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銀行優位の経済システムの起源

現在の、経済システムですと、銀行と銀行に近いプレイヤーが目に見えて有利だと思います。 アメリカではオキュパイなどの運動も起きています。 銀行優位の経済システムの起源をご存知でしたら、教えて下さい。

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回答No.1

質問者の localnomadさんにお伺いしたいのですが、「❶ 現在の、経済システムですと、❷銀行と銀行に近いプレイヤーが目に見えて有利だと思います」とのことですが、どのような視点でどう評価したら、「❷銀行と銀行に近いプレイヤーが目に見えて有利だ」となったのでしょうか。 また、「❶現在の経済システムですと」とのことですが、どのような経済システムだと、銀行と銀行に近いプレイヤーの有利さが少なくなるとと考えての判断でしょうか。 「❸ アメリカではオキュパイなどの運動も起きています」との文章と「❶+❷」の文章の関係はどうなのでしょうか。 http://cwij.org/joomla/index.php/2010-03-13-03-26-29/1-latest-news/55-2012-09-27-11-35-02 運動の主な主張が簡潔で、「富(そして、経済的、社会的、政治的な力)の大半を支配している1%の超富裕層が、大多数である99%の犠牲の上により裕福になっていく」ということであるとするなら、古代で王権が成立していく過程でも、封建制や絶対王制が出来ていく過程でも、富裕層がさらに富裕になり権勢を強化し、大多数との格差が開いていくということでは、現代でも同じです。 人間が文化を形成するというのは、多くの知識や能力を積み重ねそれを利用するシステムを作るということで可能になるのです。 その場合、ヒトとヒトのつながり、連携、積み上げ、継承の過程は、ランダムにどの個体にも均等に起きるのではなく、(つながりをうまく形成し利用したモノがそのつながりを利用することでなされる)ため、時間、年月が経過すれば、(つながりをうまく形成し利用することに失敗したモノ、継承し損なったモノ)との格差は鋏状というよりも、分岐カーブしていく線路上を進むモノとその線路に進み損なったモノというように差は拡大し続けます。 また、経済活動は何らかの交易でなされるので、失敗し得ることが少ないモノが多数になっていき、獲得者になるモノは相対的に絞られ少数になっていくというのは、必然です。 現代社会では、この「格差拡大・少数者グループに富と力が集中するvs多数者がもてないものに固定化する」という必然の流れを緩和するため、富の再分配の施策、貧困対策、就業支援、教育訓練、医療や生活インフラの提供に力を入れています。 しかし、流れを緩和する諸施策は、格差拡大のスピード減速とセーフティネット、貧困からの脱出の可能性の積極的提供でしかあり得ません。  ゴルフトーナメントでも、高校野球の大会でも、毎回スコアーや得点をリセットして再開させるとしても、強いのは強いし、弱いのは弱いのです。 経済活動は毎年リセットも、メンバーのランダム組み合わせの変更もないです。成功者が積み重ねてネットワークを強化するし、何かの事情でそれをしなかったり/失敗したらその差を次はベースにするので、次々と敗者と勝者の格差は広がるのです。 経済を、(直接の物々交換やサービスvs物交換)でやっていても、次々と敗者と勝者の格差は広がりますが、(組織を作り利用する、システムを作り利用する)人々とそれがうまくできない人々の差の拡大は、個人対個人の差の拡大とは比較にならないほど大きいです。 (直接の物々交換やサービスvs物交換)だけでなく、信用(クレジット)や通貨を利用する、信用(クレジット)や通貨を利用するにあたって情報を高度に利用するような社会になれば、そうしたシステムを利用してその時代の社会制度の中で有利な事業を展開する人々が大きな成功をあげ、それがうまくできないのであれば、金や資産を持っていても、巨大企業の経営者でも、銀行業や証券業をやっていても、没落の方向に行ってしまいます。   ~~~ ~~~ ~~~ 銀行や金融業だからズーっと有利、○○業で最有力だからズーーっと有利、巨額の資産を継承したからその後も資産が拡大できるというほど簡単なものではないです。 (有利さを生むシステムを理解し、そのシステムをうまく活用するシステムやネットワークでうまく生き抜く、一群の人々の生き方、つながり、処世の能力)と、そうしたものをうまく使えない人々や組織か、そうしたものをうまく使い損なった人々や組織かが、どんどんと格差や立場の状態差を広げていくのです。   ~~~ ~~~ ~~~ ヒトが進化し、言葉を使い、分業し、社会システムを運行するようになったときから、この基本は変わりません。 しかし、基本は変わらないといっても、社会は大きく変わってしまったので、格差や立場の状態差は、昔なら長期間で広がったのに、現代ではごく短期で広がるようになりました。 科学技術や工業力が飛躍的に発展し、産業システムが高度に絡み合い、運輸や通信技術、蓄積や放出のコントロール・情報処理とそれに基づく大規模で広範な活動が容易に出来るようになった現代では、勝者は世界でも少数になり、圧倒的多数は一瞬でも勝つことはなく過ごす世の中に生きていくしかないです。 最低保障を厚くしたところで、大多数がその保障を受ける側になったままという事態は変わることはないです。 しかし、最低保障を厚くすることが可能ならば、大多数が保障を受けることで一生を終える状態が決まり切っていても、不満の暴発を抑制することは可能でしょう。  百年間程度の社会の安定は、巨大格差の固定のママでも可能だったし、今後も可能なことはあるでしょう。

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