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生まれ育った家がなくなるのがつらい

zinchanの回答

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  • zinchan
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回答No.4

 まずは一般論として・・・  日本の気候はヨーロッパ等に比べて寒暖差が激しく、特に湿度が高いことや、また、地震が多いことから、石やレンガ、コンクリート等で作られた家では住みづらく、家を長く持たせる事ができにくい環境です。よって、温度緩衝作用があり、湿度調節が効き、さらに少々のゆれを吸収してしまう、木材(+土壁)でできている伝統的家屋は、エネルギーを消費せず、低コストで風土に合った、最適な建築方法であると考えます。また、山林が多く、木材の供給が容易であることも木材建築の家が多い要因であると考えます。  しかし、木材家屋はどんなに丁寧に管理しても、数十年~数百年で朽ち果てる素材です。また、火災により容易に焼失してしまいます。  よって、日本人は、そもそも木材を材料にしている家屋に対して、永遠に残すものという発想がないように感じます。古くなり、朽ちてきたら立て替えるという考え方が支配しているように思います。伊勢神宮や、諏訪の御柱の建て替えも、建て替えにより再生することで、永遠に存続させるという発想なのではないでしょうか。例外として仏教建築がありますが。  あなたのご実家も、いつかは立て替え(再生させ)なければならないのではないでしょうか。  材質としてまだ住めるとお考えでしょうが、実際に住む人が住みやすいと考える家を建てるのが筋ではないでしょうか。もちろん、あなたが将来そこに住むのであれば、あなたのご意見をご家族に伝え、(費用負担の上)取り入れてもらうことも重要と考えます。  それでも残さないという意見が支配的であれば、あなたの代になって後、伝統的な家屋に建て直すという考え方もあるかと思います。もしくは、解体した材料を取っておくと言うのも一方法だと思います。  もし、あなたのご実家が、山林をお持ちで、ご家族できちんと管理されていて、柱や梁になるようないい木が多数生えているのでしたら、安価に立て替えることも可能ですが、どうでしょうか。  昔の(立派な)民家等も、生育100年以上のきわめて良質な木材を使っているからこそ、100年以上家屋として保っていると考えます。  ただし、伝統的な建築様式の家屋で残したいのであれば、建築費用など、相応の費用を負担する覚悟が必要になります。  近年の現実として・・・  現在は、いい木材が安価には、なかなか手に入りません。職人さんも少ないです。  また、住宅金融公庫からの借り入れをする場合などは、伝統的建築工法では融資を受けられないなど、制限が生じてしまいます。  さらに、伝統的な家屋の材料は、何年も寝かせて狂いが出ないようにしなければいけないなど、歳月もかかります。  すなわち、費用と歳月の2点が、伝統的家屋の建築を少なくさせる要因になるかと考えます。  もし、ご実家の家屋の取り壊しが決定的でなく、あなたの意見が通りそうなようであれば、残存を強く意見してはいかがでしょうか。  残念ながら決定的で意見が通りそうでないようなら、アンティークブームでもあり、せめて家屋の取り壊しでなく、古い民家の柱、梁を古民具店等で引き取ってもらい、有効利用してもらうように働きかけるというのはいかがでしょうか。  私も、生まれ住んだ家が取り壊されたときは悲しい気持ちでしたが、上記の考え方で割り切りました。  もし近代的家屋に建て替えざるを得ないようであれば、高気密高断熱はやめて、昔ながらの風通しのよい家のほうがいいような気がします。壁も漆喰だと湿度調節が効きますし。埃が逃げず、カビやダニが繁殖しやすい家はいやだなと思います。

SaltWaterTaffy
質問者

お礼

大変具体的かつ経験に基づいた回答ありがとうございます。確かに昔ながらの木造ということで、白アリなどの心配もあるようです。 外国の建築はそういえば堅牢な石造りとかで、木造なんてあまりなさそうですよね。風土と材質で、建物への考え方も違ってくるものだということは、あまり考えもしませんでした。 なお、私がそこに将来的に住むという可能性はほとんどないため、強く主張できないといった背景もあります。山林ももちろんもっていませんし、費用の面でも伝統的家屋にするのはムリかと…。しかも、家屋の取り壊しはもう決定ですので、おそらく近日中には取り壊されてごくごく普通のどこにでもあるような新築の家ができあがることでしょう。 でもzinchanさんのお答えを読んで、なんとなくいろいろな意味で自分自身納得できたような気がします。柱、梁などを引き取ってもらうのは、アテもないしちょっと難しいかもしれないのですが、時計や火鉢などの古道具で譲ってもらえそうなものがいくつかあるので、せめてそれらを大切にこれから生きていこうと思います…。

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