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公共の福祉と個人の尊重

公共の福祉と個人の尊重はどのような関わりがあるのですか? 一見、相反するもののように思いますが、日本国憲法にはこの二つの言葉が出てきます。 二つとも互いにに干渉せず独立したものなんですか?

noname#203495
noname#203495

みんなの回答

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7194/21844)
回答No.2

個人の尊重という概念は人権の基礎をなす概念で 個人主義を宣言したものです。 個人主義とは、価値の根源が個人にあり、何にも 増して個人を尊重すべきだ、という原理です。 なぜ人権があるのか、といえば、個人が尊重される という結果人権が導出されてきたのだ、ということ になります。 ここまで説明すれば、個人の尊重概念と公共の福祉 概念の関係は解るでしょう。 以下、蛇足ですが。 この個人の尊重から導出される人権も 人間が社会生活を営むものである以上、無制約 ではあり得ません。 この、無制約ではないよ、というのが公共の福祉 概念です。 かつては、公共の福祉は人権の外にあって、人権を 制限するものだと考えられていました。 しかし、現在では人権も無制約ではあり得ず、 人権に内在する制約として公共の福祉を捉えて いこう、という見解が強くなっています。 公共の福祉概念は複雑で、諸説が対立しています。

noname#203495
質問者

お礼

お礼遅くなってすいません。わかりやすい説明ありがとうございます!

  • trajaa
  • ベストアンサー率22% (2662/11921)
回答No.1

どちらも尊重しなければならない どちらかだけを優先すればもう一方が阻害される 双方のバランスをどの辺に取るのかが難しい問題となる場合もある

noname#203495
質問者

お礼

お礼遅くなってすいません。ありがとうございます!

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