• ベストアンサー

軍事輸送機の開発について

日本の報道でもたまにCX-2についての報道を見ますが、輸送機って戦闘機と違ってそれほど特殊な性能は求められてない気がします。求められる性能としては、搭載量と航行距離の二つが重要なはずで、これは民間の旅客機が既に満たしている気がします。 一部には民間旅客機からの転用もあるようですが、各国が軍用輸送機をわざわざ開発して高いお金を払って調達している理由はなんなのでしょうか?何千機も売れている旅客機の方が調達は安いでしょうし、民間の貨物輸送も747などの旅客機を改造して使っているようですが。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • taoyuany
  • ベストアンサー率74% (629/844)
回答No.3

民間機と軍用機が大きく違うのは対被弾性能と空挺性能です。 例えば多くのジャンボジェットは羽根に燃料を搭載しています。 これには当然対被弾性能はないため、羽根に被弾すると炎上し墜落します。 第一次世界大戦中の飛行機は地上からの機銃で墜落することもありました。 現代の対被弾性能のある軍用機には自動消火設備や防弾設備があり、被弾しても燃料部までの手前で止まるか燃料に引火しても自動消火します。 また、軍用機ならではの特殊機能もあります。 戦車ですら空中から地上に投下できる空挺機能です。 軍事境界線でにらみ合ってる相手の裏に大量の戦車部隊が投下できれば、相手の戦線を突破できます。 この機能があるため、軍用輸送機は危険視されます。 M551 空挺動画(40秒程度で戦車を投下しています。) http://youtu.be/50cpPAVoxJQ 例えばボーイング747を軍事用に改造せずに転換したとします。 ですが、そのままであるため被弾するとすぐ炎上しますし、当然空港に着陸しないと荷物を下ろす事が出来ません。 安全圏だけを飛び、安全圏の空港に着陸する用途であれば民間機に委託すれば良いだけですし、実際に米軍も民間機に委託しています。 ですが民間機は危険な空域は飛べませんので戦争が始まると空輸ができなくなります。 イラク戦争当時日航機が飛べなくて、日本人の救出ができなかった事もあります。 という事で危険空域を飛ぶために軍用機は必要ですし、空挺部隊を展開するためにも軍用機は必要となります。 以上質問者様の参考になれば幸いです。

bluelinear
質問者

お礼

ありがとうございます。対被弾性能と空挺性能に違いがあるんですね。勉強になりました。

その他の回答 (3)

回答No.4

>各国が軍用輸送機をわざわざ開発して高いお金を払って調達している理由はなんなのでしょうか? 商用輸送機が離着陸できない短い滑走路で離着陸するためです。 加えて商用機が飛行中止するような悪天候での作戦行動能力も重要視されます。 値段の安いカローラを買わずに値段の高いジープを購入するのと同じような違があるわけです。 今後、日本政府の様にカネが無い団体は、短距離離着陸性能を諦め、安価な商用輸送機を導入し、商用機、軍用機の両者をミックスして運用する知恵が必要になると思います。

bluelinear
質問者

お礼

ありがとうございます。確かに調べてみたら軍用輸送機は滑走距離が格段に短いですね。勉強になりました。

  • nekonynan
  • ベストアンサー率31% (1565/4897)
回答No.2

 重要な点が抜けている。短い距離で離着陸できることです。  ジャンボジェット機は、3000m以上の滑走路が入ります。そんな長い滑走路で無くても離着陸ができる性能が求められます。  後ろが開放扉が大きいのも特徴です。一気に空挺団を出せる能力の入ります。横幅がでかいものを載せることができます。  単にものを運ぶだけならば、仰るとおりに民間でも十分です。

bluelinear
質問者

お礼

ありがとうございます。確かに調べてみたら軍用輸送機は滑走距離が格段に短いですね。勉強になりました。

noname#194536
noname#194536
回答No.1

コストと部品の汎用性に3000点

関連するQ&A

専門家に質問してみよう