• ベストアンサー

位置関数から時間を消去すれば何故軌跡が導けるか

 非常に根本的な問題です。 例えば斜方投射で、仰角をθとすると、x=vtcosθ、y=vtsinθ-1/2gt^2と時刻tに於ける位置の式が出ます。 この軌跡を求めるにはtを消して、y=xtanθ-gx^2/{2v^2・(cosθ)^2}で表現出来ます。 と今まで当たり前の様に納得していましたが、なぜ時間tを消すと軌跡が導けるのでしょうか。 改めて考えるとロジックを上手く思い付きません。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#212313
noname#212313
回答No.3

 お考えの状況では、位置(x, y)がx(t), y(t)と変数がtのみの関数であるわけですね。  解析的に解けるかどうかに立ち入らないことにして(※今の場合、そこが問題ではない)、x, yをtについて解き、t=f(x), t=g(y)(※f(x), g(y)はtを含まないように解いた関数)とすれば、f(x), g(y)は時刻tにおけるxとyの状況を表します。  そこで、f(x)=g(y)とすれば、この関係式はどんな時刻tでも成り立つ関係式となります。それは時刻tの-∞→+∞における、(x, y)に他なりません。  それが軌跡を表すということは、自明と考えて差し支えないでしょう。つまり、tを消去するという操作は、あらゆるtの状況を表す結果を得ることになるわけです。 P.S.  上記は、t=f(x, y), t=g(x, y)と、それぞれが2変数関数となっても同様です。

kenzou03
質問者

補足

どのような時刻tでも成り立つ関数とは、すごく分かりやすいです。 但し、t=f(x), t=g(y)は時刻tにおけるxとyの状況とありますが、t=f(x)は素直に読めばxに於ける時刻tではないでしょうか。 xが定義域、tが値域。ただし、tは-∞から⁺無限大まであるのに対して、xの取りうる範囲は有限。 xの位置が分かればその時の時間が分かる。yの位置が分かればその時の時間が分かる。 ある時間tに於いてはf(x)とg(y)が一致する。実はこのtは任意の時間であるので、 時間に関係なくf(x)=g(y)が成り立つ。 言い換えれば時間がどう変化しようと、上記の関係式であらわされる領域以外を通過しない。 これが軌跡である。 と理解しましたが、よろしいでしょうか。

その他の回答 (3)

noname#212313
noname#212313
回答No.4

 #3です。 >t=f(x)は素直に読めばxに於ける時刻tではないでしょうか。  一読させて頂いて、「おお、そう表現すればよかったんだ」と思いました。  先の回答を書きながら自分でも「ちょっと、どうもしっくりこない表現だな」と思っていたんですが、どう書くか思いつきませんでした。逆関数で考えるということですから、仰るように素直に言えばよかったんだ、と言われた今は思います。  その後のご説明も、まさにその通り、というところです。筋道だっていて、過不足がありません。先はそのようにすんなり筋が通る回答が書けず、申し訳ありません。今後はもう少し頭を整理して書けるようにしたいと存じます。

kenzou03
質問者

お礼

回答有難うございます。 自分も逆関数が頭に過りました。しかし、逆関数は存在はするけれども、実感することが困難なので、素直に表現した方が良かったかも知れません。 数学的に言えば、変数を消すのは中学校からやっており、何も抵抗が無かったのですが、 改めて物理現象を深く考えてみると今更疑問に思えて来ました。 これに自分自身気が付いたのと、改めて問題が解決出来たことは自分に非常に大きなプラスでした。 いまだに疑問なく代入法で計算している人が大多数なのかと思っています。

  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.2

軌跡Cは点(x,y)の集合です。ご質問の例の場合   C = {(x,y) | ∃t(t∈R ∧ x=vtcosθ ∧ y=vtsinθ-1/2gt^2} である。つまり、「(x,y)が連立方程式   x=vtcosθ   y=vtsinθ-1/2gt^2 の解になるようなtが存在する」という性質を満たす(x,y)の全体がCである。  ここからtを消去してやれば、「(x,y)が方程式   y=xtanθ-gx^2/{2v^2・(cosθ)^2} の解になる」という性質を満たす(x,y)の全体がCである。すなわち   C = {(x,y) | y=xtanθ-gx^2/{2v^2・(cosθ)^2}}  なお、ご質問の例の場合には、方程式が最初からyについて解けた形に書けていて、xがどんな実数であっても「(x,y)がこの方程式の解になるようなy」がちょうどひとつだけ存在しますが、一般にはそうとは限らない。たとえば   x = cos t   y = sin t という運動なら、   C = {(x,y) | x^2 + y^2 = 1} となって、(この軌跡が円軌道だということを考えれば当たり前ですが)|x|>1の時、また|y|>1のときには(x,y)はCの要素ではないし、yについて解くと   y = ±√(1-x^2) となって、xをひとつ決めると、方程式を満たすyが2個ある。

  • spring135
  • ベストアンサー率44% (1487/3332)
回答No.1

>なぜ時間tを消すと軌跡が導けるのでしょうか 軌跡というものが通り過ぎた経路を後で眺めているわけです。つまり、x(t),y(t)が与えられて、 時間の情報は要らん、x,yの関係だけほしいといっているわけです。ただし、x,yは独立ではない、 その拘束が時間によって与えられていると解釈できます。

kenzou03
質問者

お礼

なるほど。確かに例えば0.1秒刻みでプロットして行けば、終わった後に軌跡が現れますね。 言い換えれば全てのtの記録を残すと軌跡になる。 その意味で、x(t)、y(t)がすべての基本の様に思えてきました。 vx(t)=dx/dt、vy(t)=dy/dt、ax(t)=d2x/dt2、ay(t)=d2y/dt2。 更に質量が分かれば、fx(t)=m・ax(t)、fy(t)=m・ay(t)から、 その瞬時に作用した力まで分かりますね。

関連するQ&A

  • 斜方投射での包絡線(到達可能範囲)の求め方

    仰角θの斜方投射で、到達可能範囲の式としてはy=-g/(2・Vo^2)×x^2+Vo^2/2gとありますが、これを求める方法をご存じないでしょうか。 因みに速度式Vx=Vo・cosθ、Vy=Vo・sinθ-gt、と位置を表す式x=Vo・t・conθ、y=Vo・t・sinθ-1/2・gt^2から、θを消去してtの2次式の判別式を利用するとのこと。 以下の方法もあるのですが、なんとなくしっくりきません。 http://www14.atwiki.jp/yokkun/m/pages/250.html?guid=on

  • 斜方投射

    斜方投射がよく分かりません。 水平面上の点Oから、仰角Θでボールを投げた。初速度の大きさをVo、投げた点を座標の原点、投げた時刻をt=0とし、重力加速度の大きさをgとするとき、 最高点に達する時刻t1と、最高点の位置座標(x1、y1)、 再び地面に達する時刻t2と、地面に落下した地点の位置座標(x2、y2) をVo、Θ、gで表すとどうなるのですか? 物理が本当に苦手なのでどなたか詳しく回答して下さると嬉しいです…

  • 軌跡の描き方

    滑らかな水平面上に直線Lがあり、直線L上にOをとる。点Oを原点とし、水平面内で点Oを軸にして一定の角速度ωで上からみて反時計回りに回転するx, y軸をとる。時刻t=0では直線Lとx軸が一致しているものとする。いま、時刻t=0に点Oから距離Rだけ離れたL上の点から小球を、水平面に立っている観測者からみて、点Oに向かって 速さvoで打ち出した。xy平面内では時刻t=0の小球の位置は(x,y)=(-R,0)である。なお必要ならば小さい角δ[rad]に対して成り立つ近似式 sinδ=δ, cosδ=1を用いよ。 小球を打ち出してから微小時間Δt後の小球のy座標は y=(R-voΔt)sin(ωΔt)となっているが、ωΔtが微小であることを用いて、y≒(R-voΔt)ωΔt と近似できる。これは小球を打ち出した直後には、y方向について、等速加速度運動と近所できることを表している。そのときには小球は大きさ2mvoωの慣性力をy軸の負の向きに受けていることになる。 問 0≦t≦R/voにおける小球のxy平面内での運動の軌跡を描け。軌跡には、小球の進む向きを表す矢印をつけよ。ただし、vo>Rωとする。 小球の位置(x,y)は時刻tの関数として、 x=-(R-vot)cos(ωt) y=(R-vot)sin(ωt) と表され、小球の運動の軌跡は、半径がR-votの円の一部となるので、以下の図のようになると思います。(以下の図は、半径がRの円の一部を描き、その円周を8等分して、それぞれの点から原点Oに引いた線を8等分し、R/8づつ原点に近づいていくように点をうって、その点を結んでいく、というような手順で描きました。) しかし、解答に載っていた図は、x=-R/2に関して左右対称でした。 厳密に描くとすれば、以下の図の方が正しいと思うのですが、大学入試ではどちらでもいいのでしょうか? (これは京大実戦模試の問題です。)

  • 斜方投射の問題

    初速2.52m/s(COS2.4°で水平方向の速度 2.518m/s)、仰角2.4°で質量mの物体(大きさは考えない)を斜方投射した際の到達距離の求めからを教えてください。 高さ0mのところから放り出すとして、高さ0mのところに物体が着地するとします。

  • 運動方程式

    x(t)=(v0 cosθ)t,y=(v0 sinθ)-1/2gt^2 からtを消しyをxの関数であらわせ。という問題で y=tanx-(gx^2)/2(v0 cos^2θ) までできたのですが、この後グラフにすることができません。どうすればいいのか、ご教授ください。

  • 高校物理、放物運動

    水平投射をかんがえる。 投げ出された点をOとして、初速度v0の向きにx軸、鉛直下向きにy軸をとり、投げ出された時刻を0として時刻tにおける物体の位置を(x、y)速度vのx、y成分をvx、vyとする。 このとき、計算をすすめると、y=g/2v0^2xとなりました。 gの正負で放物線が下に凸か上に凸かが分かれますが、どう考えるのでしょうか? また、同様の問題で、水平方向より仰角θに初速度v0でボールを投げだす場合。 投げ出された点をO水平右向きにx軸、鉛直上向きにy軸をとるとき、時刻tにおける物体の座標を(x、y)速度vのx、y成分を(vx、vy)とするとき、 y=tanθx-g/{2(v0cosθ)^2}x^2となったのですが、これもgの正負はどう考えるべきでしょうか? gは鉛直下向きに生じているから負ではだめなんですが、どうしてですか

  • 軌跡のy座標最大

    ※→rはrベクトルの事。[ ]内は添字。 →r=(v[x0]t+x[0],g/2t^2+v[y0]+y[0])で与えられる時、速度と加速度を求めよ。 但し、v[x0],x[0],g,v[y0],y[0]は定数。 (1) v[x]=v[x0] v[y]=-gt+v[y0] a[x]=0 a[y]=-g (2) 位置x,yの軌跡の式y=f(x)を求めよ。 y=-g/2(x-x[0]/v[x0])^2+v[y0](x-[x0]/v[x0])+y[0] (3) 軌跡のy座標が最大となるxを求めよ、という問題が分かりません。 お願いします。

  • 斜方投射の初速度計算

    以下の式1と式2を解いて斜方投射の初速度Vを求めたいと思っています。 式1 x = V*t*cos(θ) - 1/2 * a * t^2 式2 y = V*t*sin(θ) - 1/2 * g * t^2 x:目標地点までの水平方向の距離 y:目標地点までの高さ θ:投射角度 a:x水平方向の加速度 g:重力加速度 t:時間 として、tとV以外が既知(全て定数)のときにVを求めることは出来るのでしょうか。 投射角度と目標地点とx軸方向に働く加速度(定数)が分かれば初速度も一意に定まりそうな気がするのですが、代入法でtを消してもVについて解くことができません。

  • 大学物理の問題HELP~

    時刻tの位置(x、y) 座標が        x=at²,y=ct,(a,cは定数) である運動をしている質点の 1) 軌跡の式をもとめよ。 2) 時刻tの速度(Vx、Vy)を求めよ。 3) 時刻tに質点に動いている力(Fx、Fy)を求めよ。

  • 物理の波動の問題が分かりません

    時刻t(s)のときの位置x(m)における媒質の変位y(m)が y=2cosπ(10t-x/2) で表される波があります。 1,この波の同じ位置におけるt=0(s)とt=1(s)のときの変位差 2,この波の波長 3,この波の速さ 以上の三つを求めたいのですが、変位がcosになっているだけで混乱してしまい何から手をつければ良いか分かりません。 解説をお願いします。