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コンプトン散乱の実験結果を載せた本
こんにちは、 コンプトン散乱の実験結果を載せた本はないでしょうか? 大昔、輻射の量子論〈上〉で見たような気がします。 もっと最新の結果を載せた本は、ないでしょうか? http://www.amazon.co.jp/gp/product/4842702826/ref=s9_simh_gw_p14_d0_i1?pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=center-5&pf_rd_r=1RPNCRY4GSPZ4AQF4DF7&pf_rd_t=101&pf_rd_p=463376756&pf_rd_i=489986
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だいぶ探しましたが求めているようなものがないような感じです。 まず、いわゆる物理学のテキストにはグラフや数値はほとんどありません。そこで実験関係の専門書を調べましたが、公式をグラフ化、数値表化したものなどで実験数値そのものを見つけることはできませんでした。見つけたものは全てハイトラーの本と同じ(例えば同シリーズのフェルミの『原子核物理学』)。 そこで視点を変え、放射線関係の文献はどうかと睨んで調べたのですが、やっぱり状況は同じ。たった1つの実験データか理論グラフか。こうなればと思ってComptonの名で調べたらありました。 http://www.amazon.co.jp/X-rays-Theory-Experiment-Arthur-Compton/dp/0442016433/ 出所は全てこれといっていいようです。しかし、詳細な数値とかは記載がないようです(読み込んでいないので見落としてる可能性もある)。 ちなみに加速器のデータブックみたいのも調べたんですが、ありませんでした。ちょっと不思議ですね。 公式がよく当てはまるのであまり再試験とかしていないのかもしれません。
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- Fuhaima
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>ラムシフトとかは、細かい精度で理論と実験値が一致している 当時の当事者ではないので(笑)、断言はできませんが、ラムシフトは原子構造の相対論的効果を入れた部分まで調べていた時期で、ディラックの電子論では差がないと示されていたが、それは本当か、さらに何か構造的な見落としがないのかと詳しく調べていった過程で見つかったものです。ここから朝永の超多時間理論が威力を発揮するわけですが。 昨年でしたか、光より速い速度を観測したという実験の話題がありました。これに対してグラショウなどが理論的にありえないという発表もします。結果的に実験装置に問題があったわけですが、こういう見直しがコンプトンについても検討しなおされているかもしれません。
お礼
お返事有難う御座います >昨年でしたか、光より速い速度を観測したという実験の話題がありました。 >これに対してグラショウなどが理論的にありえないという発表もします。 >結果的に実験装置に問題があったわけですが、こういう見直しがコンプトン >についても検討しなおされているかもしれません。 「光より速い速度を観測した」という大きな変更までいかなくても、1935年に 観測した結果なら、現在の測定器で測ったら、少しは結果に違いが出る筈です。 なぜ、最近の測定結果がないのか・不思議ですね。 ご回答有難うございました。
お礼
ご回答有難う御座います。 すいません。20日間、誰からも回答が御座いませんでしたので、放置しておりました。 >だいぶ探しましたが求めているようなものがないような感じです。 有難う御座います。 >見つけたものは全てハイトラーの本と同じ >(例えば同シリーズのフェルミの『原子核物理学』)。 念のため、図書館で借用します。この本にも、Compton散乱が載っているのですね。 >たった1つの実験データか理論グラフか。こうなればと思って >Comptonの名で調べたらありました。 >http://www.amazon.co.jp/X-rays-Theory-Experiment … 有難う御座います。しかし、1935年とは、古いですね。 >ちなみに加速器のデータブックみたいのも調べたんですが、 >ありませんでした。ちょっと不思議ですね。 いろいろと調べて頂いて、本当に有難う御座います。 >公式がよく当てはまるのであまり再試験とかしていないのかもしれません。 でも、ラムシフトとかは、細かい精度で理論と実験値が一致していると聞きますが、Compton散乱では、そのような話は聞かないですね。