広報の仕事をしている方にお聞きしたい。

質問

広報っていうと会社の良いところを紹介するというイメージなんですが、
特に最近ではyoutubeなどの広告で、会社の良い接客サービスとか、アンケートのシステム紹介の動画とかをよく見かけます。

自分の会社を悪くいうつもりは決してないのですが、
内部にいると良くないところばかりが目立って見えてしまい、とても広報して紹介する気にはなりません。
仕事だから割り切ってやらなきゃと思いますが、自分がよく思ってもいないことをいいように紹介していくってのは詐欺ではないにしろ、それに近いんじゃないかと思ってしまいます。

広報の仕事をされている方は、どのような心境で仕事をこなしているのかお聞きしたいです。
広報を仕事とするからには、会社が好きでっていうのが前提にあるんでしょうか。

回答No.2

hue2011

自分の身内のものをひとに紹介するときがありますが、それを考えてみましょう。

身内と言わず同窓の後輩でもいいでしょう。それを例に挙げます。

一年後輩の人間が同じ会社に新入社員として入ってきたとします。
この人間のことは在学中に同じサークルに居て、一緒に騒いできた思い出があるとしましょう。
本人は、1年先輩にあなたがいることを知っていて、頼りになるかと期待しているでしょう。

入社時に「＊＊大学＊学部卒です。○○さんが先輩です」と自己紹介したとします。○○さんはあなたの名前としましょう。
「あいつ、どういうやつ？」と同僚なり上司なりに訊かれるでしょうね。

大学時は、酒飲んで暴れたりしたこともあるし、女性関連でみっともない行動もしていることを知っている。
だけど、それを話しますか。

以後、もっと親しくなってきた時に隠し話だとして話すことはあるかもしれないけど、いまはみっともないことは話しませんね。
いいことを思い出そうとして、あああの行事のときに率先してこれこれの担当をしてくれた、あれは助かった、と気が付いたら、それを言うでしょうね。
で、「見た目よりは真面目で律儀なやつです」と言うようなことが普通じゃないですか。
「こいつは飲んだくれるとしつこくて助平になるんで」なんて、誰だって言わないでしょう。

だけど、この人物を本当に好きだからそういうのではなく、社会人的礼儀でそういう発言になるのです。

毎日一緒にいたときには、どうしようもない怠けもので不勉強だなと思っていたとしても別の角度からみたら見どころはあると思いませんか。

生きている人間だから、いいこともあるしよくないことも褒められないこともあります。
だけど紹介するときには、できるかぎりいいことを、当人のためになる表現で話しませんか。
完璧な人間なんていないのですから。

ときに、山本夏彦さんの常套句で「下男に英雄なし」があります。
どんな偉人であっても、その下男からみたら普段の行動を熟知していますのでだらしなくでたらめな人間にしか見えない。他人が見るような英雄に見えることはない、という意味です。

あなたのこの質問は、まさに、この下男からの質問になっています。
自分のいる会社なんて、褒めるようなことはなにもないくだらない会社だと見えているのです。

それを、会社の紹介という場に置き換えて考えてみてください。
毎日暮らしている場所が天国に見えるなんていうことはあり得ません。それは当然です。
でも、人に紹介するなら、いいところはたくさんあるものです。

少なくとも、活動をして利益をあげ、給料を支払っている会社が詐欺会社ということはありません。
多少なりともいいところがあるからあなたも在籍しているのです。

全く違うことをいったらウソですけど、大体嘘つきをしなくてもいいところの紹介はできるものですよ。

回答No.1

rock1197

そういう感覚は大切だと思います。最終的には良識がある広報活動が結果をだすと私は信じます。ただ、あなたようなタイプにありがちなリスクは自社製品をネガティブに評価しすぎることです。本人が気づかないまま、悪い面だけ過大に感じる性格の人もいます。ウソを言うことは広報の原則に反しますが、よい面をよいものとして取り上げることは重要です。