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台湾表記について

 先日のバレボール「日本対チャイニーズタイペイ」となっていましたが、なぜ「台湾」ではなかったのでしょうか。

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  • phj
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回答No.5

歴史的経緯があります。 まず、第二次世界大戦のさい、中国と日本は戦争をしていましたが、その際の日本軍の相手は民主主義派の中国国民党と共産主義の中国共産党が主な勢力でした。 日本はアメリカに敗れて戦争を終結し、中国としては日本を追い出して独立することができるようになりました。中国の再建国に際してリーダーシップを争ったのが国民党と共産党でした。この二つの勢力は政権を争って内戦になり、結果として国民党が敗走して台湾に拠点を構えるようになり、国民党は台湾で「中国建国」を共産党は北京で「中国建国」宣言しました。この時点で2つの中国ができたことになります。 アメリカを始めとした西側諸国はこれ以上共産国家が増えることを望みませんでしたので、当然、民主主義である国民党を承認して台湾を正式の中国として認めようとしたのですが、そこに共産党中国がごり押しをしてきます。 結局、共産党中国の主張が通り、国連常任理事国として共産党中国が国際的に承認されたのです。 このとき共産党中国が各国に要求したのが「中国はひとつの国である、台湾にある政府を承認することは共産党中国を承認しないことと同じだ。中国はふたつの中国を認めない」という内容でした。 これにより、共産党中国を国連の常任理事国と認めた各国は、共産党中国と条約を結んで国交を開き、台湾にある国民党政府を見捨てたのです。 このとき、共産党中国は英語名称をチャイナとしたのですが、台湾を台湾とかチャイナと呼ぶことを一切認めませんでした。そのため「あくまでも中国人の国の中の台湾の地域」ということで「チャイニーズタイペイ」と呼ぶことにしたのです。 これが「チャイニーズタイペイ」の語源であり、これを「台湾」と呼ぶと中国と台湾は別の国になり、共産党中国は台湾地域も中国の一部、としていますので、そこに矛盾が生じるのです。 ですので、国際大会などでは「チャイニーズタイペイ」と呼ばれるのです。

その他の回答 (4)

  • norikhaki
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回答No.4

スポーツに政治を持ちこまないようにするための 苦肉の策です。 中華人民共和国は中華民国を認めていません。 中華民国が参加するなら大会に参加しないとか連盟を脱退するとか いつももめごとを起こしていたので 中華民国が妥協できる呼称として「チャイニーズ・タイペイ」という 呼称を用いるようになったのです

回答No.3

中華民国のオリンピック委員会の英語名称Chinese Taipeiの音訳であるから。 台湾省あるいは島としての台湾の代表ではなく中華民国支配下の台湾省、福建省、直轄市の代表であるから「台湾」とするのは不適切。

  • trajaa
  • ベストアンサー率22% (2662/11921)
回答No.2

大きい方の中華な国が、台湾という呼称も中華民国という呼称も用いてはならんと主張するから仕方がない 小さい方の中華な国としては、ホスト国も別の中華な国も受け入れられる呼称を用いるという妥協をしても 国際大会から締め出されるよりはマシと判断している

回答No.1

>なぜ「台湾」ではなかったのでしょうか。 中国共産党の要求に屈したのです。 まず台北は、「たいほく」と呼ばれる街でありますが、中国人の北京語の発音にあわせて「タイペイ」と呼ぶ圧力があり、NHK以外の多くのマスコミがまずこの圧力に屈しました。 中国共産党政府の第二の要求は、台湾が中国人(=中国共産党)の所有物の一部であるという意味で「チャイニーズ・タイペイ」と呼ぶように圧力をかけているのです。 「中国人の台北」ではなくて、「台湾人の台北」と呼ぶのが、歴史問題を重視する日本人として正しい態度と思います。

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