですから平衡状態だけについて答えればいいです。 ピストンを2つ用意したというのが何のためかがわかりません。

arutemawepon
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arutemawepon
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じゃあ移動中の圧力とかは考えないんですか?考えたとして高校物理ではそれは一定なんですよね?

  • CC_T
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回答No.12

> つまり、ゆっくり暖めると温度の変化が小さいから気体分子が得る運動量も > 小さいのでピストンにぶつかる勢いも小さいという事ですか? ぶつかる勢いの「変化量」が小さいって事です。 そろそろ説明も疲れてきましたが、もともと気体の分子(空気なら窒素分子、酸素分子etc、)は常に動き回って衝突を繰り返しているものです。そしてその速度は全ての分子が一定ではない。衝突による加速減速があり、衝突する角度があり、とベクトルが異なっているといっていいほどです。 温度が高くなるということは、つまりエネルギーが大きくなるということ。得たエネルギーが運動エネルギーとなり、運動の速度が速くなるのですが、ある分子一つに注目して見たところで、衝突によって速度が変わったものか温度上昇によって速度が変わったものか、区別できやしません。 たとえ話で言うと、 部屋V1の中を子供達がぶつかり合いながら走り回っているとします。子どもたちは何かにぶつかって方向が変わらない限り、まっすぐ進みます。部屋には出入り口が一つ。その出入り口を大きな板Aでふさぎ、それをあなたが外から押さえています。 子どもたちは部屋が寒い間はゆっくりと動きまわっていますが、単位時間あたりで見ると板Aにぶつかってくる子供が何人かいます。ぶつかる勢いは小さいので、板を押さえておくのにFの力で済みます。 室温が上がってくると子どもたちは元気になって速度を上げて走り回るようになります。 部屋の大きさが変わらなければ子供が板にぶつかる頻度が増し、その勢いも強くなっているためにFだけの力では板を支えきれません。 そこで、あなたは廊下側に距離L分だけ押し込まれます。あなたが廊下に後退したぶんだけ、子どもたちが走り回れるスペースは広くなって単位時間当たりに子供が板にぶつかってくる確率が減るため、板を押さえるのに室温が低かった時と同じFの力だけで済むところ、つまり平衡位置L0が存在します。 距離Lが平衡位置L0より短かければFより大きな力が必要ですから後退することになり、距離Lが長ければ衝突の回数が減るのでFよりも小さな力で済むので前進するわけです。 質問の問題では、板Aを押さえるあなたと部屋V1の子どもたちの間にもう一枚の板Bと数人の子どもたちがいる空間V2があります。 V1の温度が上がってV1の子どもたちの運動量がUPすると、板BがV2の方に押し込まれます。 それによってV2の容積が小さくなると、V2の中の子どもたちが板Aにぶつかる頻度も増すことになり、板Aを支える力Fに変化が無ければ板Aは空間V2の容積が元の平衡状態になるところまで押されて後退することになります。 さて、仮にV1の子どもたちの運動量の変化が早ければ、一時的にV2の空間が圧縮されて緩衝空間として振舞う、つまり板Bと板Aの移動タイミングに位相差がでることでしょう。 しかし、V1の子どもたちの運動量の変化が十分に緩やかなものであれば、板Bの移動と板Aの移動はほぼ同時と見なすことが出来ます。なぜなら、任意の瞬間にV2の子供が板A,Bにぶつかるタイミングは確率でしか表せないので、V2の容積変化を厳密に検証することが出来ないから。ある時刻と数秒後の状態を比較して板Bが廊下側に僅かに移動していたとしても、V1から板Bが押し込まれる力が大きくなったためなのか、V2から板Bを押し返す力が弱くなったためなのか、区別ができません。 ですから状態の変化は板A、板Bの移動が完了して平衡した状態で判断するしかないのです。 ちなみに、部屋が6畳程度で子供の数が10人程度であれば一人がぶつかることで板が動くってイメージをもっちゃうところですが、質問のようなケースを考えるなら、最低でも板の幅は数百m、部屋の広さはオリンピック競技場の数倍、子供の数はざっと数万人ってくらいのイメージがふさわしいですね(空気22.4リットル(1モル)の中には気体の分子が6.02×10^23個はあって動き回っているのですから)

arutemawepon
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arutemawepon
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>衝突によって速度が変わったものか温度上昇によって速度が変わったものか、区別できやし>ません。 でも温度が上がる事で分子の動きが早くなって衝突したときも衝突後の速度が早くなるわけですが、これって全部温度の影響じゃないですか?

  • CC_T
  • ベストアンサー率47% (1038/2201)
回答No.11

> ゆっくり暖める=ゆっくり動くの理由を是非教えてください > ~~ゆっくり動くと言うことがどう結びついてくるのか良く分かりません 車が高速道路を走っているときを例にすると、車の重量を前に運ぶエネルギー以外に車が押し分ける空気の抵抗に打ち勝つエネルギーが必要です。でも、カタツムリが前に進むときに空気の抵抗を考える必要があるでしょうか? ないですね。無視できるほどに小さいというのはそういうことです。 ゆっくり暖めると、温度の変化がゆっくりになります。温度の変化がゆっくりになると言うことは、圧力、体積の変化もゆっくりになると言うこと。そこでピストンが抵抗無く動くならば、体積膨張するほどにピストンが動いて容積が増していき、圧力は変化しないのです。 膨張が早いとピストンに慣性力が働き、その分だけ容積が増すのが遅れて圧力が一時的に上昇するでしょう。その圧力の変化は弾性バネのように働くのでピストンの移動に弾みが付き、圧力が平衡する位置より行き過ぎてしまいますね。そうすると今度は容積がガスの体積を上回るから圧力が初めよりも低くなる。結局、最終位置に落ち着くまではピストンが振り子のように行ったり来たりするでしょうね。

arutemawepon
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arutemawepon
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つまり、ゆっくり暖めると温度の変化が小さいから気体分子が得る運動量も小さいのでピストンにぶつかる勢いも小さいという事ですか?それでゆっくりと動いていくという事ですか?

  • CC_T
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回答No.10

> ピストンが移動中はピストンにかかる圧力と言うのは最初のピストンが静止して > いたときに掛かっていた圧力と違いますよね? 当たり前です。そうでなければピストンが動くはずがない。 ただね、「ゆっくり暖める」とあるのは何のためだと思っていますか? 慣性や、圧力変動による動揺を「無視できる程に小さく」するためですよ。 この手の問いでは、ピストンはシリンダーとの間に摩擦が働かず、力の変化に呼応して速やかに移動するとして考えればいいのです。いずれ圧と荷重が均衡したところでピストンがとまるのですから、過程を見る必要はない。 例えば、1年に5mm高く成長するサボテンの上に軽い板が置いてあり、サボテンの成長に従って板が押し上げられる場合、ある1秒間に板に働く上向きの加速度がどれだけか言えるでしょうか? またそのときサボテンが板を押仕上げる力は、単に板が乗っているだけの時と比べてどれほどの違いがあると言えるでしょうか? いずれも余りに小さくて測定器の誤差以下の値でしょうし、そのみち昼夜で違うだとか厳密には評価出来ないものですから、そこをグズグズ考えることはしません。単に1年間にサボテンが5mm成長するという情報から、「板は1年で5mm上に動く」と答えればいいだけの話です。 ピストンA、V2の空気、ピストンB、全部合わせて風船と思えばいい。 ゴムの一部を押せば、そこが僅かに凹んだ分だけ他の部分が膨れて・・・なんて考えるより、押された風船は力の反対側に動く、と考えたほうがはるかに簡単。結果は同じです。

arutemawepon
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arutemawepon
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ゆっくり動くは動いていないに等しいと近似するわけですね、そうする事で移動中のピストンにかかる圧力も移動前のピストンに掛かる圧力も同じと考えるわけですね ではゆっくり加熱するとゆっくり動くのは何故ですか?これはどこを近似してゆっくり動くと言うことになるんですか?問題文にはゆっくり動くとは書いていなくてゆっくり暖めるとあるんです、この事からゆっくり動くという事は自分で導かないといけないんですが ゆっくり暖める=ゆっくり動くの理由を是非教えてください 御説明にはゆっくり暖めると慣性や、圧力変動による動揺を「無視できる程に小さく」できるとありますがこの事とゆっくり動くと言うことがどう結びついてくるのか良く分かりません

noname#212313
noname#212313
回答No.9

 #8です。 >ゆっくり動くと何で加速度が無いことになるんですか?ゆっくりでも加速度はあるかもしれないですよね?  繰り返しになるようですが、熱力学では準静的過程というものを考え、無いと考えることで理論的な考察が可能になったわけです(数式的なこと)。 >問題文にはヒーターをゆっくり暖めるとあるだけで、体積が倍になったとあるだけでピストンが移動後に温度は倍になったとは書いてないですがピストンが静止したときに体積が倍になったと言う事から何で圧力が移動前と同じだと分かるんですか?  力がそれだけしかかかっていないからです。図において、他に力は見当たらないでしょう? >例えば温度が3T/2になれば体積が倍になったとき圧力は移動前の3/4倍になって移動前と同じではないですよね  1.5倍なら体積が1.5倍で圧力は同じです。温度が2倍の場合と同じことです。  理論的に突き詰めるための単純化と、実験では必ずつきまとうものは別々のものです。理論的に意図的に無視してあるものは、仮定だとして受け入れないと進めません。無視してよかったのかどうかは、もっと先に進まないと分からないようになっています。  最初から全てを考慮して分かりたい、ということは今は諦めておくことです。その問題は基礎的なことを扱うようにできています。スポーツで言えば、基本的な動作の、さらに一部分を練習しているようなものです。例えば野球初心者のバットの素振り。いきなり実戦でホームランを打ちたい、と思っても無理なわけです。  基礎を修めるためには無視するべき要素は出ます。無視した要素も含めたらどうなるのかは、もっと学んでからです。いきなり全部考えようとすると破綻します。だから、教科書では学習段階を考慮した単純化、平易化を行うのです。  それでも今すぐ全部を考慮して分かりたい、ということなら、いきなり大学レベルの熱力学の本を読むといいでしょう。大学初年度級のもの(特に各分野を2冊構成に収めたような総合教科書)ではなく、少なくとも2年以降を読者層とする、熱力学専門書です(それ以前に、最低でも同レベルの力学教科書も必要になる)。  これ以上はアドバイスできません。補足で何か仰るのは避けてください(これ以上だと、言わなければならなくなることが、おそらくこのサイトの規定に抵触する)。

arutemawepon
質問者

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noname#212313
noname#212313
回答No.8

 #7です。 >つまりピストンが動いているときと言うのは等加速で動いているという事ですか?  そうですが、準静的過程をよく考えると、動き出す→動いている最中→止まる、という過程を無視できるようにする単純化だということになります。  つまり、途中は省略し、最初の安定状態と最後の安定状態だけを考えられるのが、準静的過程です。ですので、 >ゆっくり動くやなめらかに動くと言うだけでも等加速で動いていると言うイメージが沸かないですが移動中のピストンに掛かる圧力と言うのは最初の静止していたときにピストンに掛かっていた圧力と比べて同じなのですか?違うのですか? ということは考えないのです。  最初の状態も最後の状態も、Bの下のV1の部分は大気圧と二つのピストンの重みで押された気圧になっている。それだけで考えるわけです。

arutemawepon
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arutemawepon
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ゆっくり動くと何で加速度が無いことになるんですか?ゆっくりでも加速度はあるかもしれないですよね? 問題文にはヒーターをゆっくり暖めるとあるだけで、体積が倍になったとあるだけでピストンが移動後に温度は倍になったとは書いてないですがピストンが静止したときに体積が倍になったと言う事から何で圧力が移動前と同じだと分かるんですか?例えば温度が3T/2になれば体積が倍になったとき圧力は移動前の3/4倍になって移動前と同じではないですよね

noname#212313
noname#212313
回答No.7

 #3です。 >上がる最中はBに働く力はつりあいながら上がっていくという事ですよね?移動中のBに働く気体からの圧力もp[b]なんですか?そうだとしたら理由を教えてください  熱力学特有の「準静的過程」という考え方をするからです。ピストンに注目すれば、以下のようにしないといけないはずです。  ピストンには質量mがある。これを動かすには加速しなければならない。加速度をaとすれば余分な力maが必要になる。それがt秒働いたとすると、速度はatになる。その後、ピストンが等速度運動するようにすれば、余分な力は必要ない。最後に、加速度-aになるよう先ほどと反対方向の力-maをt秒加えて止める。  力を加えて移動する部分ではエネルギーが関わります。これが熱を加えたときの膨張などに影響します。例えば、熱せられた気体自体がピストンに力を加えるなら、気体が仕事をし、その結果としての気体の温度を下げてしまいます。  そこで、「加速度aは限りなく小さく、力を掛ける時間tも限りなく小さくしよう」という考え方をします。そうすると、「加減速に必要な仕事、つまりエネルギーも限りなく小さくなる」となり、ピストンの移動に関わるエネルギーが無視できるようになります。そうすれば、PV=nRTで理論的な考察ができる(実験では、そこそこ小さい速度にし、それによる誤差を考慮することになります)。  加速度も加速時間も限りなく小さくしたのですから、ピストンの速度、つまり気体の膨張も限りなく遅くなります。気体が膨張し終わるまでに、、無限ともいえる時間がかかります。しかし「物凄く時間がかかっても構わない。それで考察する」というのが「準静的過程」です。  力学の衝突現象では、質点同士の衝突を考えたりします。実際には、大きさ0の物体をどうやって衝突させるのか(※事実上、無理です)。そこは無視して、「衝突したとしたら」で考察を進めます。そういうことを物理学はよくやります。そういう考察の仕方(思考実験とも言う)に慣れるしかありません。

arutemawepon
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arutemawepon
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つまりピストンが動いているときと言うのは等加速で動いているという事ですか?ゆっくり動くやなめらかに動くと言うだけでも等加速で動いていると言うイメージが沸かないですが 移動中のピストンに掛かる圧力と言うのは最初の静止していたときにピストンに掛かっていた圧力と比べて同じなのですか?違うのですか?

  • CC_T
  • ベストアンサー率47% (1038/2201)
回答No.6

>温度が倍に上がっても体積が倍に増えていれば、衝突によって気体分子が壁を押す力(=圧>力)は変化がない(衝突回数が減る分を速度の増加がカバーした状態)ということになります。 >体積が倍に増える原因と言うのが分子の運動量がましてピストンにぶつかる力 >つまり圧力がましたからピストンを押し上げて体積が倍になったという事ではないのですか? そうですよ。 で、そのピストンBを下から「押す力」と、ピストンBを上から押す力(p[0]+2mg)とが釣り合っている状態になるところまで、ピストンBが移動するわけです。 p[0]+2mgの値は最初から変化していませんから、v2変化後の圧力p’[b]がもとの圧力p[b]と等しい位置でピストンがとまるということですね。 > ピストンが上がり始めてから静止するまでの移動中の圧力 だから問いには「ゆっくり加熱」という条件が付いているわけです。急激に加熱すると、ピストンはバネの上のオモリのように行きつ戻りつしながら動くでしょうね。 ピストンとシリンダーの間の摩擦や、ピストンの慣性といったものも、この手の問いでは無視されます。

arutemawepon
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arutemawepon
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>ピストンBを上から押す力(p[0]+2mg)とが釣り合っている状態になるところまで、ピス>トンBが移動するわけです。 ピストンBが上に移動するとピストンBを押す力はp[0]+2mgでは無くなるのではないですか? ピストンA,Bが動いていない時はBを上から押す力はp[0]+2mgでしたがBが上に上がると V[2]が小さくなるのでBを押す力は増すのではないですか?なのでAも上に上がっていくはずです、Bが上がるとAも上がって結局V[2]に戻った時にピストンは両方静止するのではないですか? ピストンが移動中はピストンにかかる圧力と言うのは最初のピストンが静止していたときに掛かっていた圧力と違いますよね?

回答No.5

>mg=p[b]が成り立ちますよね 両辺の単位を確認して下さいと書きましたが? それに、仮にこれが mg=p[b]・S の書き間違いだったとして、力のつり合いが成り立ちますか? ピストン間の気体と、ピストンAは何が支えるのですか? No3さんがきちんと答えて下さっている(気体の質量はゼロ としているようですがそれは本質的な問題ではない)のに、 何を読んでいるのでしょうか。 やはりいい加減に読んでいるのですね。

arutemawepon
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arutemawepon
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>力のつり合いが成り立ちますか? p[a]S+mg=p[b]Sです、これがヒーターで温める前のBに働く力のつりあい式です

  • CC_T
  • ベストアンサー率47% (1038/2201)
回答No.4

物理ではエネルギーが何に変換されているかを正しくイメージすることが大事ですね。 とりあえず、V1からV2への熱の移動が無いならば、V2もAもBも一体の個体と考えれば良いのです。 つまりBが動いた分だけ、Aも動くと言う事。あなたの言うp[0]+mg=p[a]の関係は、変化しないわけです。 ピストンBはV2の中のガス圧力も受けています。あなたの書き方で表すならば、 p[b]=mg+P[a]=p[0]+2mg ってところですね。 右辺と左辺の力が互いに打消し合っていたら動かない。いずれかが大きい間はピストンが移動します。 ですから、p[b]>p[0]+2mgならピストンは上に、p[b]<p[0]+2mgならピストンは下がります。 ヒーターでゆっくりと暖めると圧力は一定というのは、Bに掛かる気体の圧力が一定となるようにBが上に上がると言う事。 理想気体における圧力、体積、絶対温度の関係を確認してください。 pV = nRT :p:圧力、V体積、T:温度、n とRはそれぞれ物質量と気体定数です。 「同じ圧力で絶対温度が2倍」なら体積が2倍 「同じ体積で絶対温度が2倍」なら圧力が2倍 となります。 あなたはこの「温度」の項を見ていないのです。 温度が高くなると気体分子の運動量がその分増します。従って圧力、つまり気体分子の衝突によって壁が押される力も、その分だけ増えることになります。しかし体積を増すと、機体の密度が小さくなって単位時間当たりに分子が衝突する回数はその分だけ減ることになり、気体が壁を押す力は減ることになります。 温度が倍に上がっても体積が倍に増えていれば、衝突によって気体分子が壁を押す力(=圧力)は変化がない(衝突回数が減る分を速度の増加がカバーした状態)ということになります。

arutemawepon
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arutemawepon
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>温度が倍に上がっても体積が倍に増えていれば、衝突によって気体分子が壁を押す力(=圧>力)は変化がない(衝突回数が減る分を速度の増加がカバーした状態)ということになりま>す。 確かにそうなのですが、体積が倍に増える原因と言うのが分子の運動量がましてピストンにぶつかる力、つまり圧力がましたからピストンを押し上げて体積が倍になったという事ではないのですか?つまり移動後の圧力は温度と体積が倍になれば圧力は最初と同じですがピストンが上がり始めてから静止するまでの移動中の圧力と言うのは最初と違うのではないですか?

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    栓Aがついた細い管でつながれた二つの管B、Cがある 左の容器Bは体積Voで右の容器Cは滑らかに動く断面積Sのピストンがとりつけられている はじめは、栓Aは閉じられていて、容器Bには温度Toで外部と同じ圧力のPoの気体が入っている また容器Cの内部は真空であり、体積がVo/2となるようにピストンが固定されてる (1)ピストンの位置を保ったまま栓Aを開くと気体が容器B,Cに一様に広がり、温度は変化しなかった このとき気体は外部に仕事をしたか? 気体の圧力はどのようの変化するか? (2)気体が一様に広がった後ピストンの位置を一定に保つために 人がピストンに加えなければならない力はいくらか? (3)ピストンを静かに動かして容器Cの気体をすべて容器Bに戻した このときの気体の温度T1,圧力P1はTo、Poに比べどうなるか・? (1)と(2)はまったくわかりません (3)は仕事をされてるので温度が上がるのはわかるのですが 圧力のほうわわかりません よろしくお願いします

  • 物理学「熱」

    ある大学の編入試験の問題での質問です!  シリンダー内に閉じ込められた1molの理想気体がある。最初、気体の圧力はp1,体積はV1,温度はT1であった。この後以下の過程を続けて行った。 (1)温度をT1に保ったまま圧力を徐々に減らし、気体を体積V1からV2まで膨張させる。 (2)外部との熱の出入りをたち、気体を体積V2からV3まで膨張させる。その結果、温度はT2となった。ここで、気体定数をRとし、定圧比熱Cpと定積比熱Cvの比、Cp/Cvをγとして以下の問いに答えよ。なお、物理量にはSI単位系が使われているものとし、単位には留意しなくてよい。 問1 p1,V1およびT1の間に成り立つ関係を記せ。 問2 過程(1)のような等温過程において理想気体の圧力pと体積Vの間に成り立つ関係を書け。 問3 過程(2)のような断熱過程において理想気体の圧力pと体積Vの間に成り立つ関係を書け。 問4 過程(1)および過程(2)において理想気体が外部になす仕事を求めよ。 自分で解いたところ、 問1 p1V1=RT1 問2 pV=一定 問3 p(v^γ)=一定 となりました。 今回お聞きしたいのは問4についてです。 過程(1)では定温変化なので、 ΔU=Q+W 0=Q-W となると思うのですが、Qが分かってないために解くことができませんでした。また、P-V図の面積で考えてみましたが、定温変化なので曲線になっているため、うまくいきませんでした。 長くなりましたが、問4についてのアドバイスをどなたかよろしくお願いします。

  • 物理II:気体の問題について

    こちら(↓)の画像を見ながら答えて頂けたらと思います。 [参考URL] http://p.tl/QOnd 図のように、滑らかに動くピストンを備えた容器が水平面上にあり、2つの室には理想気体(等量)が入っており、特に左側の室にはばねが自然長で入っているものとします。また、ピストンと容器は断熱材で出来ており、設置されているヒーターの体積は無視できるものとします。はじめ、2室の気体の圧力、温度、体積は等しく、特に体積は V でした。 この後ヒーターにより気体を加熱して室Aの体積を3V/2とした後ヒーターのスイッチを切り、ピストンに小さな穴をあけました。 今回質問したいのは、この後気体がどうなるかということです。 具体的には、この後2室の気体の圧力が等しくなるため、ばねの伸びは0となり、体積はVに戻るというのですが、そうすると、この時の気体の圧力を P , 左室の気体の物質量と温度をそれぞれ n , t , 右室の気体の物質量と温度をそれぞれ N , T , 気体定数を R としますと、状態方程式より、  PV = nRt かつ PV = NRT よって nRt = NRT 整理して nt = NT ここで、最初どちらの室にも等量の気体が入っており、かつ、ピストンに穴をあけたことによって、左室の気体が右室に流れ込んだと考えられますから、  n ≠ N  ∴ t ≠ T つまり、左室と右室で温度が違うということになります。これが不思議なのです。 そもそも私は、2室の圧力が等しくなったのは、ピストンに穴をあけたことにより気体が単一のものとなった(単一気体の圧力が部分的に高いとか低いとかいったことは考えられず、気体のどの部分をとっても圧力が等しくなった)からと考えていたのですが、そうすると、温度も2室で等しくなければならないと思うのです(温度も同様に、単一気体で部分的に高いとか低いとかいったことが考えられない。ピストンに穴があいている以上、2室で熱が伝播し最終的に等しくなるのでは)。 以上、私の質問を纏めますと、  1.何故2室の温度が異なるのか  2.何故2室の圧力が等しくなるのか(私の解釈は合っているか) この2点です。宜しくお願い致します。

  • 熱力学の問題です。

    以前、OKWEBに投稿されていた質問で、回答がないまま締め切られていた問題です。興味があったので、計算結果を付加して投稿しました。解いては見たのですが、自信がないので指摘をお願いします。(長文です) (元の質問)物理の問題3問の答えと解説をお願いします。 底のある円筒容器に気体が上部にあるピストンで封じられている。気体は円筒容器底に取り付けられたヒーターによって暖めることができる。円筒容器の内側の上下にストッパーがあり、ピストンはこれら2つのストッパーの間ではなめらかに動くことができる。ただし、ピストンの質量は無視できるものとし、ピストンの断面積をS、移動可能距離をLとする。また、重力加速度の大きさをgとする。 (1) 最初、ピストンは下のストッパーに接しており、このときの容器内の気体の圧力p0と絶対温度T0は大気と等しく、体積はV0であった。ピストンの上に質量Mのおもりをのせて、ヒーターにより気体を暖めた。気体の圧力がp1になったとき、ピストンはストッパーを離れて上昇し始めた。p1はいくらか。 (計算結果)p1S=p0S+Mgよりp1=p0+Mg/S となりませんか。 (2) ピストンが上のストッパーに当たったときに、ヒーターからの熱の供給を止め、ピストンの上からおもりを取り除いた。その後、気体から熱が大気中に逃げ、温度が下がった。ピストンが上のストッパーから離れ、下降し始めるときの絶対温度はT0の何倍か。 (計算結果)ピストンが上のストッパーにあるときの体積V=V0+LSなので、 ボイルシャルルの法則からP1V/T=P0V0/T0より、 TはT0の(p0+Mg/S)(V0+LS)/P0V0倍になる。 (3) さらに十分に時間が経過したのちに、容器内の気体の絶対温度は大気と同じT0になった。このとき、ピストンは下のストッパーに接して止まり、気体は最初の状態に戻った。このようにしてピストンが上下のストッパーを往復する間に、気体が外部に対してした全仕事はいくらか。 (計算結果)仕事は、状態変化した間の面積なので、 ピストンが上昇した時の仕事は、w1=p1Δv=p1{(V0+LS)-V0}=p1LS 下降して減少した面積はp0V0なので、 全仕事は、w1-p0V0=(LS-V0)p0+MgL となりました。 よろしくお願いします。   物理の問題3問の答えと解説をお願いします。 底のある円筒容器に気体がピストンで封じられている。気体は底に取り付けられたヒーターによって暖めることができる。円筒容器の内側の上下にストッパーがあり、ピストンはこれら2つのストッパーの間ではなめらかに動くことができる。ただし、ピストンの質量は無視できるものとし、ピストンの断面積をS、移動可能距離をLとする。また、重力加速度の大きさをgとする。 (1) 最初、ピストンは下のストッパーに接しており、このときの容器内の気体の圧力p0と大気の絶対温度T0に等しく、退席はV0であった。ピストンの上に質量mのおもりをのせて、ヒーターにより気体を暖めた。気体の圧力がp1になったとき、ピストンはストッパーを離れて上昇し始めた。p1はいくらか。 (2) ピストンが上のストッパーに当たったときに、ヒーターからの熱の供給を止め、ピストンの上からおもりを取り除いた。その後、気体から熱が大気中に逃げ、温度が下がった。ピストンが上のストッパーから離れ、下降し始めるときの絶対温度はT0の何倍か。 (3) さらに十分に時間が経過したのちに、容器内の気体の絶対温度は大気と同じT0になった。このとき、ピストンは下のストッパーに接して止まり、気体は最初の状態に戻った。このようにしてピストンが上下のストッパーを往復する間に、気体が外部に対してした全仕事はいくらか。