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ミカエリスメンテン式について
基質Sが酵素Eと反応して生成物Pを得るとき。 ミカエリスメンテン式を求める際、S+EからSEの反応は可逆的であるとみなして、SEからP+Eへの反応は不可逆とみなすものなのでしょうか? 酵素には両方向への反応を触媒するものもあると思うのですが。 P+EからS+Eにはならないのでしょうか?1行目の条件だからですか?
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補足拝見しました。 >ここで1方向(P)へのみの反応を考えた式だけでは、VmaxやKmなどの正しい値はでないと考えてもよろしいのでしょうか。 SとEだけで適切な条件で反応すれば正しいVmaxやKmが求められると思います。 「基質としてSだけが大過剰に存在している条件」 (Pの濃度が無視できるほど少ない条件)を想定してみて下さい。 >また両方向への反応だとPへの反応速度が遅くなるなどの影響があるのでしょうか? 例えば、S+EのKmとE+PのKmがほぼ同じ酵素だとして、 「SとPを等量ずつ入れた条件」を仮定してみましょう。 この場合、Eの取り合いになって反応速度に影響が出ることが想像できます。 質問者さんが想像しているのもこうした条件ではないでしょうか? しかし、実際に酵素活性を測る時はこのような形ではなく、 前者のような「基質としてSだけが大過剰に存在している条件」で行いますので 適切な条件ではあまり心配いらないと思いますがいかがでしょうか?
式の考え方としてはSE->E+P、つまり不可逆的と仮定しています。 実際には双方向の反応を触媒することもあります。 (SとPとでエネルギー変化が小さく、両方向への触媒能をもつ酵素の場合) 例:イソメラーゼの一部など 逆方向の反応を考慮したければ、 SとPを入れ替えたもう1本の式を設定すると良いでしょう。 参考になれば幸いです^-^
補足
回答ありがとうございます。 すなわち酵素が両方向への触媒をするときは、2方向それぞれの式を考えたほうがよいと解釈します。 補足なのですが、ここで1方向(P)へのみの反応を考えた式だけでは、VmaxやKmなどの正しい値はでないと考えてもよろしいのでしょうか。また両方向への反応だとPへの反応速度が遅くなるなどの影響があるのでしょうか?