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Windows8からパソコンの価格が上がった理由

Windows 7を搭載したパソコンまでって、昔からどんどん値下がりして買いやすかったのに、なぜWindows 8を搭載したパソコンから逆にどんどん値上がりして買いにくくなったのですか? あるパソコン雑誌でも、Windows 8を搭載したパソコンから値上がりして、価格設定が5年前(まだ高かった頃)の水準に戻ったと書かれていました。

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回答No.4

Q/なぜWindows 8を搭載したパソコンから逆にどんどん値上がりして買いにくくなったのですか? A/理由は単純で2008年のリーマンショックの後の、2010年のギリシャ危機、そして日本の東日本大震災と、2011年のタイの洪水があったからですよ。既に部材の輸入が中心だった日本では、ハイテク関連については、円高などはあまり大きな問題ではなかったのですよ。むしろ、円高にならなければ、もっと劇的に価格が上がっていたでしょう。 日本では、2000年代中盤である2006年頃までに、液晶工場やプラズマ工場を大量に作って、2011年に信じられないほどの苦境に立たされた、大手メーカーが複数社ありますけど、それににています。テレビの場合は、花形だという理由で、激安にするアホな企業が多いので、未だに安いですけど。 Windows8が発売される前の年は、タイで大規模な洪水が起きました。また、日本では震災がおき、電気などのエネルギー危機もありサプライチェーンへの打撃となりました。 現在は若干解消されていますが、タイは世界のハードディスクの過半数を製造する工場が集まっていました。そこが、水没し使えなくなったのです。しかも、約半年間という長い間まともな稼働は出来ず、その後さらに半年は製造装置の入れ替えなども多くで行われました。これは、ハードディスクに限らず、プリンター、電源ユニット、果ては自動車部品に至るまでで起きたことですが、特にパソコン関連では劇的な影響を与えました。 何故か?実を言えばPC関連の部材の多くは、激安で大量生産するため、先進国より発展途上国の依存度が高く、特にタイなどはそういうハイテク産業が密集していたのです。結果的に自動車などが、サプライチェーンを欧米にも持つのに対して、PCは一部部材で品薄となりました。 当時のニュースでは、日本においては新製品を発表したにもかかわらず販売が延期されるプリンタ、コンピューターなども多々ありました。 それに加えて、2010年のギリシャ危機後の事業所縮小が効果を出し始めた時期でもありました。在庫が2008年~10年の間で大きく増えてしまい。それを裁き終えるのが、ちょうど2011年から12年頃でしたが、2011年には日本での災害とタイの洪水で、予想以上に製造ラインの稼働率が下がったのです。 結果的に、2012年は在庫が減り価格が上がるという現象に繋がったのです。 ただ、それだけなら安いものを出すメーカーが出てくれば、すぐに安くなるはずでしたが、PC業界は寡占化が進んでおり、さらにスマートフォンも徐々に普及し始めた時期でしたから、特にハードディスクベンダーなどを中心に、価格を安定させる方向を目指したのです。要は、下がりすぎた単価を在庫調整で安定させたのですよ。結果的に、一部のパーツ価格は上がることになります。 それに合わせて、Windows8そのものがあまり売れない状況となり、製造がさらに絞られ、価格は一定に留まるようになります。まあ、Windows8や8.1で工場を稼働させれば莫大売れるなら、量産が進むことで、価格も下がる可能性はあったのですが、そもそも売れないことが見越され、その投資をスマートフォンなどに回すことになった。結果的に、高値安定となったのです。 スマートフォンはここに来て、PCが成長するときに起こした価格破壊と同じ現象に遭遇しつつありますけど・・・。 需要と供給で価格が決まるのだから、売れないのに高いのはおかしいと思うかもしれませんが、これは独占または寡占化が進むと起きる現象です。成長しているときには、多くの振興ベンダーが新規参入で売ります。その際に、安さを武器にすることが多いのです。そうすると、大手も安くせざる終えなくなる今のスマートフォンに言える現象です。それが、価格破壊になるのです。 それに対して、寡占化が進み淘汰され、さらに売れないという不況状態になると、どの会社もその事業で利益が出るように価格を調整します。即ち、値段を下げてまで戦うのではなく、少量で高くても、利益が確実なラインに持って行くのです。それが、起きたのがPCです。 まあ、今後も価格が昔のように劇的に下がるかというと、なかなかそうは行かないでしょう。 そもそも、PCは半導体技術を中心にブレークスルーがないと限界が見える厳しいアーキテクチャが多いのです。しかも、最先端技術は投資が高い。それなのに昔のようにいけいけでは売れません。 だから、高止まりするのです。まあ、もし下がる機会があるとすれば、Windows10がどの程度市場を引っ張れるかでしょう。これが、失敗すると、今の価格帯が維持されますが・・・そもそも、WindowsVistaでは高いパフォーマンスが求められ、パーツが劇的に売れましたが、Windows10は、Windows8と同じ軽量化されたOSですから、市場全体の活性化は難しいでしょう。

TwaaSki
質問者

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詳しい回答ありがとうございます。

その他の回答 (4)

  • piyorina
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回答No.5

タイの洪水でHDD工場被災→中国でメモリー工場炎上があり windows7の中盤から価格上昇は始まっていました。 最終的に円安になりメーカーが耐え切れず販売価格に反映されたのが windows8発売時期と重なったためです。

TwaaSki
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

  • pluto1991
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回答No.3

7の頃は7スターターというOSで「ネットブック」という10インチぐらいのが3万円でしたよね。 これ、たぶんリーマン・ショックで世界的不景気で安さが一番喜ばれた時代だったんです。 ところが、それはもう実際には泣きたくなるほど遅くて全然実用的じゃなかった。 で、そのあと「ウルトラブック」という12インチぐらいが出てWin8になったでしょう。 これはすごく使いやすいんです。実用的。 でももちろん高くなった。 10インチ3万円を売り続けるよりも12インチにシフトしたほうがメーカーも多少儲かるし、実際実用的だしね。 そういう時代の流れじゃないでしょうか。

TwaaSki
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

回答No.2

Windows7の最安値頃ノートが3万円を切っていました、その時は1ドル80円前半で、Windows8.1の頃には1ドル105円です、それ以外に原油の高騰などがあり、ドル当たりの部品単価も上がったので4.5万円位が現在の価格です。(もっとも安い部類のノートPC) しかしBTOのCore i7PCはそれほど上がってません、HDDにしても、その頃は2TBが7000円位で、現在が1万円以下です。 5年前と言えば2009年という事でしょう、当時の為替レートは1ドル93円位ですから、その水準に戻ったと言うよりその水準より円安ですから仕方ないのでは!PCは国内で作っていませんし、大半の部品は海外製ですから、為替レートの影響を受けるのは当然です。 そもそも永遠に円高が続けば、値下がりはしますがそんな事は無理でしょう、実際最上位のCPUはずっと1200ドル位ですから、値下がりなんかしてないという事で、円高で安く買えただけ、円安になれば高くなるのは当たり前です。

TwaaSki
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

回答No.1

 単純に円高です。  自分は民主党政権末期(2年前の夏)にWin8でi7のデスクトップ本体を5万円半ばで購入しましたが、現在なら8万円前後はします。  1$が80円以下から110円前後になっています。その結果だと思います。

TwaaSki
質問者

お礼

円高が原因なんですね。

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