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蛍光X線分析について

蛍光X線分析法について、波長分散型とエネルギー分散型の特徴の違いについて教えていただけませんか? 実用上の違いとか知りたいです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • usotsuki
  • ベストアンサー率46% (147/319)
回答No.1

お邪魔します。もう古い記憶ですので、現役の人から怒られるかも知れませんが、原理は、何も変わっていないと思います。 波長分散型 X線を試料に照射した時に発生する蛍光X線をLiFなどの単結晶で分光することで、ブラッグの式から得られる角度から元素分析が可能ですが、試料から検出器までの距離が長いために、空気中での散乱や吸収されるために、減圧した分光器となり、かなり大掛かりとなります。電子線を試料に照射して発生するX線を同様に単結晶で分光する方法もありますが、試料の分析エリアが小さく、蛍光X線分析ではなく、X線マイクロプローブアナライザーと呼ぶと思います。 エネルギー分散型 試料から発生する元素のX線のエネルギーが異なることから、分光器を用いることなく、検出器の出力を波高分析器(パルスハイトアナライザー)でウインドウを設定して、ベースラインを移動することで、種々の元素を同定するものだと思います。しかしながら、元素のエネルギーと波高を結びつける較正はそれなりに大変と思います。 多くの装置では、波長分散型とエネルギー分散型を併用しています。元素の定性分析と、精度は別として、検量線から定量分析も可能です。

その他の回答 (1)

  • Lacoon
  • ベストアンサー率31% (7/22)
回答No.2

X線分析とは、電子線などの衝撃によって原子の内殻電子がはじき飛ばされ、外殻の電子がその準位に落ちるときに発生するX線を検出するものです。 その検出法にエネルギー分散(EDX)と波長分散(WDX)があります。 EDXは簡便な方法ですが、分解能が若干低いためピーク分離ができない元素が結構あります。そのため装置は大がかりになりますが分解能の高いWDXを使う場合もあります。

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