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希少種を保護する意義(目的)
希少種を保護する意義、ないし、目的について教えてください。 日本ではトキを絶滅危惧種として佐渡島で飼育しています。 これは、何の為にしているのでしょうか。 個体数が少ないので増やしているのは分かりますが、何のために増やしているのか 分かりません。 種が絶滅することは良いと思いませんが、それも自然の法則で、生き残れないが 故の自然界のありのままの現状と思います。 何故、保護するのか意義(目的)をお教えください。
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私も絶滅は、自然の摂理の一つではないか?とは思います。 でも絶滅危惧種を「保護」する行為自体は、そんなに難しく考えなくても良いんじゃないですかね? 最も簡単に言えば、仮に質問者さんが、天然のトキを発見したとして、咄嗟に「どう思うか?」に、答えがあるのではないか?と思いますよ。 崇高な理念などをお持ちであろう、保護団体などには叱られるかも知れませんが、まず基本的には「宝石を金庫に保管する」のと同じ構造かと。 即ち希少種も、希少価値があり、宝石などと同様、価値があるゆえ保護するのでしょう。 言い換えますと、仮に日本のトキを売買出来るとすれば、どれほどの金額になるか計り知れず・・・。 いわゆる「プライスレス」の価値じゃないですかね? あるいはジュラシックパークなんて言う映画もありましたが、もし実際に恐竜を再生出来たら、スゴいことですけど、残念ながら実現はしていません。 従い、「絶滅しちゃうと再生は不能」と思われる、「プライスレスの種」と考えれば・・・。 ぶっちゃけトキなど、可愛い鳥とも思いませんが、もし目の前にトキがいれば、私でも思わず保護したくはなりますので、意義や目的などと言う以前に、人間の「本能」などに近い動機ではないでしょうか? それを悪い見方をしますと、価値に対する「欲得」などと言えなくも無いですが。 実際にも残念ながら、希少種の保護などを名目に、補助金等をアテにしている「商売人」とかも居るとは思いますし、私の中にも「もし天然のトキを見つけりゃ、一攫千金では?」なんてコトを思わなくもないです。 一方、性善説的に考えれば、弱者や少数派などに対する、憐憫や慈愛なども、誰もが持ち合わせているものかとも思います。 即ち、もしトキを発見したら「一攫千金?」と思うより先に、まずは自発的に「保護せねば!」などと思う様な気がしますよ。
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- mota_miho
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例えば、トキという鳥。悠久の時間を掛けてトキの遺伝子を持つに至り、今存在しているわけです。トキを保護するということは、その遺伝子に敬意を表しているということで、それは人間に課せられた使命だと思います。
お礼
私の質問に回答をくださり、有難うございました。 >トキの遺伝子に敬意を表している。それは、人間の使命である。 納得しました。
- あずき なな(@azuki-7)
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希少種だから保護するわけでは無く 人間のエゴで数を減らしてしまったから希少種になって保護されてしまうのです 絶滅や淘汰は確かに自然界においては自然な事です しかし現代の絶滅は明らかに人間の影響が大きいのです それによって食物連鎖のバランスが崩れたらいずれは人間にもツケが回ってくるのです 知らないと思いますが ゴキブリが絶滅すれば人類も絶滅すると言う話があります 一見無関係と思われる希少種もどこかで人間と繋がっているんですよ
お礼
私の質問に回答くださり、有難うございました。 トキは自然の摂理で減少したのではなく、私たち人間の経済活動などにより 減少していたことを忘れていました。 >一見無関係と思われる希少種もどこかで人間と繋がっているんですよ 生物多様性ということですね。 有難うございました。
- princelilac
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>生き残れないが故の自然界のありのままの現状 正しい認識だと思います。 そもそも自然保護は欧米が動物を目的もなく殺戮したことに対する批判から起こった運動です。 真っ先に思いつくのはドードーですが、これは白人に発見されてから83年で絶滅しました。入植者による乱獲と、ネコやネズミなど入植者が持ち込んだ外来動物によって、雛や卵が食い荒らされたとされています。 フクロオオカミも人間の文明の発達によって住処が限られ、最後に残ったのがタスマニアでした。ヒツジの外敵であるとして駆除されて、最後の一匹になった時点で後悔したようです。 絶滅はしませんでしたが悲惨だったのがアメリカバイソンです。白人が入植する前は6000万頭いたとされていますが、ただ単に射殺して楽しむだけのために750頭にまで減りました。実に10万分の1にまで減ったことになります。 で、現在は動物愛護とか環境保護という名目の運動が盛んになっていますが、日本は生活のための最低限度の捕獲を守ってきました。ウナギのように捕り過ぎの批判が起これば、業者も自重するだけの道徳心を持っています。食用にする場合でも臓物まで料理して食べますが、欧米は赤身の部分だけ食べて、残りは棄ててしまいます。クジラも日本は全身を利用しますが、かつてのアメリカは脂肪分だけを剥ぎ取って、残りは海に棄てて帰っていきました。 白人は世界の他の民族も自分達と同じことをしているのだと思っているようですが、「もったいない」という精神は日本から発信されたことであり、逆に保護の意義を教えてやりたいくらいです。
お礼
私の質問に回答くださり、有難うございました。 日本と欧米の食文化からの考察有難うございました。日本人は「生き物」の命を 頂いているという意味から、有り難く命を頂戴(無駄なく)しているのですね。
- rokutaro36
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基本的に、自然に種が絶滅するのは、仕方がないことです。 しかし、トキは、人間が滅ぼしているのですよ。 ならば、人間が保護するのも当然でしょう。 「種の多様性」と言う言葉をご存知だと思いますが、 自然界は、生物が生まれた時から、多様化がはじまりました。 ということは、どんな小さな生物にも、それが存在する意義が あるはずだ、という考え方です。 トキが存在することにどんな意義があるのか? ということを、人間が知らないだけのことです。 知ったときに、絶滅していて、すべては後の祭り なんてことがないように、保護すべきなのです。 スタートレックという映画のシリーズがあります。 その「スタートレックIV 故郷への長い道」という映画があります。 鯨が絶滅したことで、人類が危機に落ちるというSFです。 反捕鯨の映画だと言う人もいますが、 もっと大きな視点に立てば、人間が種を絶滅させれば、 思わぬところで、しっぺ返しを食らいますよ…… というメッセージだとも言えます。 例えば…… エボラ出血熱は、何らかの生物が絶滅したことで発生した と、想像してみてください。 これほどの致死性の高い、感染力の強いウィルスが 太古の昔からあったとは思えません。 人間が知っていることなど、たかが知れているのですよ。
お礼
私の質問に回答くださり、有難うございました。 「トキに限らず、生き物全てに存在する意義がある」は、ごもっともなことと思います。 鳥インフルエンザの細菌も、生き物と考えた場合、人間は別として、他の生物になんらかの 良い面をもたらしているのでしょうか。
>それも自然の法則で、生き残れないが故の自然界のありのままの現状と思います。 そもそも、トキは人間の乱獲が原因で、日本純血種は絶滅した訳で 自然界のありのままではありません、貴方の主張は、根本的な部分で間違っています >何故、保護するのか意義(目的)をお教えください。 一番の目的は、生態系の維持じゃないでしょうか? トキが居て、どじょうやカエルを食し、その糞を土壌のバクテリアが分解し それを稲穂が吸収し、それにより虫が集まり、その虫を求めてカエルが来て さらにそれを求めてトキが来て…と 早い話が食物連鎖ですね 捕食物の上位で有る物が居なくなれば、下位の物が増えすぎて色々と環境に影響を与えます 昔に有ったケースで、狼を駆除しすぎたら鹿が増えすぎて、ありとあらゆる草を食べつくし 森が丸裸になった事があります もっとも、トキの生態系自体をぶっ壊したのは人間なんですけどね (農薬を撒き過ぎて、どじょうやカエルが居なくなったりで…)
お礼
私の質問に回答くださり、有難うございました。 トキは自然の摂理で減少したのではなく、私たち人間の経済活動などにより 減少していたことを忘れていました。 トキは国際的にも、少なくなっているということは、個体そのもに何か原因が あるのでしょうか? 人間の経済活動などに影響されやすい生き物なんですね。
- KappNets
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<種が絶滅することは良いと思いませんが、それも自然の法則> 環境問題は「自然の法則」などと言っているだけではいけないのではないでしょうか。トキの学名は "Nipponia Nippon" と言います。奈良時代から日本に住んでいたのです。トキは人間による捕獲が原因で(日本では)絶滅しました。田んぼや畑を荒らす害鳥として考えられてもいましたが、それとりも装飾品(はく製)を作るための捕獲でした。 中国では「国家一級重点保護動物」、日本では「特別天然記念物」と指定されています。国際的に「国際保護鳥」に指定されています。ワシントン条約によっても保護されています。見かけても絶対にいじめたりしないで下さいね。 目的と言われても困るのですが、外国の人が(人が捕り過ぎて減少した)クジラを守りたいと言うのと同じことではないでしょうか。
お礼
私の質問に回答くださり、有難うございました。 トキは自然の摂理で減少したのではなく、私たち人間の経済活動などにより 減少していたことを忘れていました。 トキは国際的にも、少なくなっているということは、個体そのもに何か原因が あるのでしょうか? 人間の経済活動などに影響されやすい生き物なんですね。
お礼
私の質問に回答くださり、有難うございました。 >天然のトキを発見したとして、咄嗟に「どう思うか?」に 答えがあるのではないか?と思いますよ。 そうですね、硬く考えない、理屈ではなく、どう反応するかですね。 減少した(少なくなった)、可愛そう、愛おしい、と思えば、助ける(保護)ことは 自然なことなんですね。