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日本の政治のしくみについて書かれた英訳本
高校生の甥っ子に、日本の政治について学べる英訳本をプレゼントしたいと考えています。 アメリカ人で、政治に関心があり熱心に勉強しているそうです。 良い本をご存知でしたら、是非教えて下さい☆
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ちょっと定番過ぎるかもしれませんが、 日本政治研究ということであれば『菊と刀』(The Chrysanthemum and the Sword) 以上のものは無いかもしれません。英訳というより原典がそもそも英語ですけど。 日本人からみると、ちょっと偏ってない?というツッコミもあるのですが、 やはり、アメリカ人が、日本人を研究し、日本にはアメリカに当たり前のようにある 概念が無いこと、日本にしか無い概念があること、そして異文明との違いを明らかに し、異文明である以上、違いを前提とした付き合いが必要となるという考え方 (そして60年前にはアメリカがそこに既に到達していたこと!)などはやはり、 アメリカにとって誇るべきことであるし、受け継ぐべきことであると思うのです。 ただ、現代の日本は菊でも刀でもなくなっていますから、書いてある内容が そのまま現代日本だと思ってしまうと、ちょっとヘンな誤解を生んでしまう かもしれないですけど。 日本人の書いた政治思想の本で英訳されたものということであれば、 『学問のすすめ』(An Encouragement of Learning 福沢諭吉)がおすすめです。 元の本は中学生でも読めるように書かれた、簡単な内容ですし、 日本がアメリカから学び取ったものが端的にまとめられているので アメリカを日本が理解するとこうなるんだよー、という例にはなるかと思います。 おまけで『武士道』(Bushido 新渡戸稲造)も、やはりアメリカとの対話の中で 生まれた本といえると思います。日本の精神性を説明するための理由付けをした 本なので、(ヘンな誤解さえ無ければ)ああ、こういう人達なんだなと 分かってもらえるんじゃないでしょうか。 (一歩間違うと、サムライごっこを始める危険性はありますけど。)
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