• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:原子量にはなぜ単位を付けないのか?)

原子量に単位を付けない理由とは?

101325の回答

  • 101325
  • ベストアンサー率80% (495/617)
回答No.23

> 分子量と、モル質量を g/mol で割ったもの、は結果的に同じものになるとはしても、上のあなたの表現は正確ではありません。 そうですか?分子量のときは原子量のときとは違って、Gold Book 的には正確な表現になってしまうのだ私は解釈しましたけど。 「モル質量を g/mol で割ったもの」は正式には相対モル質量と呼ばれるものです。 http://dx.doi.org/10.1351/goldbook.R05270 そして、分子量も相対モル質量も相対分子質量の別名です。 http://dx.doi.org/10.1351/goldbook.R05271 #12で紹介したグリーンブックの57ページの注(8)も参考になると思います。こちらを見ると、原子の場合でも、モル質量で原子量を定義できるようにも読めます。 まあ正確でも不正確でも、これらに関しては、どっちでもいいです。原子量(や分子量)に「モル質量を g/mol で割ったもの」という隠れた意味がある、というのは、#6に書いたように、あくまでも私の個人的な考えですので。 その回答で私が、分子量はモル質量を g/mol で割ったものとして定義される、と説明しているのは、それが初学者向けの説明だからです。仮に、分子量が原子量だったとしても、そのような説明をしたと思います。じっさい、「モル質量はモル当たりの質量」は不正確な表現ですけど、このQ&Aの#6に書いた正確な表現、モル質量は単位物質量当たりの質量、よりもずっと分かり易い表現だと思うので、そこで使っています。分かり易さのために、正確性を犠牲にしています。 > 「分子量Muの分子を1モル集めると、その質量はMgになる」、ということは、重要なことだと思います。 そうですね。私もそう思います。私なら「質量 M u の分子」と表現しますけど、どちらにしたって、このような大切な関係を簡潔に表現して分かり易く説明するには、uという単位は不可欠だと思います。

matelin
質問者

お礼

お忙しいと思いますのに、返信いただき恐縮です。 > 「そうですか? 分子量のときは原子量のときとは違って、Gold Book 的には正確な表現になってしまうのだ私は解釈しましたけど。 「モル質量を g/mol で割ったもの」は正式には相対モル質量と呼ばれるものです。そして、分子量も相対モル質量も相対分子質量の別名です。 」 大変失礼しました。相対モル質量なる術語があることを私は初めて知りました。確かにGoldBookでは、分子量も相対モル質量も相対分子質量も同じ意味を表す言葉だとしています。それを十分知りもせずに、大変失礼な言い方をしてしましました。申し訳ありませんでした。 しかし、私見では 相対モル質量と分子1個の質量とはその出所が異なるものと思います。私は次のように考えました。分子量に対する以前の考え方は次の式に基づいていると、私は自分なりに整理しました。 (分子量)=12×(その分子の集団の質量)/(その分子集団内の分子の個数と同じ個数の12C原子の集団の質量)  ただし、その集団内の個数はいくらでもよい。 上式右辺において、集団の個数をそれぞれアボガドロ数個と1個とすると (分子1モルの質量)/(1g)=(分子1個の質量)/(1u)――(1)式 の関係が成り立つことが導けます。分子1個の質量を分子量と書き直すと、 (分子1モルの質量)/(1g)=(分子量)/(1u) ゆえに、 (分子量)={(1u)/(1g)}×(分子1モルの質量) (分子1モルの質量)=(モル質量)×1mol  を上式に代入して (分子量)=(1u)×(モル質量)/{ (1g)/(1mol)} このように、uを使えば、分子量はモル質量を g/mol で割ったものに等しい、ことが簡単に導けます。  相対モル質量(モル質量を(1g)/(1mol)で割ったもの)と分子量(分子1個の質量)とは元々は別のものであるが、それは常に等しいことが証明できる。このことを踏まえて、GoldBookではその2つを同じ意味を表す言葉だとしているのだろう――これが私の推測です。証明できることを証明なしに同じものとするところに、分かりにくさの源があると私は思います。高校生なら相対モル質量(モル質量を(1g/1mol)で割ったもの)と分子量(分子1個の質量)が同じだと、言われても、すぐには決して理解できないでしょう。少なくとも私は上の証明をたどらないと理解できません。GoldBookでは分子量を分子1個の質量と明記している所は一歩前進した所だと思いますが、相対モル質量を説明もなしに分子量と同一視している所は以前の分かりにくさをまだ引きずっている所である。これが私の見方です。

関連するQ&A

  • 原子量・相対質量

    原子量・相対質量の意味がいまいち分かりません。なんとなくやっていて困らないのですが気持ち悪いので教えてください。 まず原子量=相対質量ですよね。それでこれは基準を質量数12の炭素を12として決めたのですよね。それでこれ以外のもの(抽象的な意味での炭素、アルゴン、酸素、ケイ素などほかの全てのもの)は同位体の質量数と生存比から出すのですよね。 つまり、基本的に質量数で決まると考えてよいのでしょうか。ただし、生存比が偏っていると正確でないので同位体がある物質は調整すると言うことなのでしょうか。 このように理解していて問題ないでしょうか。 P.S. ちなみに、同位体(と言う原子)がない元素はあるのでしょうか。 お願いします。

  • 原子量・分子量が無名数(単位がなく数値だけ)の理由は?

    基本的なことですが、原子量、分子量、式量が無名数である理由を教えてください。 「12Cの質量の1/12との比だから」とよく説明されますが、固定量との比は、その固定量を単位とする量であるはずです(たとえば、質量10kgはキログラム原器との比で10倍の意味で、無名数ではありません)。しかも、12Cの1/12には原子質量単位(amu)という名前があります。 「原子量・分子量・式量に単位 g/molをつけたものをモル質量という」 「1 mol の質量は原子量・分子量・式量にグラムをつけたものに等しい」 「分子量は比だから無名数だが、単位D(ダルトン)は12Cの12/1を1 D とする質量の単位である」 こうした説明も見ますが(私も人にはそう説明しますが)、これらは単位の整合性に欠ける表現です。無名数だが計算のときは単位 g/mol があると見なせ、というのは不自然です。 ただ、無名数であるには、別の理論的な理由、歴史的な経緯、化学界の習慣、無名数にしておいたほうが便利といった事情があるのかもしれません。学術面、教育面のどちらでも結構ですのでご回答いただければ幸いです。

  • 原子量について教えてください

    自然界の元素には相対質量が異なる同位体が存在するものが多く、それぞれの存在比は決まっていて、各元素の同位体の相対質量の存在比から求められる平均値を、元素の原子量といいますが この平均値というのがよくわかりません。 平均値とは観測されるデータから、その散らばり具合を "平らに均(なら)して" 得られる、統計的な指標ですが 一体なにを平均にしているのですか? 各元素の同位体の相対質量の存在比から求められる平均値ではなく 各元素の同位体の相対質量の存在比から求められる値いってもよいきがするのですが とりあえず何を平均しているのか教えてください

  • 元素の原子量の求め方を教えてください

    (1)銅には、<63>Cu(相対質量63、存在比70%)と<65>Cu(相対質量65,相対比30%)の同位体があるとして、銅の原子量を少数第1位まで求める (2)自然界に存在するホウ素は<10>Bが19.6%、<11>Bが80.4%の同位体の混合物である。<10>Bの相対質量を10.0、<11>Bの相対質量を11.0として、自然界に存在するホウ素の原子量を少数第1位まで求める

  • 原子量を求める計算の定理

    高1です。 各元素の同位体の相対質量の【平均値】が原子量ということですが、 原子量=(相対質量x存在比/100)+(相対質量+存在比/100) なぜこのような計算になるのかがわかりません。 難しい質問かもしれないですが、お願いします。

  • 分子量

    原子量は「その元素の同位体の相対質量と存在比をかけたものをすべての同位体の分足したもの」ですが、分子量も同じように「相対質量×存在比を考えられる同位体の組み合わせの分すべてたしたもの」とすべきですか?

  • 相対質量から原子量を求めるときの有効数字

    高校の化学Iの問題で 『塩素の同位体とその存在比は質量数35の塩素原子が75.8%、質量数37の塩素原子が24.2%で、それぞれの同位体の相対質量は35.0と37.0である。塩素の原子量はいくらか。』 という問題について疑問があります。 まず、自分は有効数字の意味を『測定値として意味のある数値(または有効な数値)』と教科書や参考書などで理解してます。 この問題の解答には、求める原子量が35.5と3桁の有効数字で書かれているのですが。 『各同位体の相対質量が3桁の有効数字で書かれているから、たしかに答えは有効数字3桁で答えればいいよな・・・。あれ?。でも、有効数字って測定値について扱うものだよなー。相対質量は質量の比であって単位がつくものではないから測定値といえないよな・・・?。だったら、なぜ3桁の有効数字で原子量を答えていいんだ?』という疑問が生じました。 この疑問を解決できる方、教えてください。お願いしますm(__)m。 疑問点のみをうまく書きだすことができなかったので、この形式で疑問を書かせてもらいました。疑問点が伝わらない可能性もあるので、そのときは遠慮なく補足くださいm(__)m。

  • 原子量の計算について

    自然界の塩素には、35Clと37Clの2種類の同位体が存在する。35Clの相対質量を35.0存在比を75.0%、37Clの相対質量を37.0、存在比を25.0%として塩素の原子量を少数第一位まで求めよ。

  • 原子量と質量数

    周期表を見ると原子量が書かれている部分に( )書きで質量数が書かれている元素が多くあります。たとえば原子番号88番のRaなど。説明として安定な同位体がなく特有の天然同位体組成を示さない元素についてはその元素の良く知られた同位体の中から1種を選んでその質量数を表示したとあります。原子量は12Cを基準とした相対的質量を表す値、質量数は原子核内の陽子と中性子の数を足したもの。原子量の決め方と原子の質量はほぼ陽子と中性子の質量であることを考えれば原子量と質量数がほぼ同値であるのかと思いますが、そのように受け取ってよいのでしょうか。ちなみに「良く知られた」とは同位体の中でしめる割合が一番高いということなのでしょうか。最近108Hsの質量数が265から269に変わりましたが、「良く知られた」同位体が変わったのでしょうか。非常に悩んでいるのでどなたか教えてください。よろしくお願いいたします。 sakura54

  • 原子量の有効数字の桁数について

    安定同位体の存在比が、一番存在比の多いものでも4桁しかないものでも、原子量は5桁で表示されている場合があるのはなぜでしょうか? 有効数字の計算法がよくわからなくなってきました。 計算するとき、その結果の有効数字は一番有効数字に低いものにあわせるように、教わっています。 ある元素において一番多く存在する安定同位体の存在比の有効数字が3桁であっても、原子量が5桁で表示されている場合があるのはなぜなのでしょうか。 ホウ素は元素の同位体組成表(2010)では質量数11のものが80.1(7)% 質量数10のものが19.9(7)%ですが, 原子量表(2010)では10.811±0.007となっています。(特に2010年が特別というわけではありません。) 存在比は3桁なのに、原子量は5桁です。存在比を括弧部分も含めてで4桁と考えても、5桁目があるのはさらに一桁多く表示したということでしょうか? 炭素も同位体存在比最大の12のものが98.93(8)%(13のものが1.07(8)%)で4桁ですが、原子量は12.0107±0.0008 と6桁です。 通常の高校や大学で教わっていたような有効数字の計算方法では、どう考えても6桁にはできないと思うのですが。 (ナトリウム23は100%の存在比で、原子質量が22.9897692809で原子量も同じ有効数字であることは理解できます。)