蛍光分析の測定誤差について
ある本(*)で
蛍光分析の分光分析に対する長所が
以下のように述べられています。
「吸光分析では、リングボムエラーによる制限で、線形性を保つ領域が限定される。・・(中略)・・。しかし、蛍光分析は、幅広い範囲でエラーが一定である。・・・・」
前半の、リングボムエラーの部分は理解できるのですが、後半の、蛍光分析では幅広い範囲でエラーが一定というところがわかりません。
私の考えでは、以下のように、蛍光強度測定でも、リングボムエラー同様の誤差が生じてしまうと思えてならないのですが・・
F=I*φ(1-exp(cεd))
(F:蛍光強度、I:励起光強度、φ:発光効率、c:蛍光体濃度、ε:吸光係数、d:セル長)
⇒ΔC/C=-1/(εdIφ)*1/{(1-F/Iφ)log(1-F/Iφ)}
どなたか、おわかりの方がいらっしゃいましたら教えてください。
関連するWebページ・書籍などがありましたら教えてください。
お手数ですが、よろしくお願いいたします。
* Guilbault, G.G. (ed.) 1990
Practical Fluorescence 2nd, Marcel Dekker, New York, p.26