コロイド結晶のゲルによる固定化？

質問

本に出てきた文章の一部なのですが、「コロイド結晶をゲルで固定する」という意味が分かりません。

以下は自分が思っているコロイド結晶とゲルの定義です。
コロイド結晶・・・コロイド粒子が規則正しく集まって結晶化した状態。
ゲル・・・コロイド粒子が凝結して固化した状態。

ということはコロイド結晶とゲルは同じものを示すということですよね。だとしたら「コロイド結晶をゲルで固定する」という表現はどういった意味なのでしょうか。コロイド結晶とゲルは違うものなのですか？

回答No.2

38endoh

難解な文章には見えませんが…。単に，コロイド結晶をゲル中に分散させるという意味でしょう。もしくは，ブラウン運動が起こらない状態にするということでしょう。ゲルは単なる分散媒でしょうね。

oragaharu さんは勘違いされているようですが，コロイドとは，基本的には粒子の大きさしか定義しない言葉です（例えばタンパク質は一分子でもコロイドです）。コロイド結晶とは，いわゆる多結晶体よりは遙かに粒径が大きく，目で見える単結晶よりは遙かに小さい結晶のことです。直径 0.1～1 μm 程度で，可視光の回折限界に近い結晶を指す言葉だと認識しております。

> コロイド結晶・・・コロイド粒子が規則正しく集まって結晶化した状態。

コロイド粒子が集まると沈殿し（塩析もしくは凝結），もはやコロイドではなくなってしまいます。規則正しく集まったものはただの単結晶ですね。

> ゲル・・・コロイド粒子が凝結して固化した状態

これはその通りでしょう。ただ，原料がコロイドであることは，さして重要なことではないと思いますよ。ここでは，網目構造などをしていてコロイド結晶を分散固定化できることが大事なのでは？

回答No.1

Julius

ゲルと書かれていれば、通常結晶状態ではないと思われます。
前後の文章を呼んでいないので想像ですが、

生成した「コロイド結晶」を外部から添加した(コロイド結晶を形成しているもの
とは別物質の)ゲルで固定して、「コロイド結晶」の様々なスペクトルや
X線反射を調べるということではないでしょうか？