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同時分布と独立同一分布の解釈はこれでOK?

ramayanaの回答

  • ramayana
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回答No.2

ANo.1 へのお礼and補足について。 ************** Σ∋s_1,s_2,…,s_nが(事象について)独立⇔P(∩_{i=1}^n s_i)=Π_{i=1}^nP(s_i)が成立 ************** { } の括り方がちょっと気になりますが、有限個の事象については、おっしゃるとおり 「Σ∋s_1,s_2,…,s_nが独立⇔P(∩_{i=1 to n} s_i)=Π_{i=1 to n}P(s_i)」 で正解だと思います。無限個の事象について、それらが独立とは、その任意の有限部分集合が独立である、という意味です。 ************** 「X[1]∈A[1], X[2]∈A[2], ・・・, X[k]∈A[k] が独立のとき、Φは独立であると言います。」ちょっとここがいまいちよく分かりません。 ************** 記述を省略しすぎましたかね。1 ≦ i ≦ k なる各 i について、 A[i] の X[i] による逆像X[i]^(-1)(A[i]) (すなわち、 X[i](w) ∈ A[i] となるような w 全体の集合)は、Σの元ですから、ひとつの可測事象です(X[i]が可測関数だから)。そこで、 「事象 X[1]^(-1)( A[1])、X[2]^(-1)( A[2])、・・・、X[k]^(-1)( A[k]) が独立」 という意味で、上のように記述しました。 (参考 「事象」とは) 「事象」とは、Ωの元に対する条件のことです。条件が与えられれば、その条件を満たす元全体から成るΩの部分集合が得られます。逆も言えます。この関係によって、Ωの部分集合全体と事象全体を同一視できます。この意味で、事象とは、Ωの部分集合のことだとも言えます。上の X[1]∈A[1], X[2]∈A[2], ・・・, X[k]∈A[k] は、事象を条件によって記述したものであり、 X[1]^(-1)( A[1])、X[2]^(-1)( A[2])、・・・、X[k]^(-1)( A[k]) は、同じ事象を部分集合で記述したものです。なお、可測集合(Σの元)に対応する事象のことを「可測事象」といいます。文献によっては、可測事象だけを事象と定義する流儀もあるようです。 ************** 『Φ:={X∈Map(Ω,R);Xは可測集合}とする時,Φ⊃{X[1],X[2],…,X[k]}=:Φ'が独立,⇔∀b[1],b[2],…,b[k]∈Brl(R)に対して,P(∩_{i=1..k}X[i]^-1(b[i]))=Π_{i=1..k}PX[i]^-1(b[i])』が確率変数X[1],X[2],…,X[k]が独立の定義 ************** そういうことです。ただ、「Xは可測集合」は「Xは可測関数」の誤植でしょうね。 ************** (確率ベクトルの独立について) 『Φ:={X∈Map(Ω,R^k);Xは可測集合}とする時,Φ⊃{X[1],X[2],…,X[k]}=:Φ'が独立, ⇔∀b[1],b[2],…,b[k]∈Brl(R^k)に対して,P(∩_{i=1..k}X[i]^-1(b[i]))=Π_{i=1..k}PX[i]^-1(b[i])』 ************** 各確率ベクトルの次元は、互いに異なっても構いません。たとえば、次のような定義になります: 『n を2 以上の整数とする。k[1]、k[2]、・・・、k[n] をそれぞれ 1 以上の整数とする。Φ':={ X[1],X[2],…,X[n] | X[i]はk[i]次元確率ベクトル}とする時, Φ'が独立⇔∀b[1] ∈Brl(R^k[1]),∀b[2]∈Brl(R^k[2]),・・・, ∀b[n]∈Brl(R^k[n])に対してP(∩_{i=1..n}X[i]^(-1)(b[i]))=Π_{i=1..n}P(X[i]^(-1)(b[i]))』 ************** (ANo.1 の定理2に関し) X:=(X[1],X[2],…,X[k])^Tを確率ベクトルとすると∀b∈Brl(R)に対して, P(X^-1(b))=Π_{i=1..k}P(X[i]^-1(b))が成立ということなのですね。 ************** P(X[i]^(-1)(b)) というときの b は、すべての i で共通ということではありません。 b が i ごとに変わるという前提で書き直すべきです。 ************** (無限個の事象に対する「独立」概念について) 『Φ:={X∈Map(Ω,R);Xは可測集合}とする時,Φ⊃{X[1],X[2],…}=:Φ'が独立,⇔∀b[1],b[2],…∈Brl(R)に対して,P(∩_{i=1..∞}X[i]^-1(b[i]))=Π_{i=1..∞}PX[i]^-1(b[i])』 ************** その解釈は、間違いだと思います。 無限個の事象が独立だというのは、その任意の有限部分集合が独立だという意味です。無限積は、使いません。

BBeckyy666
質問者

お礼

すっかり遅くなりまして大変申し訳ありません。 ご回答誠に有難うございます。 > ANo.1 へのお礼and補足について。 > ************** > Σ∋s_1,s_2,…,s_nが(事象について)独立⇔P(∩_{i=1}^n s_i)=Π_{i=1}^nP(s_i)が成立 > ************** > { } の括り方がちょっと気になりますが、 TeXっぽく打ってしまってました。 > 有限個の事象については、おっしゃるとおり 有難うございます。 > 「Σ∋s_1,s_2,…,s_nが独立⇔P(∩_{i=1 to n} s_i)=Π_{i=1 to n}P(s_i)」 > で正解だと思います。無限個の事象について、それらが独立とは、 > その任意の有限部分集合が独立である、という意味です。 了解です。 > ************** > 「X[1]∈A[1], X[2]∈A[2], ・・・, X[k]∈A[k] が独立のとき、Φは独立であると言います。」 > ちょっとここがいまいちよく分かりません。 > ************** > 記述を省略しすぎましたかね。1 ≦ i ≦ k なる各 i について、 A[i] の X[i] による > 逆像X[i]^(-1)(A[i])(すなわち、 X[i](w) ∈ A[i] となるような w 全体の集合)は、 > Σの元ですから、ひとつの可測事象です > (X[i]が可測関数だから)。そこで、 なるほどです。 「(Ω,Σ,P)にてX[i]:Ω→R, k=1,2,…,kがΣ可測関数の時, Brl(R)∋∀b_iに対して, X[1]^-1(b[1]),X[2]^-1(b[2]),…,X[k]^-1(b[k])が(事象について)独立」 ですね。 > 「事象 X[1]^(-1)( A[1])、X[2]^(-1)( A[2])、・・・、X[k]^(-1)( A[k]) が独立」 > という意味で、上のように記述しました。 > (参考 「事象」とは) > 「事象」とは、Ωの元に対する条件のことです。条件が与えられれば、その条件を満たす元全体から > 成るΩの部分集合が得られます。逆も言えます。この関係によって、Ωの部分集合全体と事象全体を > 同一視できます。 Ωの部分集合⇔Σ可測集合 だからなのですね (確率論では非可測集合の存在を仮定してないのでこれでOKなのですね)。 > この意味で、事象とは、Ωの部分集合のことだとも言えます。 > 上の X[1]∈A[1], X[2]∈A[2], ・・・, X[k]∈A[k] は、事象を条件によって > 記述したものであり、 このような記法があったのですね。参考になります。 > X[1]^(-1)( A[1])、X[2]^(-1)( A[2])、・・・、X[k]^(-1)( A[k]) は、 > 同じ事象を部分集合で記述したものです。なお、可測集合(Σの元)に対応する事象のことを「可測 > 事象」といいます。文献によっては、可測事象だけを事象と定義する流儀もあるようです。 納得です。 > ************** > 『Φ:={X∈Map(Ω,R);Xは可測集合}とする時,Φ⊃{X[1],X[2],…,X[k]}=:Φ'が独立,⇔ > ∀b[1],b[2],…,b[k]∈Brl(R)に対して,P(∩_{i=1..k}X[i]^-1(b[i]))=Π_{i=1..k}PX[i]^-1 > (b[i])』が確率変数X[1],X[2],…,X[k]が独立の定義 > ************** > そういうことです。ただ、「Xは可測集合」は「Xは可測関数」の誤植でしょうね。 そうでした。失礼致しました。 > ************** > (確率ベクトルの独立について) > 『Φ:={X∈Map(Ω,R^k);Xは可測集合}とする時,Φ⊃{X[1],X[2],…,X[k]}=:Φ'が独立, > ⇔∀b[1],b[2],…,b[k]∈Brl(R^k)に対して,P(∩_{i=1..k}X[i]^-1(b[i]))=Π_{i=1..k}PX[i]^-1(b[i])』 > ************** > 各確率ベクトルの次元は、互いに異なっても構いません。たとえば、次のような定義になります: > 『n を2 以上の整数とする。k[1]、k[2]、・・・、k[n] をそれぞれ 1 以上の整数とする。 > Φ':={ X[1],X[2],…,X[n] | X[i]はk[i]次元確率ベクトル}とする時, Φ'が独立⇔∀b[1] > ∈Brl(R^k[1]),∀b[2]∈Brl(R^k[2]),・・・, ∀b[n]∈Brl(R^k[n])に対してP(∩_{i=1..n} > X[i]^(-1)(b[i]))=Π_{i=1..n}P(X[i]^(-1)(b[i]))』 納得です。 > ************** > (ANo.1 の定理2に関し) > X:=(X[1],X[2],…,X[k])^Tを確率ベクトルとすると∀b∈Brl(R)に対して, P(X^-1(b))=Π_{i=1..k} > P(X[i]^-1(b))が成立ということなのですね。 > ************** > P(X[i]^(-1)(b)) というときの b は、すべての i で共通ということではありません。 > b が i ごとに変わるという前提で書き直すべきです。 なるほどです。つまり, X:=(X[1],…,X[k])とする。X[1],…,X[k]がP上で独立 ⇔ ∀(b[1],…,b[k])∈Brl(R^k)に対して, P(X^-1(b[1],…,b[k]))=Π_{i=1 to k}PX_i^-1(b[i]) でいいのですね。 > ************** > (無限個の事象に対する「独立」概念について) > 『Φ:={X∈Map(Ω,R);Xは可測集合}とする時,Φ⊃{X[1],X[2],…}=:Φ'が独立,⇔∀b[1],b[2],…∈Brl(R)に対して,P(∩_{i=1..∞}X[i]^-1(b[i]))=Π_{i=1..∞}PX[i]^-1(b[i])』 > ************** > その解釈は、間違いだと思います。 > 無限個の事象が独立だというのは、その任意の有限部分集合が独立だという意味です。無限積は、使いません。 了解です。 『Φ:={X∈Map(Ω,R);Xは可測集合}とする時,Φ⊃{X[1],X[2],…}=:Φ'が独立, ⇔ ∀m∈Nに対し, {i_1,i_2,…,i_m}⊂Nに於いて, ∀b[i_1],b[i_2],…,b[i_m]∈Brl(R)を採ると,P(∩_{j=1..m}X[i_j]^-1(b[i_j]))=Π_{j=1..m}PX[i_j]^-1(b[i_j])』 という事なのですね。

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