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需要の価格弾力性について
問題文で、「需要の価格弾力性の絶対値が常に1.25である右下がりの需要曲線に直面している。」 と書いてあったのですが、そんな曲線は存在するのでしょうか。 まっすぐな直線でも弾力性は変化しますし、ありえない気がしてならないです。
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またまた訂正です。回答NO3の、 >たとえば、A点が需要曲線の真ん中に位置するなら、その点における弾力性の値はGC/OG = 1/2 = 0.5となることがこの公式によって直ちに分かります。図を描いて確かめてください 図を描いて確かめてくれました?図からあきらかなように、この場合GはOCの真ん中にくることになるので、GC/OG=1となります。回答を読んで、おかしいと思ったら、遠慮なく、「補足質問」欄を使って質問してください。
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- statecollege
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回答No1にもう一つ訂正がありました。真ん中あたりにある Q = AP(-1) ⇒ Q = AP^(-1) と訂正してください。右辺はA×(Pの-1乗)、つまり、A/Pです。 ついでに、需要曲線が「直線」なら、需要曲線上のどの点の(価格)弾力性が異なる値をとるのに、直線ではなく、曲線のときは(つまり、需要関数が非線形のときは)、一定値をとることができるのか、直感的に説明しましょう。 ・需要の価格弾力性を幾何学的に示す方法があるので、まずそれを示しましょう。 まず需要曲線が直線とし、この直線は横軸(需要量Qを横軸にとる)と交わる点をCと呼びましょう需要曲線上の任意の点(Aと呼びましょう)における弾力性の値は、Aから横軸に対して垂線を下し、横軸との交点をGとすると、GC/OGで得られます。ここで、GCはGからCまでの長さで、OGは原点OからGまでの長さです。ですから、たとえば、A点が需要曲線の真ん中に位置するなら、その点における弾力性の値はGC/OG = 1/2 = 0.5となることがこの公式によって直ちに分かります。図を描いて確かめてください。では、需要曲線が直線ではなく、たとえば、Q = A/Pのように非線形のときは、この幾何学の公式はどうやって適用したらよいか? ・その場合は、A点においてその曲線に接線を引き、その接線と横軸の交点をCとし、GC/OGを計算すれば、A点における弾力性の値が(需要曲線が直線のときとまったく同じようにして)得られるのです。ただし、直線のときと違いがあります。A点を需要曲線に沿って下のほうに移動させてください。すると、Aの位置にしたがって、Cの位置が変化してしまいます。需要曲線が直線なら、Cの位置は固定しているのに、曲線のときはAの位置によってCの位置が変わるのです。たとえば、Q=A/Pのような場合(直角双曲線といいます)、GC/OG = 1となるようにGが変わるとCが動くことがわかります。図を正確に描いて確かめてください。それから、幾何学公式e =GC/OGを、需要曲線がQ = a - bPで与えられたとして、自分で証明してみてください。
- statecollege
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回答No1の訂正。需要の価格弾力性の定義を (**) e = -(dQ/dP)(P/Q) とマイナス符号を付けてください。需要曲線は右下がりなので、マイナス符号をつけないと、弾力性の値は負の値をとります。たとえば、-1.25とか-2.0のように。この場合どちらがより弾力的でしょうか?数値的にはー1.25>-2.0ですが、もちろん-2.0のほうがより弾力的なのです。この問題を回避するためには、―を付けて、弾力性を正の値(あるいは絶対値)で示すのです。すると、1.25<2.0ですから、後者のほうが弾力性がより大きい値をとり、より弾力的であることが一目瞭然です!
- statecollege
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需要曲線 (*) Q = AP^(-1.25) を考えてください。ただし、Qは当該財の需要量、Pは当該財の(市場)価格、Aは定数(パラメータ)。需要の価格弾力性をeとすると (**) e = (dQ/dP)(P/Q) ですよね。(*)の両辺をPで微分し、それを弾力性の公式(**)に代入し、e = 1.25となることを確かめてください。一般に、(*)のような形をした需要曲線(関数)を、価格弾力性一定の需要曲線と言います。この特殊の場合として、 Q = AP(-1) つまり Q = A/P があり、この需要曲線のもとでは価格弾力性はつねに1です。
お礼
とても丁寧なご回答ありがとうございます。何度も説明していただいて、グラフを書いて理解することができました! 本当にありがとうございました!